散歩道 - いつもと違う角を曲がればそれは新たな発見の始まり♪♪

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時々・・・自分の病気や障害の事でも・・・

Slow Life (スローライフ) - ゆっくりと流れる時の流れに身を任せ・・・

2006年06月21日 23時59分00秒 | 徒然なるままに
写真 山アジサイ「雅」

私は、多分高度成長期時代の末裔ではないかと思う事がある。高度成長期は、企業戦士が活躍した時代、何よりも家庭を犠牲にしてまでも、会社命のスピ-ドと効率性と生産性が求められ、また、重視された時代。私は、この時代を見て成長して来た。それが根底にあるのか、働き始めると同時にトップギアで慌しく90年代を突っ走ってきた。やはり、スピードと効率性と合理化と生産性向上に向けて・・・そして、2000年代を迎えると、更に洗練され、到達したのがシステム化の嵐。また、それに飲み込まれて、その流れに乗り生きてきたが、この病気になった時、ふと立ち止まって振り返れば、何も残らず。自分の歩んだ軌跡さえ、雑踏に消えている。自分の半生はなんだったんだろう。

この「スロー」と言う言葉、「スピード」に対して、反対語としてマイナス面として捕らえられる事が多いが、最近、スピードや効率とは違い、「スロー」と言う言葉に埋もれていた価値/性質を掘り起こし、人生をゆったりと楽しみ、生活の質を高めようというプラス面の価値で使われ始めた。

自分なりに思うことは、このスローライフ、ゆっくりと流れる時間に身を任せて、自分と言う人物を見つめ直して、歯車のごとく回っていた自分の人生を、創造性豊かな自分として生まれ変わらせ、自分の軌跡を残すべき、第二の人生を踏み出そうとするものだと思っている。ただ、スローライフ=ナチュラルライフ(田舎暮らし?)とは、若干意味合いが違うんですよね。と思っているのは自分だけかなぁ~。

糖尿病になって、実感したのが、それまでは、脇目も振らず、走り続けてきた自分。・・・趣味はなんですかと聞かれ、茫然自失、答えられず・・・冗談交じりに「仕事」ですと(本心だったかもね)。病気と言う事実はすんなり受け入れたけど、今までの生きてきた道を振り返っても、何も見出せず、今後の生き方についても目標無し・・・今までの人生はなんだったんだろうと、走馬灯のようによぎり、今まで、生きてきた自分を受け入れられなかった。なんだか落ち込んで、悩んでしまいました。なんか、今までは、本当にちっぽけなつまんない人生だったのかもしれません。

この悩みこそが、今後の自分の生き方を決める一番重要な分岐点(本当は、第二の分岐点かも)になったのかもしれません。過去は、振り返って変えようとしても変えられるものじゃないけど、過去の軌跡の良いとこ取りや反省材料に使え、将来の道標にする事の出来る優れ物・・・決して過去は遺物ではないっすね。それで、到達したのが「スローライフ - ゆっくりと流れる時の流れに身を任せ」でした。今後は、糖尿病と仲良く付き合い、時間に身を任せ、人生をゆったりと楽しみ、生きる事を楽しみたいと思うことしきり・・・やりたい事もたくさん・・・でも流れる時間が増えるわけでは無い・・・身を任せるしかないんですよね。

天気:晴れ
気温:最低温度22.4℃ / 最高温度24.2℃
ウォーキング:11025歩 / 消費カロリー:227.20 kcal
歩行距離:約7.17km
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