母上さまの救急搬送先の病院で。
入館の受付をしたところで聞かれました。
「患者様とは同居ですか?」
「いいえ」
「一週間以内に患者様と会いましたか?」
「はい」
(厳密に言うと、一週間以内に会ったのは「でんかだけ」ですが...)
「では、こちらでお待ちください」
と、通されたのは、
「発熱外来用」(?!)の待合室。
(先に着いた弟君もいらっしゃいました)
「最初にコロナが陽性かどうか調べるんだって」
(なるほど)
そうとなれば、お声がかかるまでひたすら待つしかありません。
と、後の席に居た(私たちより?)高齢の女性のところにお医者さんが来て
「〇〇さん、コロナ陽性でした」
と、話しているのが聞こえました。
(患者さんはこちらの女性のご主人かと)
そして、前の席には、おでこに熱さまシートを貼った若い女性とお母さん(?)
この状況を客観的に見るならば、私達は
「コロナ患者の濃厚接触者」と「コロナかもしれない発熱患者」
に挟まれている!?!
床を見ると、赤と黄色のラインが引かれていて、私たちが居る待合室は一応「黄色ゾーン」です。
と、弟君が
「トイレに行きたくなっちゃったけど、どっちに行けばいいのかなぁ...」
と。
今居る「黄色ソーン」にはトイレは無く、手前の一般待合室か奥の「赤ソーン」しかありません。
「ちょっと聞いてくるね」
と、受付に行った弟君、帰ってくると
「奥を使えって」
(そうなんですか...)
用を足して戻ってくると
「なんか、気になっちゃって、扉の取っ手とか鍵とか触るの考えちゃうよねぇ...」
(仰ることはごもっとも!!)
「そもそも、お母さんが陰性だったら、ここで待っている方が感染リスクが上がるので、一般待合室で待ってた方が良くない?」
(確かに!!)
とはいえ、勝手に移動するわけにもいかず、いつのまにか、後の女性の姿は消えて、前の女性も診察室に呼ばれた後
「帰っていいって」
と、その場を離れました。
我が家も、結果的には母上さまのコロナは陰性で、症状も改善したので帰ることができましたが、病院の「ゾーン分け」については・・・・・。
治療スペース、入院スペースは、しっかり管理されているのでしょうけれど、待合室は混沌としているカンジで、感染拡大の一因はここでは無いですか?
と思ってしまいました。