自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

夏,クロアゲハの孵化(1)

2022-08-09 | クロアゲハ

7月11日(月)。スダチの葉でクロアゲハの卵を4個発見。場所は日陰の新芽と,比較的新しい葉です。毎年アゲハかクロアゲハが産卵する箇所で,今年のクロアゲハはいつかなとたのしみにしていたところでした。じつにうれしい発見です。

たのしみにしていた箇所の新芽は,太い幹からでた細い細い枝に付いています。

 

帯状の斑紋がくっきりしているので,孵化が近づいていることがわかります。

 

「それなら近くにもあるかもしれない」と思い,その場で見上げたら目に留まったのが残りに二つだったのです。一つは葉の裏。

 

同じ成虫が産付したようで,発生の進み具合が似通っています。

 

もう一つは葉の表側に。

 

一両日中には孵化するでしょう。今季初の撮影となりそう。たのしみ,たのしみ。

 


クロアゲハの卵からアオムシコバチが!

2021-10-10 | クロアゲハ

9月28日(火)。観察していたクロアゲハの卵からアオムシコバチが誕生しました。このときは所用があって外出。やむなくインターバル撮影を採用。したがって,誕生の瞬間をタイミングよく撮ることはできませんでした。経過のみの報告になります。

穴が開き始め,触覚が出ています。

 

こんな小さな穴から一匹目が誕生。

 

内部にはまだいるようです。

 

次々に生まれ,中の一匹を加えて四匹確認でできます。

 

四匹目が生まれ出たあと,さらにもう一匹が見えます。

 

この小さな卵に五匹も入っていた!

 

なんともすごい話です。

 


真夏の産卵・孵化 ~クロアゲハ~

2021-08-11 | クロアゲハ

8月2日(月),午前11時。自宅のスダチの木でカラスアゲハが産卵しているのを目撃。

 

探すと卵が4個見つかりました。

 

8月6日(金),午前11時20分。一つ目の卵が孵化開始。産付後、ちょうど4日が経過。

 

いかにも「誕生!」っていう感じです。

 

すっかり出終わりました。

 

 


'21昆虫の頭・顔 ~クロアゲハ~

2021-04-11 | クロアゲハ

昨秋飼育ケースで飼っていたクロアゲハの幼虫が,その後蛹化。それが無事に冬を越し先ごろ孵化。寒さがまだ残っているので,動きはあまりありません。頭部の写真を撮るチャンスです。

紙の上にそっとおいて撮影開始。真っ黒い毛に光が当たって鈍い黒色を放っています。白い毛が帯状に配置されています。仲間同士の識別に役立っているにちがいありません。

 

複眼には個眼がぎっしり詰まっています。

 

もう一方の眼です。

 

真正面から撮りました。複眼の輪郭曲線がなんとも見事です。

 

クロアゲハの躍動する季節を迎えました。

 


クロアゲハ,秋の産卵(3)

2020-09-09 | クロアゲハ

9月7日(月)。午前5時30分。早く起きて卵を確認。4個とも孵化済み! すでに卵殻を食べ終わった個体もあります。食べている最中の個体も。午前3時ごろにでも確かめていたら,孵化場面を撮影できたはず。惜しい,惜しい。

このことから,今どきのクロアゲハの卵期間は3日と17時間程度といってよいでしょう。

 

母からの贈り物の卵殻を懸命に口にしています。

 

どんどん食べます。

 

葉に付いた底面部分をはがして食べました。

 


クロアゲハ,秋の産卵(2)

2020-09-08 | クロアゲハ

9月5日(土)。朝。縞模様がはっきり。

 

9月6日(日)。朝。これから大変化が始まりそう。ここで卵を4個採取。

 

午後3時30分。産付後,3日と5時間が経過。頭部が見えて来ました。

 

午後11時50分。産付後,3日と13時間が経過。水分がまだ相当量あります。孵化までにはすこし時間がかかりそう。深夜なのでここで観察中断。早朝に再開することに。ところがこの判断が大失敗!

 


クロアゲハ,秋の産卵(1)

2020-09-03 | クロアゲハ

9月3日(木)。午前10時30分。我が家のスダチの枝にクロアゲハを発見。生い茂った葉の下側,つまり薄暗いところにある枝でじっとしていました。「ははーん,産卵だな」。そう思って,しばらく観察。

すると,思ったとおりの行動が始まりました。

 

暗いのでフラッシュ撮影。目の前50cmの行動です。警戒心はまったくなし。

 

葉の表側に卵が。

 

あちこちの葉に一粒ずつ産み付けられました。

 

数えていませんが,5,6個はあるでしょう。すくなくとも孵化までは見守ろうと思います。

 


今どき,クロアゲハの卵期間(3)

2020-05-29 | クロアゲハ

5月26日(火),午前8時。産付後116時間が経過。相当なところまで変化してきた模様です。

 

午後7時。産付後127時間が経過.たったの11時間が経っただけで,もう頭部が確認できるほどに。

 

一方,キンカンの葉裏に産付された卵です。変化はやや遅れ気味。

 

5月27日(水),午前8時。産付後140時間が経過。頭部の様子がくっきり! からだの毛も!

 

キンカンの葉裏の卵もまた,頭部が出来上がっています。顎がくっきり! この分だと,今日孵化するでしょう。

 


今どき,クロアゲハの卵期間(2)

2020-05-29 | クロアゲハ

5月23日(土),午前8時。産付後44時間が経過。薄っすらと斑紋が見えて来ました。

 

5月24日(日),午前8時。産付後68時間が経過。斑紋がはっきりしてきました。

 

5月25日(月),午前11時。産付後95時間が経過。あと一日も経つと,激変するでしょう。

 

キンカンの葉裏に産付されている,もう一方の卵も同じ経過をたどっています。

 


今どき,クロアゲハの卵期間(1)

2020-05-27 | クロアゲハ

5月21日(木),正午。アゲハの庭園にあるキンカンの整枝作業。そのとき,どこからかクロアゲハが飛来。見ていると,前脚の先を葉に触れ,木を回りながら産卵の最適場所を探している様子。

 

そして,日陰になったところの葉に産卵しました。さらに,木の根元から生えているナンテンの葉で産卵行動。この二カ所を目撃しました。

クロアゲハが去った後を確かめると,ちゃんと産み付けられていました。

キンカンの葉の裏。

 

ナンテンの葉の裏。

 

もちろん,孵化までを追って,何日で孵化するか見届けようと思います。それにしても,なんと幸運な目撃が続くことか。

5月22日(金),午前8時。産付後20時間が経過。頂部に薄っすらと影が見えます。