最高の技術と最低生活と

除染とは何か


鎮座する線量計


０．２５３マイクロシーベルト/h・・・・・直ちに健康には？


取り戻した日本・・・それは？


〈アウターゾーン〉
大型連休で浮かれている間に、日本は大変な方向に進んでいる。
なしくずしに既成事実を積み上げるＡＢＥ５８。
この度の歴訪では、ＵＡＥとトルコに原発を輸出する約束をして来てしまった。
これは大変な決断だ。
３年後の再検討も、ベストミックスもクソもない。
原発の徹底推進を表明したも同じだ。
まずは国民の信を問うべきではなかったのか。
会見では「世界最高の技術の原発」を輸出すると言った。
冗談ではない。
使用済み燃料の処理さえも出来ず、何が世界最高だ。
事件で漏れた汚染水はどうなったのか。
圧力容器の下はどうなっているのか。
チャイナシンドローム状態ではないのか。
除染と称する校庭や公園の土の掘り起こし。
除染ではなく単なる移染だ。
そして、広大な阿武隈山系は手が着けられない。
長い年月の間に土に染み込み、地下水となり、川から海に流れて行くのを待つしかないのだ。
「世界遺産」どころか「負の世界遺産」を抱えてしまったのだ。
そのことを、福島の人、いや「国民の皆さん」に説明すべきではないのか。

福島にはまだまだ大勢の原発避難民がいる。
家があっても帰れない。
最高の技術の国で、最低の生活を強いられているのだ。

写真は福島の友人が最近送ってくれたものだ。
この公園では、子どもはほとんど遊んでいない。
線量計だけが不気味に鎮座している。
ＡＢＥ５８は、孫（がいるかは知らないが）と一緒にここに遊びに来てみよ。
いや、毎日遊ばせよ。
そして、国会審議もここでやれ。
葉桜の下にブルーシートでも敷いて。
そうすれば説得力がある。

３年後のベストミッククス。
それは、震災前の稼働状態に戻すだけのことだ。
それが「取り戻した日本」なのだ。
カタカナに惑わされてはいけない。

以上、事実と異なる面もあろうが、英さん。の勝手な思い込みである。

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