自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

チューリップの実生,とことん挑戦(20)

2022-03-25 | 植物

3月19日(土)。今日の風景です。

 

地中の様子が気になったものですから、そっと掘り起こしてみました。ごく小さな球根の初期のようなものができているのでしょうか。わたしの事前予想は、ほんのわずかに太りかけた兆候が確認できるだろう、その兆候の下に根が一本伸びているだろう、というもの。ごく普通に連想できる範囲です。

ところが,ところが,そんな単純なものではありませんでした。とりあえず二本掘ると,一本ではもう球根が形成されつつありました(下側)。丸みを帯びてずんぐりしています。もう一本では球根に成長する部分が白くて,長くなっています(上側)。両方とも,茎と根の境辺りにあり,根が一本あります。根の先は褐色を帯びています。

 

もう一本掘ると,細長くて先端が膨らみかけている球根がついていました。まことにスマートです。初期の芽生えのものは根がずいぶん弱々しい感じがします。茎の葉緑素がでんぷんを製造し,できたばかりのわずかなでんぷんを大急ぎで地中に貯蔵するのでしょう。これが種子の発芽戦略のようです。

 

貴重な情報なので,次回もこの続きを記事にします。