「たのしんでジャガイモを栽培したい」。この季節を迎えると,いつもそう思います。わたしの"たのしさ"は収穫量を期待するのでなく,ジャガイモの持つ特性を感じ続けたいというものです。
その特性は無性生殖と有性生殖の両方を品種によってはきっちり備えており,そのことが種子植物のたどってき来た側面を思い描くのにぴったり。毎年繰り返すことになりますが,ジャガイモに秘められた悠久の歴史をささやかながら入り口付近で味わってみようと思うのです。
種イモを買いました。2㎏です。足りなかったら,昨年収獲して食用に貯蔵しているイモを使うことにします。
3月4日(金)。数日前に、大きなイモを分割しておきました。切り口が乾いています。これを植えればOK。切り口が腐ると心配して余計なものを付ける方がありますが、それは無駄です。ジャガイモはそんなにひ弱ではありません。わたしには腐らせた経験が皆無です。植物の生きる力を信じましょう。
他のジャガイモも植えましたが、ホッカイコガネはご覧のとおりです。
土をかけました。出芽を心待ちにしています。