古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

最終レポートを提出しました

2018年08月07日 | 学芸員
 学芸員資格の取得を目指し、4月から通信制大学の科目等履修生として「生涯学習論」「博物館概論」「博物館経営論」「博物館資料論」「博物館展示論」「博物館情報・メディア論」「博物館資料保存論」「博物館教育論」の8科目16単位を履修しています。すでに5月に第1回課題レポート、6月に第2回課題レポートの提出を終え、博物館経営論についてはWebで最終試験を受けていましたが、他の科目についてもこのたび最終レポート、すなわち科目修得レポートの提出を終えました。これで8科目について実質的に履修が終わったことになります。

 このブログで文章を書くことに慣れていたこともあり、レポートの執筆は全くに苦に感じることはなく、内容についても各地の博物館を見学した経験をもとに説得力あるものが書けたと思います。それよりも何よりも、4月から約4ケ月間の勉強が全く苦にならず、むしろ楽しく取り組むことができました。50年以上生きてきて、学校でも仕事でも自分なりによく勉強してきたと思うのですが、勉強が楽しいと感じたのは初めてかもしれません。まさに生涯学習の醍醐味を味わうことができたのかも。結果は8月末に発表されるので、どんな結果になってもこの場で報告したいと思います。

 もしも8科目とも合格していれば、次は10月から「博物館実習」を履修することになります。ただ、実習を受け入れてくれる博物館はどこも年明けから3月に募集をして、実際に実習を行うのは来年の8月というところばかりです。10月から3月の間に実習を受けることができる博物館を探しているのですがいまだ見つけることができません。このままでは半年間を棒に振って来年4月からの履修ということになりそうです。10月から3月の期間に実習生を受け入れてくれる歴史博物館をご存知の方がいれば是非ともご紹介ください。よろしくお願いします。

 ということで、これから時間の余裕を取り戻せそうなので、また精力的に記事を書いていこうと思います。お楽しみに。 
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開講から一か月

2018年05月08日 | 学芸員
 学芸員の資格取得のために履修登録した各科目の講座がスタートして約一カ月が経ちました。4月から9月(実質的に8月上旬)までに8科目16単位の取得を目論んでいるのですが、うち7科目がテキスト受講(テキストをもとに自学自習)で残り1科目がスクーリング受講(授業を受ける)となっています。そして、そのスクーリング受講が本日より始まりました。スクーリングといってもネットを通じたライブ配信授業を自宅で受けるというものなので、学校へ行く必要はありません。人生初めてのインターネット授業なので、少しばかりの緊張がありましたが、自宅で一人でパソコンに向かうのは慣れているので、緊張はしたものの集中ができ、ネットで授業を受けるのもなかなかええやん、と思った次第です。週に2回、全部で15回の授業を受けた後に試験があります。これもネット配信で行われるので、どういう試験になるのか想像がつきません。だから余計に毎回の授業を集中して聴くことになりそうです。



 テキスト受講の7科目については、まもなく第一回目のレポート提出期間がやってきます。着々と準備は進めているものの、こんなレポートでいいのだろうかと不安になって何度も何度も見直して推敲に推敲を重ねています。そしてさらにひと月後には第二回目のレポートです。さらにそのひと月後には試験と同様の扱いになる科目修得レポートの提出です。そう、レポートの嵐です。7科目×3=21のレポートを書くのです。文章を書くのは仕事で慣れているのでなんとでも体裁を繕うことはできるのですが、当然ですがそれ以上に内容が重要です。内容を充実させるためには否が応でもテキストを読まなければなりません。さらには学芸員視点でいろんな博物館を見学することも必要です。いやあ、思っていた以上に大変だ。でも、思っていた以上に楽しい。
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学習を開始しました

2018年04月08日 | 学芸員
 某大学の科目等履修生としての学生生活が始まりました。2月下旬に合格通知を受け取り、すぐに入学金を納付。3月上旬に履修登録が始まったので、すぐに必要な科目の登録を済ませ、すべて承認される前提で指定されている教科書を購入。履修登録にあたって公開されるシラバスには科目選択のための情報として、各科目の学習内容や教科書等の教材、課題提出期日や試験日、評価方法とともに、提出が必要となるレポートの課題や課題作成にあたっての注意事項などが記載されていました。私が学生の頃にはシラバスのようなものはなかったのですが、これはありがたい情報ですね。3月下旬に履修登録承認の通知を受け取ったときには、このシラバスをもとにすでに学習をスタートさせていました。

 4月から9月の半年間で8科目の履修となるのですが、科目修得試験がある科目の試験日は7月末、科目修得レポート提出の科目はその締切が8月上旬なので、実質的には4ケ月ほどしかないのです。しかも5月中に第1回レポートの提出、6月中に第2回レポートの提出があります。これはフライングするしかないですよね。そんなことで、シラバスのおかげでひとまず余裕を持ったスタートを切ることができました。教科書を読み進めるとともに、すでに7科目について課題に着手。いくつかのレポートを書き終えています。

 毎日仕事が終わればすぐに帰宅。単身赴任なので自分で晩ご飯を作るのですが、なるべく時間をかけたくないので弁当を買って帰ることが多くなりました。今のところ気合が入っているので毎日数時間、教科書に目を通しつつ課題に向き合っています。朝も目が覚めて出勤までの時間を有効に使います。休日には博物館に出かけます。おかげでテレビを見る時間が格段に減りました。
 8科目のうち7科目はテキスト履修といって一度も講義を受けることなく、テキストで自習して課題を提出、最後は試験またはレポートで合否判定ということになるのですが、残り1科目はスクーリング履修、すなわちインターネットでの講義になります。これは出欠を取られるので指定の時間にPCに向かう必要があります。それが5月から始まり、1週間に2回の受講となるので時間的に少し困難になってきます。この時期、全国への出張も入っており、PCを持って出かけてホテルで受講するということが続きそうです。

 とにかくこの半年で8科目を終わらせて、最後の科目である実習に進みたいと思います。

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学芸員資格の取得をめざして

2018年03月31日 | 学芸員
長らくブログの更新が進んでおりません。旅行や実地踏査ツアーのレポートを綴っておりますが、肝心の古代史の記事更新が滞っております。理由は次の2つです。

①神功皇后を考えるところまで進んできたのですが、このあたりから考えるべき要素が急激に増えてきて、なかなか自分なりの仮説が固まるところまで考えが及んでおりません。
②この4月から通信制の大学で学芸員の資格を取得しようと準備を進めており、なかなか古代史を考える時間を確保することができておりません。

実は、神功皇后を突破して次の応神天皇までの論証を終えることができれば、崇神天皇から応神天皇までを「古代日本国成立の物語(第二部)」として書籍化しようと目論んでいるのですが、なかなか思ったとおりに進まず、忸怩たる思いでおります。そうこうするうちに昨年末に書籍化した「古代日本国成立の物語」を電子出版しようと並行で進めているところです。

学芸員の資格取得を思い立ったのは、昨年11月におなじみの古代史仲間である岡田さん、佐々木さんと行った北九州への実地踏査ツアーのときでした。菜畑遺跡の末盧館、板付遺跡の弥生館、いずれも小さな博物館なのですが学芸員の方(いずれも女性でした)がおられて、私たちのためにわざわざ出てきて説明をしてくれたのです。おふたりとも専門知識をひけらかすことなく、私たちの質問にも丁寧に答えていただき、 その誠実な対応をうれしく思いました。このとき、学芸員という職業があることを初めて認識したのです。

それに先立つ昨年3月、同じく3人で丹後・出雲のツアーに行ったときのことですが、加茂岩倉遺跡や荒神谷遺跡でボランティアガイドの方に案内をしてもらいました。おふたりとも古代史や考古学の専門知識のないいわゆる素人のおじさん、いや、お爺さんでした。おそらくマニュアルをもとに勉強した内容を話しているのでしょうが、私たちのようなあまり知識のない見学者には貴重な情報となります。人柄も良くて不思議と会話もはずみました。岡田さん、佐々木さんからは老後の私を見ているようだと言われ、そのときはボランティアでなく報酬をもらえるならやってみたいと思ったりしました。

各地の資料館や歴史館をいくつも見ていると、ここの資料館はよかった、あそこの博物館は今ひとつだった、あれはカネの無駄遣いなど、素人なりの評価をして、自分ならこう見せるのに、こういうメッセージにするのに、という代替案も浮かぶようになってきます。資料の展示の仕方や解説パネルの巧拙で見学者の理解の深さや学習の度合いが変わるのです。そんな経験を何度も経た上での前述の末盧館と弥生館での出来事でした。

学芸員の資格を取ろうと思うものの、最終目標が学芸員になることではありません。もちろん、なれるものならなりたいと思うのですが、仮に資格をとれたとしても考古学や歴史学を専門的に勉強したことのない素人、しかもこんなおじさんが博物館の学芸員選考に受かることはたいへんハードルが高いことはよくわかっています。それはそれとして、歴史博物館についての基本を学習して身につけた知識に、これまでの博物館や遺跡、遺物を見学した経験と、素人なりの古代史への興味をミックスしたときに何かできることがありそうだ、うまく言えないのですが、漠然とそんなふうに考えています。

学芸員資格は資格試験がなく、大学で必要な単位を取得すればいいので、最短の場合は一年で取得することが可能です。でも私の場合、仕事のことや実習の時期などを考えると少なくとも一年半はかかるでしょう。仕事をしながらの学習なので、そうそう思ったとおりに事が運ぶとも思っていませんが、一方で何とかなるだろうと楽観もしています。4月以降、時々このブログで勉強の様子を綴っていきたいと思います。

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