不完全甘柿という甘いのか渋いのか中途半端な柿。種ができると甘くなり、そうでないと渋いという柿。受粉樹として植えたが外見では甘いのか渋いのか判別できないので、もったいないと思いつつ去年までは処分していた。今年は、渋柿とみなして食べることにした。
1つは、渋抜きにした。初めての試み。約40個、ヘタを焼酎につけビニールに入れてから10日あまりで、渋が抜けた。富有柿よりも甘くて柔らかくてビックリ。
もう1つは、初めての干し柿作り。試しにと干し柿用に10個、枝を残し収穫してあったが倉庫に放置したままだった。今朝、思い出して干し柿を作ってみた。
皮を剥き、殺菌のため熱湯にくぐらせ、紐をつけ、数少ないのでハンガーに吊るし、物干しざおに干した。干してから、念のため焼酎で霧吹きし殺菌しておいた。風通しがよく陽のあたる軒下がいいらしいが、天気がいいので外に出した。天気が悪い日や夜間は、カーポートに吊るすことにした。約2週間で美味しい干し柿ができるとかで、楽しみが増えた。
禅寺丸という不完全甘柿のおかげで、渋抜きしたり干し柿作りしたりと、新たな試みが必要になったおかげで、できた時の感動が増えるし異なる味覚を味わえることになった。