キゴシハナアブを記事アップしたのは何回目でしょうか,さっぱり思い出せません。
12月9日(月)の夕方,畑の脇にあるツワブキの花でじっとしているキゴシハナアブを見かけました。急に気温が低下したので安全なねぐらに移動する余裕がなくなったのでしょう。これはわたしには幸い。近接撮影しても逃げることはありません。
とりあえずその場所で撮影。
次にそれを花ごとスタジオに持ち込んで,動きが止まる夜間に顔写真を撮影することにしました。まず動きが止まる前の動きをご紹介し,次回止まった後の表情を取り上げます。
真正面からです。深度はとても浅くなっています。
顔の掃除作業が始まりました。
頭が90度向こう側に回転。そうしながら前脚で頭に付着したものを取り除く動きが。
今度はこちら側に90度回転。
正面を向いて,吻を最大に伸ばしてクリーニング。まことに長い吻です。
なかなか味わい深いポーズに見えます。
またこちらに90度回転。吻を伸ばしたままです。
おやおや,180度回転。吻が真上方向を向いています。
キゴシハナアブの頭部がここまで回転するとは初めて知った事実です。おもしろい! ヒラタアブのなかまではよく観察できます。考えてみれば,そうすることで顔全体に脚先が楽々と届くわけで,徹底して清潔さを保てるのでしょう。うまいしくみです。
次回は証明写真をご紹介します。