地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

カミーノにあしあと 10

2010年09月16日 | Weblog
【10日目】7/5(月) Navarette → Azofra
7:00スタート。
風が強く、涼しく歩ける。

La Riojaなのでブドウ畑が続き、景色がいい。
毎日スィナと2人で景色の良さを楽しみ、感謝しあって歩いている。


Ventosaを経由し、San Anton峠を越えてNájeraの町へ。
ここまで約17km。

お土産物屋さんでポストカードと切手を買う。
切手は10枚ぐらい買っておきたかったのに、「ごめん、5枚しかないわ」と言われたので仕方なく5枚だけ購入。

Nájeraはたいして良い町でもなさそうに見えたけど、川を渡ったら景色が一変して美しくなった。

ちょっとアリゾナのセドナを思わせるような風景。




この川を境に町の風景が変わる。





Nájeraを出るとしばらく緑が美しいカミーノが続く。



Nájeraから約6kmで本日の目的地、Azofraに14:50頃到着。
人口300人ほどの小さな村。

こんな小さな村なのに、公営のアルベルゲがえらく奇麗で設備が整っていた。






写真はピンボケしてしまったけど、2名1室で快適。
たまに2段ベッドから解放されると嬉しい




ここもキッチンやダイニング、パソコンあり。




中庭も快適。





テラスで飲み物を飲んでいると、例のハンガリー人のアンドレアがまた誰か巡礼者を相手に、ポイントの良く分からない話を延々としていた
スィナはスィナで相変わらず誰か捕まえてしゃべりまくっている



夕方、近くのバルで9ユーロの巡礼者メニュー。
スィナがいつも外で食べたがるので、無理やり通りに面したテーブルにディナーを運んでもらう。
トラクターとか良く通ってテラスでの食事には適さない環境だったけど。。。


Primeroにパスタ、Segundoにイカフリッターを頼んだら、Primeroを食べ終わらないうちにSegundoも出されてしまった。




しかし揚げ物とかばっかり…
かろうじてスィナはPrimeroにミックスサラダを注文して野菜を摂取。





途中でスペイン人のエマとスウェーデン人のマリアもやってきて参加。
彼女らは同世代なので嬉しい。
エマは「英語はあまりできない」と言いつつ、私のスペイン語なんかよりよっぽど上手に英語を話すし、マリアはスペイン語ペラペラ。


食後、アルベルゲの中庭で4人でしゃべっていると、なぜか母親世代のスィナがリードしてガールズトーク炸裂。
なんでやねん…




エマは最近彼氏と別れたばかりなので、しばらくは誰とも付き合いたくないそうだ。
マリアはフリーなので、いい人がいればいつでも。

するとエマが突然私に「あなたにピッタリの人がいるのよ」と言いだした。
は?初対面ですけど私たち

カミーノで出会ったスペイン人の男の子がとても性格が良かったのでお勧めとか。
ルックスも良いというので、デジカメで写真を見せてもらったところ、私もスィナもマリアも「…。」

「ま、写真じゃよく分からないしね」とフォローしてみたり。


そこでスィナが「まずは彼に金髪が好きか、黒髪が好きか確認しましょうよ!」と。
そうだね、それ大事だね。

エマが「じゃあ彼に見せるからあんたたち2人の写真撮るわ」とカメラを構える。

するとマリアが私の眉をすっとなでて、「あなたはいいわよね、ノーメイクでもちゃんと眉毛見えるから。私なんか何にも見えないのよ」と。

確かに。
マリアは髪も眉毛もまつ毛もド金髪。
ちょっと離れると眉毛とまつ毛はもはや見えない。


アルベルゲの前では近所の子供がブロックに色を塗ってSantiagoだったかCaminoだったか文字を書いたものを1個0.5ユーロで売っていてとてもかわいかった。




中庭にいた巡礼者男性たちに買ってもらおうとアピールしたけど断られてしょんぼり帰ってきたので、我ら女子で英語のセールストークを彼女らに仕込んでもう一度行かせた。
しつこくねばって、どうやら今度は成功したようだ。

他の巡礼者には買わせておいて、私たちは「ああ、このブロックは重すぎるわ!」とか言って買わなかったけど
でもスィナだけは1個買ってあげていた。
さすが年長さん。

私たちは買わなかったけど、「ブロックに “Buen Camino”とか書いた方がいいよ」とアドバイスはしておいた。
今後たくさん売れますように





本日の歩行距離:約23km
本日の歩数:38,104歩