ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

119番通報

2004-11-24 22:09:51 | ひでんかの「ちょっとした事件」
昨日に引き続いて、今日も小春日和の穏やかな1日でした。
午後、ベランダで昨日に引き続き"農家のヨメ"をやっていました。(詳しくは、昨日の「雅な日々」参照)
「すみませ~ん」
下の方から声がします。
「私のこと?」
と、外を見回すと、隣のマンションの駐車場に人が立ってこちらを見ています。
「あのぅ、救急車を呼んで頂けませんか?」
「は?」
よく見ると、手で押さえた頭が血に染まっています。
「転んでしまってケガをしたのですが、出血がひどくて。
周りに誰もいないので...」
「ハイ!」
慌てて室内に入り、119番に電話をかけました。
(119番通報は、生まれて初めての経験です。)

1コールで電話が繋がりました。(さすが!119!!)
「こちら消防署です。火事ですか?救急ですか?」
「救急車をお願いします。」
「では、そちらのご住所は?」
「○○××・・・・・」
「そちらはマンションですか?」
「ここはマンションですが、今、向かいのマンションの下で、けがをした人から救急車を呼んで欲しいと頼まれたので...」
「では、△△というマンションですか?」
「いえ、それは別のマンションで.....」
(この近辺はちょっと面倒くさくて、似たような名前のマンションが集まって建っています。例えば「○○ハイツ」と「ハイツ○○」
と、いうか、市の消防なんだから、住所を言えば正確なマンション名くらい判ってほしい...)
更に
「ケガをした人は男性ですか?女性ですか?」
「年齢は?」
「ケガの状況は?」
等と質問が続き、最後に私の名前と電話番号を答えました。
「それでは、救急車が行きますので、救急車が見えたら誘導して下さい。」
と、言われました。
「誘導って、じゃあ、下に降りないといけないの?」
と一瞬思いましたが、出血もひどそうなので、とりあえずタオルを持って表に飛び出しました。

現場に駆けつけると、通りかがりの人や、そのマンションのお知り合いの住人の方もいらっしゃいました。
再度119番もされたようなので、既に通報済みであることを伝え、通話先でも確認が取れたようです。
ケガをされた方は、かなりの出血はありそうですが、意識もはっきりしていて
「犬の散歩中に石に躓いて転んだら、そこに大きな石があって頭をぶつけたこと」
「家族は仕事中で誰も家にはいないこと」
等、いろいろ話してくれました。
話しの内容もしっかりしていたので、取り急ぎの緊急事態は無いかと安心していましたら、突然
「頭が痛くなってきた...」
と仰るので、ちょっとドキっとしました。
そうこうしているうちに救急車が到着しました。
救急隊員の方とも、ちゃんと話しをしていましたが、出血がひどいので、とにかく病院に搬送するということで救急車に収容されました。
と、ここで困ったのが連れていた2匹のワンちゃんです。
ケガをした方は
「そのへんに繋いでおいて下さい。たぶん、息子に連絡すれば、すぐに迎えに来られると思いますので...」
と仰いましたが、河原の遊歩道の柵に犬だけを繋いでおくわけにもいきません。
そちらのマンションは管理人さんが常駐ではないので、ひとまずウチのマンションで預かることにして、管理人さんにお願いに行きました。
管理人さんが承諾してくれたので、救急車を見送ってから、ウチのマンションに連れて行きました。
「この犬震えてるよ」
管理人さんが言うので、よく見たら、不安そうな顔をして足が震えています。
(犬も、飼い主が突然どこかに連れて行かれてしまって、不安になったのでしょう)
それでも
「大丈夫だからおいで」と言ったら、大人しく付いてきてくれました。
(2匹とも良い子で助かりました!)
マンション裏庭のベンチに繋いで、管理人さんがお水をやったら、最初は警戒していたようですが、1匹がペロペロ舌を付けたので、
「ここで待っててね」
と言って、管理人室で電話を借りました。
救急車が出る前に、息子さんの勤め先と名前を聞いていたので、104で調べて職場へ電話しました。
勤め先は工場で、ラインの中には電話が回せないと言うので
「お母さんがケガをしたこと」
「救急車で病院に運ばれたこと」
「犬をウチのマンションで預かっていること」
と、管理人室の電話番号を伝えて貰うことにしました。
ここまでで、自宅に戻りました。
ちょうど我が家のベランダから見えるところにワンちゃん達を繋いだので、時々覗いてみましたが、2匹とも吠えたり騒いだりすることもなく、大人しく繋がれていました。
(本当に良い子達!)

夕方、ワンちゃんのお迎えが来たと管理人さんから連絡があったので行ってみたら、息子さんとケガをしたご本人が立っていました。
頭に大きなガーゼが貼られていましたが、入院することもなくお元気な様子でした。
丁寧に御礼を言われて、ワンちゃん達を連れて帰られましたが、不幸中の幸いというのか、大事にならなくて本当に良かったです。

と、私としては、なにより
管理人さんや、居合わせたお知り合いの方から
ベランダで何してたの?」
と聞かれなかったことが幸いかと.....。
(マンションのベランダで"稲の掃除"と"縄ない"って、それだけでナンカ怪しくないですか?説明するのが面倒くさいですもの)

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ひでんか職質にあう!?

2004-10-24 21:50:27 | ひでんかの「ちょっとした事件」
久し振りに何の予定も無い日曜日だったので、滞っていた"道の駅めぐり"に出掛けることにしました。
と、いうことで、本来ならば今日の日記のタイトルは「道の駅めぐり Vol.6」のはずなのですが、ちょっと事件がありまして、そちらの報告はまた後で.....。

「道の駅めぐり」自体はいつもの通りで、今日は「埼玉県制覇」が目標です。
折しも国体開催中で、交通規制等も気がかりでしたが、ルート的には問題が無さそうだということで出掛けていきました。
朝から順調に回り、妻沼を出て次のかわもとへ向かっている途中のことでした。
熊谷を過ぎた辺りから、どうも沿道の様子がヘンです。
道の角という角、お店の駐車場の出入り口、歩道橋の上、全ておまわりさん(私服警官も含めて)が立っています。
更に、市街を外れて田園地帯に出ると、メイン道路だけでなく、奥の農道や、その奥の新幹線の高架下まで、とにかく至る所が「警察官だらけ」です。
最初はいったいナニゴト???と驚きましたが、よくよく思い出してみれば、天皇陛下が国体の開会式出席のために、一昨日から熊谷入りしていると報道されていました。
もしかして、この道をお通りになる...のかしらん?」
と、思いつつ「道の駅・かわもと」に到着したら、ここもお巡りさんだらけ!
(ここは、ちょうど交差点の角で、反対側の2角もコンビニという、かなり人の出入りがある立地になっています。)
とりあえず車を停めて、息子はスタンプ押し、私は花の写真撮りに車を降りました。
「道の駅・かわもと」はあまり大きな駅ではありません。
したがって、"道の駅の花"探しもタイヘンで、花壇などはないので、とりあえず隣の畑の雑草(?)の写真を撮りました。
他に何か無いかと、国道側へ回ってみたら、生け込みのキンモクセイの中の方に、少しだけ花が残っていました。
(キンモクセイは桜と同じように一斉に花が咲いて、一斉に散ってしまいます。今回、他の駅でも木は見つけたのですが、花は既に終わっていました。)
これは大収穫です!!
自分でも枝をかき分けて潜り込んで撮りましたが(ココで既に怪しい?)上の方に綺麗な花が残っていたので、でんかを呼んできて撮ってもらうことにしました。
アレだのコレだのやっていたら
「な~に撮ってるの?」
と、後ろから声がしました。
振り向くと、そこにはお巡りさんが立っています。
(ぎぇっ?コレって職質?)
「あそこのキンモクセイの花を...」
「もう、遅いだろう。」(ちょっとナマリ有り)
「いえ、あそこに」
「えー...あ、ホントだ。あーホントにちょこっと...」
「道の駅を回っていて、それぞれの道の駅で違った花を写真に撮ることにしているので、ココは他に無くって...」
「道の駅って埼玉にいくつあんの?」
「16かな?」(byでんか)
「じゅうろくぅ~?そんなにあっか?」
「妻沼と...」
「妻沼ってどこに?」
「407の橋の手前の右側で...」
「あーわかったわかった。岡部にもあるなぁ。岡部は行ったか?」
「あ、さっき行きました。今、岡部から妻沼回って来たところで.....」
 ・・・・・
ココから、しばし、なぜだかお巡りさんと「埼玉の道の駅談義」になってしまいました。ちなみに、このお巡りさんは埼玉県警(たぶんこの近辺)の方で、お休みの日には奥さんと道の駅を回っているのだとか...。
(秩父の端の大滝村の話しをしたら「大滝は遠いでぇ。でも、今度行ってみっか」とのこと。)
ひとしきり話した後、
「もうすぐな、2時50分になったら、ココを天皇陛下が通るから」
(今は2時)
「へぇ~。でもあと50分もありますよねぇ。この後、花園も行かないといけないので、花園で見ようかな?」
「ダメだよぉ。花園は通らないから。ココで見なくっちゃ。それに人が集まっているところだと、ちゃあんと窓開けて手ぇ降ってくれるからぁ。ココがいいって」
「う~ん。どうしよう...」
「ぜったい見てけって。もう二度と見られないかもしれないから!」
「ハイ」

と、いうことで、ここで天皇陛下を見ることにしました(「見る」って失礼ですね?でもなんだろう...「お会い」じゃないし.....?)。
考えてみれば、一応ワタシは"ひでんか"なので、天皇・皇后両陛下は舅・姑サマ?

で、ココからは
天皇陛下を見ちゃいました・日記デス。

「道の駅ファン」(?)のお巡りさんから仕入れた情報では、天皇陛下の通過予定時刻は午後2時50分。
今は2時15分ですが、既に沿道はこんなカンジ。
04102401
歩道には三角コーンが置かれ、ローブが張られています。
時々警察官が、注意事項を叫びながら歩き回っています。
「危険ですから、車道には身を乗り出したりしないでください。」
(ハイハイ)
「絶対に道路は横断しないで下さい。向かいのコンビニとかには行ったりしないで下さい。」
(すぐそばが横断歩道だし、4車線の国道、普通でもあんまり横断はしないと思いますけど...)
「帽子とか飛ばされないように注意して下さい。」
(細かい!)
「お子さんは保護者の方が、ちゃんとみてください。」
(あまりの細かさに、なんだか重大事になってきたようなカンジです。近くに居た小さな子供連れのお父さん、警察官に「子供を抱いていても大丈夫ですか?」と聞いていました。)
「まだ時間がありますので、そんなに緊張しなくても大丈夫ですから...」
(○×△?????)
時折白バイやパトカーが一般車に混じって目の前を通り過ぎていきました。

そして2時40分。
1台のパトカーがやってきました。
「この車は、通過10分前をお知らせする車です。このあと3分前、2分前、1分前と同じような車が来ますので、もう暫くお待ち下さい。」
ひぇえ~~~。
コレって埼玉県警のサービスなのでしょうか?それとも、天皇陛下が通る時って、どこでも同じ?
そうこうしているうちに
04102402


こんなナンバーをつけた車が通過して.....

04102403

いよいよか.....!?

04102404

菊の御紋が.....!!





きゃあああ美智子様!しかもホンモノ!!!
04102405
(奥にちゃんと天皇陛下もいらっしゃるんですけど...)
04102406
周りからも
「美智子さま~」の声が上がり
思わず自分でも「美智子さまぁ~~~」
(やっぱり、国民が見たいのは天皇陛下よりは.....無礼者!)

この間、約2秒

菊の御紋の車が過ぎてからも、さらに車列は続きます。

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白バイでしょ...


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宮内庁のエライ人?

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たぶん、お付きの人(侍従とか女官長とか...?)

04102410
ムムム、この旗は、もしかしてコバトンでは?
と、いうことは...
04102411

県知事さんですか?
(替わられてから、初めて""知事さんにお目に掛かりました。)

04102412
この後も車列は続くのですが、驚いたのはその中に、
でんか曰く「報道関係者」のバスらしいとのことですが、そのバスが、なんと我が家の地元の見慣れたバス会社ではありませんか!
(熊谷まではずいぶんと遠いのに...。いかに県内のバスが不足しているということか、はたまた、この会社は実は県内ではそれなりの名前の通った会社なのか...?答えは不明です。)
04102413
そして最後に"C"マークのパトカーがやってきて、
婦警さんと呼ぶにはあまりにも貫禄のあるウグイス嬢(?...たぶんエライ人)が
「これでオシマイです。交通規制の御協力ありがとうございました。」
とマイクでお話ししながら過ぎていきました。

待つこと約1時間。
(警備のおまわりさんはウン時間?)
見物(?)を勧めてくれたおまわりさんに「早くからタイヘンですね」と言ったら
「そうよ、もうタイヘン!」
沿道で待っているときに、近くにいた人が側に立っていたおまわりさんに
「どちらから?」と聞いていました。
「所沢です」
「いつから?」
「一昨日から」
「それはそれは、ご苦労様です。」
(このお巡りさん、鼻の頭が日焼けで真っ赤でした。)
この交差点だけで、数十人は居て、この前後も全て同じような状態なのですから、
もしかしたら、この一角に埼玉県中の警察官が全て集まっているのではないかと思ってしまいました。
(確かに、こんな数の警察官が集まっているのは始めてみました。)

04102415
車列が去った後、見物人も潮が引くように去っていき、
お巡りさん達もそれぞれ移動用のバスに集まってきました。
皆さん、本当にお疲れ様でした。
だけど、本当に、この間に県内で大事件が起きていないことを望むばかりです。


最後に、主役の天皇・皇后両陛下に会った(?じゃないでしょ。見た?)感想は...
あっという間で、良く分かりませんでした!!
(帰ってきてから、デジカメの動画撮影で撮った映像を、1コマずつにして、再確認した次第。)
やれやれ.....

PS.肝腎の「道の駅めぐり」は明日アップします。

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一日一善

2004-08-22 23:14:40 | ひでんかの「ちょっとした事件」
一日一善。
昔は、結構聞いたような気がするのですが、最近は死語になってしまったのでしょうか?

「道の駅めぐりVol.3」を書くつもりだったのですが、その道中で”善いコト”(と、自分では思っているのですが...)をしたので、そのことを書きます。(本編は明日...の予定)

今日の「道の駅巡り」
ルートの最後が今年からスタンプラリーに参加した「道の駅・あしがくぼ果樹公園村」でした。
ココのスタンプ開設時間は午後7時までで、もともと間に合わなければ次回に回そうと思っていました。
それでも一応、間に合うように努力をし、結果は到着したのが午後7時10分くらいでした。
「10分くらいだったら、まだ片づけとかしていて、運が良ければ間に合うかな?」なんて甘い考えを持ちながら、到着したら既に案内所は真っ暗。
仕方なく、トイレに寄って帰ることにしたのですが、トイレに入ってドアを閉めたら、ドアのフックにウエストポーチが掛かっているのに気が付きました。

まず最初に「忘れ物だ」と思いました。(ココまでは誰でも思うでしょ)
次に考えたのが
「このまま行くか。それとも手に取るか。」
でしたが、ここも一応手にとって、中を確認することにしました。

バックを開けて最初に目に入ったのがお財布
次に保険証
そして携帯電話でした。

ココでもう一度、このまま立ち去るかどうか考えたのですが、保険証を見たら家族の名前があります。
持ち主はご同業者=主婦のようです。
更に、保険証の名前を見たら、名字が私の旧姓と同じでした。
(この近辺ではあまり無い名字だと思います。)
なんて偶然!!!
これは、このままにはしておけないと思いました。

ただ、道の駅ももう閉まっているし、最寄りの交番もどこにあるか判りません。
すぐ近くに芦ヶ久保の駅はありますが、同じ駅でも道の駅の忘れ物を鉄道の駅に預けるのもなんだか...と思い、携帯を開いてアドレス帳を確認したら、自宅その他の登録がありました。
まず自宅に掛けたら留守のようです。
(そりゃそうでしょ、家族で出掛けたなら、まだ着かないはず。ちなみに、ご住所は県南部、ココからだと我が家までの距離の倍近くあると思われます。)
次に保険証で確認したご主人の携帯へ掛けてみました。
「○○さんでいらっしゃいますか?」
「ハイ」
「私、今、「道の駅・あしがくぼ」のトイレで、奥様の物と思われるバックを拾ったのですが...」
「あ、今、女房が一緒にいますので、聞いてみます。」
<電話の向こうのやりとり>
「あしがくぼへ寄った?」
「うん」
「バック持ってる?」
「え?バック?あ、無い!!」
<奥さんに電話を替わり>
「スミマセン。それ私のバックです。」
「そうですか?中を見たら、大切な物がいろいろ入っていたので、道の駅は閉まっているし交番も近くになかったのでとりあえず、今、持ってきたのですが...」
「あ、スミマセン。え~と、でも、かなりコッチの方へ来てしまっているのですが...」
「今は、どちらですか?」
「ええぇっと、ココはどこ?あ、○○です。
(きゃあぁぁぁ~、なんという偶然!!そこは我が家のある市です。)
「あ、○○でしたら、今、これから○○へ帰るところなので、そこで待っていて頂けますか?」
「○○の方なんですか?」
「ハイ、そうです。で、そこは○○のどこでしょうか?」
「えっとココは...」
(「その携帯、電池切れるから」というご主人の声。)
「あ、でしたら、○○のどこか、具体的な場所が判ったら、この携帯(でんかの携帯)へお電話頂けますか?」
「ハイ」
ほどなくして、電話があったのですが、ちょうど山間の道を走行中だったので電波状態が悪く、15分ほどしてかけ直して貰うことにしました。
その間も、とにかく帰路を急ぎます。
「○○のどこかなぁ?」
「自宅が◇◇みたいだから、ルートとしてはR16に出るか、R463かも...」
「××(道順で手前の市)寄りだといいけれど、△△(向こう隣の市)寄りだとちょっとねぇ...」
「そうしたら少しコッチへ戻ってきて貰おうか...」
車中、家族で場所を推定し、受け渡し場所(何かの取引みたい?)の話題で盛り上がりました。
そうこうしているうちに、再度電話が鳴りました。
「今、電話は話しできますか?」
「ハイ」
「では、こちらがいる場所ですが、R299の●●という場所のスリーエフというコンビニです。近くにマックがあります。」
「あ、ソコだったら判ります!あと2,30分で行けると思いますのでお待ち下さい。ちなみにお車は何ですか?」
「シルバーのパルサーです。」
「こちらは黒のワゴちゃん(とは、言いませんョ。ちゃんとワゴンRと言いました。)です。」
大×3ビンゴです!!
そのコンビニだったら、正に帰り道のルートの真上にあります。
これで、余分な寄り道も不要になりました。

話したとおり30分弱で約束のコンビニに到着しました。
駐車場の端に、言われたと売りの車と、その横に立っている親子連れが見えました。
「こちらのバックですか?」
「ハイ、そうです。」
「ご住所とか調べるのに、中を見させて頂きましたが...」
「それは、もう...。本当にコレが無かったら、我が家はどうなっていたことか...その上、わざわざ届けて頂いて」
「本当に偶然で。ちょうど、ウチはこの先なので...」
「本当に善い方に拾って頂けて...」
「いえいえ、実は菜かを見させて頂いたときに、保険証のお名前が私の旧姓と同じで、珍しかったので」
「え~、そんなご縁があったとは...」
「とにかく、ヨカッタです。それでは...」
ここでサッサと帰ろうとしたら、
「お名前と御連絡先を」
と仰るので
「いえいえ、そんな、運良く帰りがけでしたし」
と車に乗り込みましたが
「ここでは、お礼もできませんし」
「いいですよ。本当についででしたし」
「いえいえ、それでは困ります!!」
このまま押し問答になってしまいそうだったので、名前と住所を出されたメモに書きました。
そのままワゴちゃんは走りだしましたが、親子3人でずっと見送ってくれました。

お子さんはウチの息子より小さかったですが、たぶん、私達家族と同じ年代のご一家とお見受けしました。
実は、最初にバックの中を見たときに、もし現金や貴重品が既に無いような状態だったら、そのままにしておこうと思いました。
器の小さい人間で困ったことですが、その状態で届けて、あらぬ疑いを掛けられたら面倒だと思ったのです。
でも、大切な物がそのまま入っていたのと、何かこのままにしておいてはいけないような気がしました。
(まだ記憶に新しい、パスポートのために成田まで来てくれた、パパ・ライダーさんのことがチラっとアタマをかすめました。)
でんかにしても同じコトを考えたようで
「よかったねぇ、普通の人で。もし、わざわざ届けたのに、ヘンなイチャモン付けられたら困ったでしょ」
と言いました。
「本当にヨカッタねえ、いい偶然がいっぱい重なって。それに、あんなに嬉しそうな顔していたし...。やっぱり、誰かに喜んでもらえるって、いいねぇ、心が温かくなって...」
すると、息子が
「それはいいんですけど、ものすごくお腹が空いているんだけど...」
そういえば、「忘れ物を届けること」に集中していたので、お腹が空いているのを忘れていました。
「確かに、お腹は空いてるけど、いいじゃない、誰かに喜んでもらえたんだから...」
「そりゃあ、良いことをして胸はいっぱいになるけれど、お腹はいっぱいにはならないからね
byでんか。
むむむむむ。
なんて即物的!全く、心が豊かじゃないんだから.....。
けだし、名言です。

「さ、早く帰ってゴハン食べましょ!」
我が家は、そんなモノです。

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伊勢エビ流血事件!?

2004-08-11 21:16:01 | ひでんかの「ちょっとした事件」
なんと!!伊勢エビを頂いてしまいました!!!
(出所を追求してはいけないそうです)
「エビで鯛を釣る」という言葉がありますが、さしづめ「サーモンで伊勢エビを釣る」というところでしょうか...。

で、この伊勢エビを巡り、流血騒動に発展するとは、よもや、伊勢エビをくださったIさんも考えも及ばぬことだったでしょう。

伊勢エビ様がやってきたのは、ちょうど夕食の準備中でした。
伊勢エビ様はステンレスのボールに入って、いらっしゃいました。
「これ、生?」
「ううん、茹だってる」
そのまま素手で掴んで、まな板の上へ。

本日の我が家の夕食メニュー、ガーリックバターライスにおかずはハンバーグで言うなれば”洋食メニュー”。
となれば、伊勢エビ様は、半分に割って”マヨネーズ焼き”にしようと決めました。
そこで、まな板の上でまっぷたつにしようと包丁を当て、力を入れたら、刃先が滑って
グサっと左手の人差し指に!!
人差し指の骨にコンと包丁の刃先が当たった感覚があったので、
「あ、切った!」
と一言叫びました。
人間、慣れというのは恐ろしいもので、我が家では、私のこのひとことで、
まず、息子が絆創膏のテープ部分をH型に切り抜きます。
(”H膏”といって、小学校の保健の先生直伝の、直線の切り傷を止めるのに最適な形の絆創膏です。幼少の頃から、母が「指を切った!」と叫ぶと、息子はこの絆創膏を作るように仕込んできました。)
今回も、息子は普段通りの行動を取ろうとすぐにハサミを手に取りましたが、どうも今回はいつもと勝手が違いそうです。
なにしろ
押さえても押さえても傷口から血が沸いてきます!!
「なんか、今回はH絆創膏じゃダメかも...」
「じゃ、どうするの?」
「とりあえず、そのままテープの部分だけ頂戴。」
息子がカット絆のテープ部分だけを切ってくれました。
「いい、一気に血を止めている間にササっと貼ってよ!」
暫くきつく押さえた手を外して、絆創膏を貼って貰いましたがみるみる血が滲んできます。(と、いうか、”涌いてきます”)
「止まんないねぇ.....」
「上からテープでキッチリ押さえてみる?」
「ハイハイ」
と、いうことで、絆創膏を貼った上から、紙テープをきつく巻き付けました。
「止まった?」
「止まったみたいだけど、指先がみるみる”ゾンビ色”。このままだと、指先取れちゃうかも...」
「それ、マズイでしょ?」
「う~ん、でも、いいかな、指先だし...」
「ダメ!!じゃ、救急車呼ぶ?」
「え~、やだ、だって「伊勢エビ解体していて指、切りました。」なんて恥ずかしくて言えないでしょ?」
「言わなきゃいいじゃん!」
「だって救急車呼んだら、理由聞かれるでしょ?」
「「伊勢エビに咬まれた!」って言えば?」
「傷痕が違う!」
   ・・・・・・・
このやりとりの間も、押さえていないと血が沸いてきます。
救急車を呼べ、病院へ行けと叫ぶ息子になんとしても譲れず(だって、今、病院に行ったら、伊勢エビ食べられないでしょ!!)
何度目かのテーピングの末、なんとか血が止まり、かつ指先もゾンビ色ではなくなったので、
引き続き伊勢エビの解体に取りかかりました。
(この執念、他に使ったらどうなのか.....?)

結局、伊勢エビは念願通りのマヨネーズ焼きにして、他のメニューもしっかり作り、
食後の後片づけもちゃんとこなしました。

今現在もテープを押すと血が滲んできますが、痛みも引いて、なんとか落ち着いています。
(しかし、今晩どうなる??)
人間、食への執念は恐ろしいものがあると、我がコトながら、つくづく思いました。
それにしても
伊勢エビ様は美味でした!!

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JALからのメール

2004-08-06 15:33:51 | ひでんかの「ちょっとした事件」
(ちょっと前の話しですが...)
成田での出来事。
パパ・ライダーさんに感動したのはモチロンですが、JALのお姉さんの応対(走りっぷり?)にも感動したので、思わずJALに御礼のメールを出してしまいました。
そうしたら、ちゃんと「CS推進部サービス推進センター」の課長さんからお返事を頂きました。
成田の翌日に書いたので、こちらもまだ感動の余韻が残っていたので
「さすがJAL。やっぱりJAL。次もJAL。」
と、JALのCMみたいなメール内容であったのは事実なのですが、
「早速、メール内容を当該担当者に伝えますとともに、社内関係部にても拝読させて頂くことといたしました。本人もこのお褒めを励みとして、また周囲はこれを手本として一層業務に邁進することと存じます。」
なんて、書かれていたので、ちょっと気恥ずかしいような.....。
でも、もし、このメールがホントに励みになって、
あのキレイなお姉さんや他のお姉さん達も、また誰かのために空港ロビーを駆け抜けて、
私たちと同じように、せっかくの旅が悲しいものにならないようにガンバってくれたら嬉しいナ。

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