元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

下らない近年クリスマス風習

2006年12月26日 | 店主の人生哲学
クリスマスは予定もなく、ケーキもチキンも
食べていなく、シャンパンも飲んでいない僕にはただ
の平日でしかなかったです。

ただ「メリーアックスマス」というギターオムニバス
の名盤を一日中聴いていました。スティーヴ・ヴァイ
監修で、ジョー・サトリアーニ、エリック・ジョインソン
ジェフ・ベック、ジョー・ペリー、スティーヴ・モーズ、
ブライアン・セェツァー、リッチー・サンボラ、布袋など
有名ロックギターリストが終結したアルバムです。
これぐらいしか、クリスマス気分は味わっていません。

ラジオでは「今日のテーマは、妻から夫へ、夫から妻への
プレゼントは何?値段は?」と金の話ばっかりです。
よそのプレゼント代なんて知って「んーまー、人はウン
十万もするもの貰ってるのね」と腹を立てるのがオチです。

愛情の深さと、プレゼントの金額を重ねる事自体おかしい
です。僕は物で言うと、男→女の最高のプレゼントは花束、
女→男は手編みのマフラーと思っていますが、今時は
ブランド品のやりとりの方が多いようです。

お互いに頑張って稼いだお金を、恋人に尽くしすのは
いいでしょうが、プレゼントの本質を考えてほしいです。

オー・ヘンリーの作品に「賢者の贈りもの」という名作が
ありますので、まんま引用してみます。



若く貧しい夫婦ジムとデラには、自慢に思うものが2つあります。
それは、ジムが父親からもらった金時計、そしてデラの長く美しい髪でした。
クリスマス・イブだというのに、デラは泣いています。
ジムにすばらしいプレゼントをしようと思って、何か月も倹約を重ね
て貯金してきたはずなのに、わずかのお金しか貯まっていません。

とうとう決心して、デラは自分の長い髪をかつらの毛にしてお金を得、
金時計につけるプラチナの鎖を、ジムへのプレゼントとして買ったのでした。

夫ジムのデラへのプレゼントは、長く美しい髪によく似合う
高価なクシだったのです。

ジムは金時計をお金に替えて、クシを買ったのでした。今はもう、
鎖につけるジムの金時計はありません。

クシをさすデラの長い髪もありません。

しかし、物やお金では買えない愛と思いやりの心を持った
二人の思いは深まり、最も幸福なクリスマス・イブになりました。




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