古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

中国地方周遊の車中泊旅(1)

2022年12月18日 | 旅行・車中泊
2022年のロングラン車中泊旅は11月8日から20日までの13日間をかけて中国地方を周遊することにしました。昨年が東北地方、一昨年が北海道と、年に一度は10日以上の旅をしていることになります。

今回は大阪の自宅を出て北上し、京都府を経由して日本海側に抜け、兵庫県、鳥取県、島根県、山口県と山陰海岸を走り、下関で折り返して瀬戸内海沿いに出て、広島県でいったん北上して中国山地に入り、ふたたび南下して岡山県、兵庫県と瀬戸内海側を走って大阪までかえってきました。主な行き先を地図にプロットしてみました。右端の印が自宅の場所です。



今回も高速道路(無料区間は除く)を使わずに、ずっと下道を走りました。全行程の走行距離は2,019キロで、給油は3回で済みました。毎日の入浴場所と車中泊場所は以下の通りです。

11月8日(火) 19:30入浴を済ませて大阪の自宅を出発
         京都府京丹波町「道の駅みずほの里さらびき」泊

11月9日(水) 鳥取県はわい温泉「ハワイゆ~たうん」入浴
         島根県安木市「道の駅あらエッサ」泊

11月10日(木) 島根県出雲市「多伎いちじく温泉」入浴
         島根県出雲市「道の駅キララ多伎」泊

11月11日(金) 島根県浜田市「リフレパークきんたの里」入浴
         島根県浜田市「道の駅ゆうひパーク浜田」泊

11月12日(土) 山口県阿武町「日本海温泉 鹿島の湯」入浴
         山口県阿武町「道の駅阿武町」泊

11月13日(日) 山口県長門市「長門湯本温泉 恩湯」入浴
         山口県長門市「道の駅センザキッチン」泊

11月14日(月) 山口県下関市「天然温泉 和楽の湯」入浴
         山口県下関市「老の山公園駐車場」泊

11月15日(火) 山口県下関市「満珠荘」入浴
         山口県山口市「道の駅きららあじす」泊

11月16日(水) 山口県周防大島「竜崎温泉潮風の湯」入浴
         山口県周防大島「道の駅サザンセトとうわ」泊

11月17日(木) 広島県廿日市市「宮浜べにまんさくの湯」入浴
         広島県安芸太田町「道の駅来夢とごうち」泊

11月18日(金) 広島県庄原市「休暇村帝釈峡」入浴
         広島県庄原市「道の駅遊YOUさろん東城」泊

11月19日(土) 岡山県倉敷市「瀬戸大橋温泉やま幸」入浴
         岡山県玉野市「道の駅みやま公園」泊

11月20日(日) 21:00自宅に到着

夫婦ふたりとワンコ一匹の車中泊旅の毎日の様子を書いていこうと思います。途中で遺跡や神社にも立ち寄ったので、古代史好きの方も読んでもらえると嬉しいです。乞うご期待。

(つづく)




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大阪から愛知・岐阜経由で氷見への旅(後編)

2022年10月14日 | 旅行・車中泊
10月9日、「道の駅 恐竜渓谷かつやま」は危惧した大型車が来なくて静かに過ごすことができ、十分な睡眠がとれました。この日は金沢の友人宅を訪問することもあって、とくに行き先を決めていませんでした。朝から二人で相談して、マエダセイカの羽二重餅の古里、高向神社、横井チョコレートのアメ横・夢菓子市、五月ヶ瀬の工場直売店、最後に海岸へ出て東尋坊へは行ったことがあるので、すぐ近くの雄島へ行って、そこから金沢まで走ろうと決めました。



ということで、まずはマエダセイカの羽二重餅の古里へ。以前に永平寺にいったときに来たような気がするのだけど、もしかしたらデジャブかな。いろんな種類の羽二重餅が試食できて楽しかった。自宅のお土産に生羽二重餅を1つ購入。





次は高向神社です。今回の車中泊で古代史に関連する唯一の場所です。ここは第26代継体天皇の母君である振媛のお里で、彦主人王のもとに嫁いで近江で暮らしていたものの、彦主人王が若くして亡くなったために、幼な子の継体(男大迹王)を連れて実家へ戻ったとする『日本書紀』の伝承にある越前国坂中井(さかない)の高向とされる場所です。神社のある住所は福井県坂井市丸岡町高田です。小さな村の小さな神社ですが、地元の皆さんが伝承を大切にしていることが伝わってくる良い神社でした















さて次は横井チョコレート。この日の行き先を決める作戦会議のときにネット検索でいろいろ調べていた奥さんが発見したところです。以前に「道の駅 越前」に行ったときに買った横井チョコレートが美味しかったことを思い出して、絶対に行きたいと言った場所です。チョコレートだけでなく、子供向けの駄菓子などもいっぱいあって子供連れのお客さんがたくさんいました。





お菓子つながりで次の行き先は五月ヶ瀬の工場直売店。どんなお菓子があるのか全く知らずに軽い気持ちで来たのだけど、どうも店構えからして少し敷居が高かった。結局、何も買わずに退散。その代わりではないですが、目の前に広がる一面の蕎麦畑を眺めてきました。





次は友人宅を訪ねる前の本日最後の目的地、雄島です。東尋坊には来たことがあるのだけど、近くにこんな島があるなんて知らなかった。小さい駐車場がいっぱいだったけど、運よく空いたので停めれました。どうやら釣り客が停めているのでなかなか空かない様子。ラッキーでした。この島は東尋坊と同じで柱状節理の寄せ集めでできた島で、海岸から橋が架かっていて歩いて渡れました。











ここからは一路金沢を目指します。途中、少しだけ北潟湖に寄って写真だけ撮りました。アイリスブリッジというらしいです。



金沢では友人宅でお茶したあと、金沢駅近くで晩ご飯を食べて、「金沢ゆめのゆ」というところでお風呂に入ってから別れました。こちらはさらに1時間近く走った「道の駅 倶利伽羅峠・源平の郷」で車中泊です。この日は午後から降り出した雨が翌朝まで続きました。ここも車中泊する車があまりなくて静かに快適に休むことができました。

倶利伽羅峠は聞いたことがあるものの、ここであった源平の戦いのことはよくわかりません。ただ、道の駅が資料館になっていて、出発前に少しだけ見学して勉強しました。











翌朝、いよいよ最終目的地の氷見を目指しまます。以前から氷見で美味しい魚を食べたいと思い続けていて、是非とも行ってみたいと思っていたのが氷見漁港にある「魚市場食堂」です。朝9時半だというのにお客さんがいっぱいで順番待ち。でも回転が速くて意外にすぐに入れました。二人ともでっかいつみれの入った漁師汁がついた氷見海鮮漬丼にして、白海老の唐揚げをシェアしました。お腹がいっぱいで、結局この日はこの一食で夜までお腹が持ちました。

















食後は近くの「道の駅 氷見番屋街」へ行ってみました。人気のスポットで、駐車場ではたくさんの車が停める場所を探してウロウロしています。帰りにもう一度、金沢の友人宅に寄ることにしていたので、ここでしか買えないという氷見プリンをお土産に買いました。これだけの賑わいをみると地域おこしがうまく行ってるんだろうな、と思いました。







このあと、帰りに「道の駅 雨晴」に寄ってみました。晴れていたら富山湾越しに立山連峰が見える絶景の場所、のはずです。雨は止んでいましたが、残念ながら立山連峰は望むべくもなかったです。その代わりに、ちょうど電車が通るタイミングに居合わせたようで、いい写真が撮れました。





さあ、ここからは金沢経由でひたすら自宅を目指して走ることになります。相変わらず高速(無料区間を除く)は使いません。友人宅を出たのが15時半頃で、大阪の自宅に着いたのが23時頃でした。なかなかハードな4日間でしたが、満足度の高い車中泊旅となりました。

(おわり)






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大阪から愛知・岐阜経由で氷見への旅(前編)

2022年10月13日 | 旅行・車中泊
2022年10月7日、仕事を早い目に終えて3泊4日の車中泊旅に出かけました。今回のルートは、大阪を出て北名古屋のとある施設を訪ね、その後、北上して岐阜、そこから西に向かって福井、北上して石川、そして富山の氷見を折り返し点として大阪に戻ってきました。通過地点も含めると4日間で、大阪、奈良、三重、愛知、岐阜、福井、石川、富山、滋賀、京都の2府8県を走破したことになります。自動車専用道を除いて基本的にずっと下道を走り、走行距離は920キロとなりました。以下、レポートです。

10月7日、17時半に大阪の自宅を出発、天理インターから亀山インターまで名阪国道、あとは下道を使って北名古屋市まで休憩を挟みながら約5時間で目的地の施設に到着。さっさと用件を済ませて車中泊予定の「道の駅 美濃にわか茶屋」には零時過ぎに到着しました。翌日からの時間を有効に使おうと思って少し強行軍でしたが一気にここまで来ました。この道の駅での車中泊は二度目になります。

10月8日、道の駅からすぐのところ、岐阜県美濃市「うだつのあがる町並み」を散策しました。以前、四国を一周したときに徳島県美馬市にも「うだつの町並み」というのがあって、そことよく似ていました。朝が早かったのでお店がどこも開いていなくて、ほんとに散歩するだけになってしまいましたが、ワンコの朝の散歩にちょうど良い感じでした。



















美濃を出発して長良川沿いに国道156号線を北上し、郡上八幡を目指します。11時前に到着し、予定していた旧庁舎記念館の裏にある駐車場は空きが2台しかなく、ぎりぎりセーフでした。この駐車場は1時間150円(ただし30分で出庫すれば無料)&30分50円で短時間の滞在なら安くすみます。付近の他の駐車場の多くが1日500円なので、4時間以内ならこちらの方がお得ということになります。

山の上のお城までは長い坂道なので早々にあきらめて、ワンコを連れてふもとの城下町を散策です。柳町通りから本町通りと歩くのですが、観光マップではこれが推奨ルートとなっているのにあまり観光客がいません。町並みも何となく中途半端。それでも「宗祇水」まで来ると人も多くて賑わいがありました。吉田川にかかる橋を渡って新町通りに入ると「やなか水のこみち」というところがあって、狭い一画だけど一番居心地の良い空間でした。































12時過ぎに駐車場も戻ったので、駐車時間は1時間とちょっとで200円。やっぱりここがお得でした。郡上八幡からはさらに北上して「道の駅 清流の里・しろとり」でランチ休憩。「good cafe and Factory」というお店で唐揚げ弁当をひとつ買ってシェアしました。美味しかったです。



ここから福井県に入って九頭竜川沿いを西に向かいます。福井県の全ての川の流域面積の7割を占めるとされる九頭竜川も最上流あたりはほんとに細い川です。あたりまえだけど。途中、九頭竜湖や九頭竜ダムを見ながら大野市を目指します。五木ひろしの「九頭竜川」の歌碑がありました。九頭龍ダムは少し貯水量が少なくなっていたのが残念ですが見ごたえありました。ロックフィル方式という土と岩で造られたダムだそうです。



















九頭竜川をさらに下って越前大野の盆地に差し掛かったところに、Facebookか何かで見てチェックしていた「ゆいファーム農家のとうふ屋さん」というお店があります。翌日に金沢の友人を訪ねることにしていたのでお土産を調達しました。



大野市に到着したのが16時まえ。すでに日が傾きかけています。まちなか交流センターの広い駐車場が無料なのには驚きました。ありがたい。行こうと思っていた「御清水(おしょうず)」もすぐ近くです。大野市はあちらこちらから清水が湧き出る水の町だということを初めて知りました。ここも山の上に越前大野城がそびえているのですが、坂道を登ることはしませんでした。その代わり、ワンコを連れて街中を散策です。道が広くてきれいに整備されていて歩きやすい街でした。





























大野市を17時前に出発。10分ほど走って「あっ宝んど」でお風呂です。ついでに晩ご飯もここで食べることにしました。越前そばとソースかつ丼。意外にも美味しかった。でも、お風呂が温泉でなかったことに気づいて少しがっかり。この日は結構歩いたのでゆっくりお湯につかって疲れをとりました。







この日の車中泊の場所は「道の駅 恐竜渓谷かつやま」です。新しくて広くて、着替えスペースもあって、車中泊にはおススメですね。

(後編へつづく)













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桜を巡る宇陀の旅

2022年04月20日 | 旅行・車中泊
2022年4月の休日、奈良県宇陀市で桜を満喫する一日を過ごしました。以前から見たいと思っていた有名な「又兵衛桜」、同じく行ってみたいと思っていた山の中で新鮮な魚がいただける「ヤマタ食堂」、ほかに桜スポットの芳野川や宇陀川など、いずれもFacebookで見つけたところを訪ねてきました。

この日は朝の9時半に始動。まずはヤマタ食堂に電話を入れて12時に予約を取りました。自宅から1時間半ほどのところなので本当は11時半にしたかったのですが、お店の人がどうも12時にしてもらいたい様子。そこを曲げて、とまで言えなかったので、早く着いたらどこかを見学しがてら時間調整すればいいか、と思って12時でOK。

そして到着したのが予定よりも少し早い11時。ワンコも一緒なのでどこか散歩しながら時間をつぶせるところと思って少し走っていると「鳥見山公園」の案内が見えました。少し山を登るようですが、ワンコの散歩にちょうどいいかと思って上り坂に入りました。

すぐそこだと思っていたのに山をどんどん登ります。油断すると真っ逆さまに谷底、というくらいに不安になるガードレールのない細い山道で、上から降りてくる車があると対向はかなり危険。来るなよ、と祈りながらゆっくりと走りました。



2キロほど登ると公園に到着。意外にも駐車場は広くて車が2台停まっていました。つつじで有名な公園のようです。それに、なんとここは古代史にもゆかりのある場所でした。



石の鳥居をくぐって少し登ったところに池があり、その向こうにはまた鳥居らしきものが見えます。近くへ行って扁額をみると「鳥見社」と書いてありました。











帰宅してから調べると、右殿に大山祇御祖命、中殿に皇祖天神(天照大神)、左殿に神倭磐余彦尊(神武天皇)が祀られていることがわかりました。近くには「降神石」と書かれた石がありました。神様が降臨する磐座ですね。



あたりを散策していて見つけた展望台に登ってみると、宇陀の町を一望でき、とても気持ちの良い場所でした。鳥見山公園は、偶然に見つけて、来てみると古代史ゆかりの場所で、眺めも良くて、ワンコの散歩もできて、なかなか有意義な時間を過ごすことができる場所でした。



さて、帰りも細い山道を対向車が来ないことを祈りながら下りました。ヤマタ食堂に着いたのがちょうど12時です。予約の時にお願いしていた刺身の定食とお寿司の定食をふたりでシェアしていただきました。いずれもコーヒーがついて1,100円は格安ですね。







美味しいランチをいただいたあとはいよいよ又兵衛桜に向かいます。又兵衛桜とは、戦国時代の武将、後藤又兵衛の屋敷跡にある樹齢300年のしだれ桜です。ちょうど満開の時期なので車も人もいっぱいでしたが、駐車場は運よく1台分が空いたのですぐに入ることできてラッキーでした。又兵衛桜は写真で見ていた通りでしたが、周囲がきれいに整備されていて、川べりに水仙が咲き乱れ、青い空と緑の山も相まって、絵になる風景が広がっていました。













ひとしきり写真を撮って、ワンコもたっぷりと散歩して、次は宇陀川の堤防の桜並木に向かいます。ヤマタ食堂から又兵衛桜に向かう途中で見つけて、あとで戻ってこようと決めていたところです。













時間がゆっくりと流れるのどかな景色の中で、ワンコと一緒に心地よいひと時を過ごしました。このとき、奥さんがサングラスを失くしたことに気がつき、あれこれ考えた結果、又兵衛桜の駐車場に違いないということだったので、再び又兵衛桜へ。すると奥さんの言う通りの場所に落ちていました。誰かに取られることもなく、車に踏まれてつぶされることもなく、無事に手元に戻ってきてひと安心。せっかく来たので、ということで又兵衛桜をもう一度拝むことにしました。







次の桜は芳野川沿いの水分(みくまり)桜のライトアップ。時刻は17時前なので陽が暮れるまでまだまだ時間がありましたが、とりあえず行くことにしました。ライトアップの観桜のために設けられた駐車場に車を停めて、まずは偵察(かっこよく言えばロケハン)です。







いったん車に戻ってライトアップ開始の18時を待ちました。そしてあたりが暗くなってきた18時半に車を出ました。



さらに暗くなると堤防の本物の桜と川面に映る桜のシンメトリーが何とも言えない美しさ。おまけに、桜の上にはおぼろ月が。

















ライトアップされた水分桜は期待を上回る姿を見せてくれました。又兵衛桜、宇陀川の桜並木、芳野川の水分桜。この日は宇陀で桜を堪能する1日となりました。







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淡路・四国への車中泊旅⑤

2022年03月10日 | 旅行・車中泊
淡路・四国への車中泊旅の最終日は「道の駅 滝宮」での目覚めから。さすがに疲れがたまってきたのか、朝の目覚めはいつもより1時間遅い8時半になってしまいました。ワンコの散歩をしていると地元の人がどんどんやってきて農産物直売所に行列を作っています。そのお店の様子を見に行った奥さんが野菜やお寿司を買い込んできました。値段を聞いてその安さにびっくりです。



朝一番は「五色台」まで走って瀬戸内海の絶景を見ながら買ったお寿司で朝ご飯です。こんなに新鮮で美味しいお寿司があんなに安い値段とは。



朝ご飯のあとはあたりを散策してから「瀬戸内海歴史民俗資料館」を見学しました。瀬戸内海を舞台に生きた人々の歴史、瀬戸内海で繰り広げられた漁業の歴史などを勉強しました。この資料館は展示の充実ぶりもさることながら、香川県の「石」を活用した建物が素晴らしかったです。











屋上が展望台になっていて、360度の絶景が楽しめました。





資料館を1時間以上かけて見学。この日は午後から高松に住む先輩のご自宅を訪問する予定を入れていたのでそろそろ出発です。



先輩のお宅は栗林公園のすぐ近く。ご夫婦で快く迎えていただき、1時間半ほど楽しい時間を過ごしました。

ここからは自宅までまっしぐらに走るのですが、途中で讃岐うどんを食べようと国道沿いを探すと次々とお店が出てくるのですが、なんとどこもかしこも営業終了。14時とか14時半に閉店とあります。香川県のうどん屋さんはランチタイムで終わることを学びました。

香川県から徳島県まで国道11号線を走って、鳴門ICから高速に乗りました。途中、淡路島南PAに入って展望台から眺めた夕陽がこの旅の最後のイベントとなりました。







自宅に到着したのが20時半。六甲山からの夜景に始まった5泊6日の淡路・四国への車中泊旅はこれにて終了。走行距離は1,185キロとなりました。

(完)






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淡路・四国への車中泊旅④

2022年03月09日 | 旅行・車中泊
淡路・四国への車中泊旅の5日目は「道の駅とよはま」からスタートです。明日は高松市に住む先輩のお宅をたずねる予定にしていたので、この日は香川県内で一日ゆっくりと過ごそうと決めました。最初に車で数分のところにある「一の宮海岸」に行きました。広い芝生公園になっていてワンコには嬉しい公園です。













2時間ほど過ごしたあと、前日にランチを食べ損ねていたこともあったので、少し早いランチをとることにしました。予約したのは「ricca」という雰囲気のいいイタリアンのお店。パスタのランチセットにドルチェをつけて大満足のランチとなりました。











ランチの後はどこに行こうかと考えて決めたのが「天空の鳥居 高屋神社」です。香川県には思っていた以上に見どころがあるな、と言いながら走っていると神社のある山に登る手前で車を停められました。高屋神社へ通じる道路は土日は通行止めになっているとのこと。ちょっと離れたところから出るシャトルバスを案内されたのですが、その料金がなんと1,000円。歩いて登るなら片道50分。やーめた。行き先をすぐ近くの「不動の滝」に変更しました。そしてこの滝、思っていた以上に良い滝でした。一帯が公園になっていて、家族連れがたくさん来ていました。







次はどこへ行こうかと探して決めたのが「フラワーパーク浦島」だったのですが、行ってみると花がまったく咲いていませんでした。それで行き先を「紫雲出山」の山頂に変更。ここには以前から気になっていた遺跡もあるので行ってみることにしました。













大平洋の大海原もいいけど瀬戸内海の静かな海もいい。水仙の花も咲き乱れて、居心地のいい場所でした。

そしていつかは来てみたかった紫雲出山遺跡。弥生時代中期の瀬戸内海を代表する高地性集落遺跡です。実際に来てみると残されている部分は思っていた以上に狭くてしょぼかった。でも来てみたわかったことは、瀬戸内海に突き出た半島の標高300メートルの山は思っていた以上に急峻な山で、飲料水を運び上げあるのはひと苦労だなということと、住居跡が保存されていた場所は半島の東側の崖の上で、東北方面に吉備を臨む場所にある、ということでした。攻撃されにくくて守りやすい場所にあることから軍事施設だったとされていますが、戦国時代のお城のような役割だったのかも知れない、と思いました。







時刻は15時。この日のメインイベントの「父母ケ浜」はここから10分ほどのところ。土曜日で人出が多くなることも予想して、少し早いと思いましたが行くことにしました。浜辺の前の駐車場に車を停めて夕陽を待っていたのですが、海岸にはたくさんの人が出て皆がポーズをして写真を撮っています。私たちもワンコを連れて海岸に向かいました。



こんなことをしながらワンコを抱いたまま跳びあがった時にバランスを崩して水の中に倒れ込んでしまいました。びしょびしょの砂まみれになってしまいました。恥ずかしいやら情けないやらで笑うしかない状況でした。びしょ濡れになったワンコにも申し訳なかったなあ。

車の中で全部を着替えて仕切り直し。太陽が沈んできていい具合の夕陽になってきます。少し風が強いのが難点。でも何十回とチャレンジしてなかなかいい写真が撮れました。見知らぬ方から写真を撮ってあげましょうと声をかけていただき、ふたりの写真も残すことができました。















さて、このあとは晩ご飯です。「浜海道 多度津本店」という海鮮が美味しそうなお店を見つけたので行くことにしました。激安でボリュームがすごくて美味かった。





この日のお風呂「丸亀ぽかぽか温泉」です。



高知の「土佐ぽかぽか温泉」と同じ系列ですが、丸亀は土佐と違って狭くて小さくて、なんだかゆっくりできなかったです。今回の旅の最後の夜は讃岐うどん発祥の地、綾川町にある「道の駅 滝宮」で車中泊です。











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淡路・四国への車中泊旅③

2022年03月08日 | 旅行・車中泊
淡路・四国への車中泊旅の4日目、種崎千松公園駐車場での車中泊は静かで快適な一夜となりました。この日も快晴の気持ちの良い朝を迎えました。公園のある海岸から桂浜はすぐそこに見えています。



桂浜の散策はいきなりの龍馬像から始まります。海の水が透き通っています。大海原、青い空、太陽の3点セットは今回の旅の絶景写真の定番になりました。













学芸員の勉強をしているときにプロモーションのベンチマークをした桂浜水族館。Twitterが面白いので是非ご覧ください。





仁淀川河口大橋を渡ってから仁淀川をさかのぼります。次に目指すのは「名越屋沈下橋」です。





沈下橋は仁淀川や四万十川でたくさん見られます。いちど車で渡ってみたい思っていたので念願がかないました。





本日のメインイベントは仁淀川の上流にある仁淀ブルーで有名になった「にこ淵」です。断崖に設けられた急な階段を降りていくと息をのむ美しい景観が待っていました。







陽の光のあたり方で蒼さや輝きが変わってくるのでしょう。水の蒼さがもっとも美しく見えるのが11月から3月の11時から15時の間ということらしいです。澄んだ水と同じように心も澄んでいくいくような感覚で、いつまでもここにいたいと思いました。

さて、この場所は四国のほぼ中心にあたる場所です。このあと、来た道を戻って高知から愛媛へと周って四国を一周するのか、それとも北上して香川に向かって四国半周で終わるのか。前夜から考え続けた結果、残された時間を考えて北上することに決めました。北上ルートの国道194号線は快適な道路で、たくさんのトラックとすれ違いました。





実は次に四国へ来た時には是非ともUFOラインを走ってみたいと考えていました。UFOラインは西日本最高峰の石鎚山を背景に標高千数百メートルの尾根を縫うように走る絶景のドライブコースですが、今回は残念ながら冬季閉鎖中でした。それでもその手前の寒風山までの道は通行可能になっていたので、雪の心配がなければ登ってみたいと思いながらその道路の入口に差し掛かると、寒風山から降りてくる車が2台ありました。この二日ほどは気温が上がっていたので走れるのだと思って、山を登ることにしました。



日陰になっているところは雪が解けずに残っていて、細い轍からはずれないようにゆっくりと進めます。標高が上がるにつれて雪の量が増えてカーブも多くて、どんどん恐怖心が出てきたので途中で引き返すことにしました。ガードレールがないところもあって怖かったです。再び国道に戻って快適なドライブです。



愛媛県西条市に到着後、ランチのお店を探しましたがランチタイムが終わっていたのでいいお店が見当たりません。結局「西条天然温泉ひうちの湯」というスパに行って併設の居酒屋で晩ご飯ということになりました。



この日は香川県観音寺市まで走って「道の駅とよはま」で車中泊となりました。





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淡路・四国への車中泊旅②

2022年03月07日 | 旅行・車中泊
淡路・四国への車中泊旅の3日目になります。この日は朝一番で四国最東端の蒲生田岬へ向かいました。四国には室戸岬、足摺岬、佐田岬と有名な岬がありますが、この蒲生田岬も負けず劣らず、絶景を堪能できる場所でした。

駐車場から海岸沿いの道を歩いた先に灯台に登る階段がありますが、これがなかなかきつかった。太ももがパンパンになった頃に右上の方にそびえる灯台が見えます。それでも、上まで登って眺めた景色は階段の苦痛を癒してくれました。













両手を広げて胸いっぱいに空気を吸い込むと何と気持ちのいいことか。前日と打って変わった陽気もあって、キラキラのお日様と広大な海原の絶景に何とも心地よい時間を過ごしました。

岬から引き返す途中、露店で野菜を販売しているところがあったので寄りました。実はこの四国旅、これもひとつの楽しみと思っていたことです。3年前に四国を一周したときには愛媛や高知のロードサイドの露店でおいしい愛媛マドンナやポンカンをゲットした経験があったので、今回も少し狙っていました。ここではみかんとちりめんじゃこが安かったので買いました。

次に行ったのが恵比寿洞です。ここは50メートルほどの岩山を荒波が削り取って貫通した海蝕洞で、この日は光の加減で水の蒼さがとてつもなくきれいでした。この岩山に登る階段は蒲生田岬の比ではなく、途中で引き返そうかと思うくらいにきつかったのですが、ここも登って良かった。絶景の再来です。













お昼前になってお腹がすいてきたのでランチのお店を探しました。いくつかの候補の中から決めたのが10分足らずのところにある「なかむら」というお店。評判のアオリイカ丼と海鮮丼をいただき、いずれも大満足でした。





午後からは室戸岬に向かって海岸沿いをひたすら走るのですが、とりわけ南阿波サンラインは絶景続きの快適なドライブコースでした。













さて皆さん、徳島と聞いて思い浮かべるのは何でしょうか。すぐ近くの大阪に住んでいる私たちですら、阿波踊り、祖谷のかずら橋、大歩危小歩危、大塚美術館くらいなもので、この日に立ち寄った素晴らしい絶景ポイントのことは全く知りませんでした。これだけの観光資源があって、しかも魚介類が新鮮で美味しい。もっと全国にアピールしたらいいのに、と話しながら運転していました、

室戸岬は2年前に来た時に感動の絶景をみたので今回はパスです。この日のうちに高知市内に入りたくて先を急ぎました。この日の最後に訪ねたのが高知県安芸市の「伊尾木洞」です。このあたりが海だった頃に波の浸食によって出来た天然の海食洞で、小さな洞窟を抜けると約40mにわたって渓谷が続き、一番奥には小さな滝がありました。なんだか不思議な空間でした。









このあと、高知市内まで走って晩ご飯を簡単に済ませて「土佐ぽかぽか温泉」で疲れを癒しました。宿泊場所は翌日の朝一番に桂浜にいくため、近くの種崎千松公園の駐車場に決めました。公園の駐車場は少し怖いと思ったものの、ここはキャンプ場にもなっていてキャンプ客がいたので安心して車中泊ができました。

そうそう、今回も高知で給油をせざるを得ない状況になりました。ガソリン価格が上昇中の今回の高知統一価格は有人スタンドが180円、セルフスタンドが178円でした。高知でガソリンを入れないことを改めて心に決めた一日となりました。 






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淡路・四国への車中泊旅①

2022年03月06日 | 旅行・車中泊
2022年2月22日、リモートでの仕事を終えて20:00に出発。いつものようにワンコと一緒です。淡路に渡る前に神戸の夜景を眺めようと六甲山へ向かいました。懐かしい神戸大学教養部(今はなんていうんだろう)の前の坂を登って鉢巻展望台、六甲ケーブルの駅がある六甲山天覧台からの眺めを楽しみました。





この日は空気が澄んでいて、30年ぶりくらいの夜景がキラキラ輝いていました。でも、夜の遅い時間になって気温はマイナス5度、道路にところどころ残った雪が凍っているようで、慎重に運転しました。明石海峡大橋を渡って、この日は淡路SAで車中泊です。





翌日は快晴となりましたが、相変わらず気温が低くて寒い。





サービスエリアからそのまま高速の出口を出て「あわじ花さじき」へ向かいました。この時期は早咲きの菜の花とストックという花が咲いていました。極寒の中、風が吹き付ける園内に長くとどまることができませんでした。









次に向かったのは、いつかは行ってみたいと思っていた五斗長垣内遺跡。ここは奥さんとワンコを車に残してひとりで見学です。詳しくは別の記事に書きましたので、ここでは割愛します。

お昼時になったのでランチのお店を求めて走るのですが、飛び石連休の初日ということもあってか、人気のお店はどこもかしこもいっぱいです。途中「幸せのパンケーキ」を見つけ、行列ができていたものの寄ってみることにしました。リゾート感が満載でした。



















淡路は母親の故郷で、これまでに何十回と来ているのでよくわかるのですが、現在の北淡地域はどうやら開発ラッシュのようです。次のランチに入ったお店の女将さんに聞いた話によると、パソナが進出して以来、開発がどんどん進められているようで「なるほど」と思いました。北淡の西側の海岸も「西海岸」というのが正式な呼び名に決まったそうです。間違いなく淡路ブームが再来しますね。

ランチのお店はこちら「そらと海」です。しゃきしゃき玉ねぎハンバーグご飯と淡路牛の淡路島牛丼をいただきました。






この後はどこへ行こうかと考えた末に、少し時期が遅いかもわからないけど行ったことないので、ということで「立川水仙郷」に行くことにしました。本当は黒岩水仙郷がよかったのですが、リニューアル工事で閉園中ということだったのでこちらにしました。









水仙はほぼ終わりかけでした。昔は黒岩水仙郷と双璧だと思っていたのですが、駐車場の周辺の斜面などに枯れた水仙の痕跡がたくさんあったので、手入れができずに枯らしてしまってこんなしょぼいところになったのでしょう。それよりも、ここはなんだかよくわからないところでした。UFO神社なるものがあって、テレビで紹介された記念の石碑が並んでいて、入らなかったけど妖しい展示室のようなものがあって。残念ながらもう来ることはないですね。

ちょうど夕方になってきたので、そのまま水仙ラインを走って西淡美原ICから高速に乗って四国に渡りました。





徳島市の「天然温泉えびすの湯」でお風呂に入って、翌日からの作戦を練ることにしました。翌朝一番に眉山に登る案があったのですが、作戦会議の結果、今から登れば夜景が観れるはずだから行ってみよう、そうすれば明日の行動も効率的だ、ということになりました。





光の量は神戸に及びませんが、思っていた以上に綺麗な夜景を楽しむことができました。そのあと、阿南市まで走って「道の駅公方の郷なかがわ」で車中泊となりました。











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2022年最初の車中泊

2022年01月13日 | 旅行・車中泊
2022年1月9日~10日、今年最初の車中泊に出かけました。前日から実家である我が家へ車で帰ってきていた長女が愛知県春日井市の自宅に帰るときに、大きな荷物を運びがてら私たち夫婦も一緒に走って愛知県に向かいました。とりあえず長女宅で荷物を降ろし、安くて美味しい海鮮をお腹いっぱいに食べられる「マルサ水産」で長女一家と晩ご飯を食べました。



食べ終わってお店を出たのがすでに9時を過ぎていたので、長女一家とはここで別れてお風呂に行くことにしました。選択肢はいくつかあったのですが、時間が遅かったこともあって一番近くの「篠木温泉満天望」というスーパー銭湯に行きました。



2時間ほどゆっくりして車に戻って出発です。車中泊旅といっても今回は翌日の夜には帰る必要があったので、行き先をひとつだけ決めて、あとは帰宅ルートに沿って行き当たりばったり、ということにしました。そして一つ決めた行き先は岐阜県関市にある名もなき池、通称「モネの池」です。

根道神社境内にあるこの池は、湧き水が溜まって池になっているので透明度が高く、睡蓮の間を鯉が泳ぐ様がクロード・モネの「睡蓮」に似ていることから「モネの池」と呼ばれるようになったそうです。天気予報で雨が降らないことを確認して、この日の夜はひとまず美濃市にある「道の駅美濃にわか茶屋」で寝ることにしました。今シーズン初めての真冬の車中泊で寒さが心配でしたが、十分に眠ることができました。

8時すぎに道の駅を出て雪の残る国道256線を北上し、根道神社に到着したのが8時45分頃。一番乗りかと思いきや、おじさんが一人いました。太陽は背後の山の向こうなので池は影に覆われています。

池全体はこんな感じ。


この中から撮影スポットを選んで撮ったのがこちら。






陽が差し込んでいたらもっとキレイだったと思います。それと、残念ながら鯉は冬眠中なのか、池の中に見当たりませんでした。

せっかくなので、池の横にある根道神社を参拝しました。ちょうど背後の林の向こうから太陽が昇り始めて後光が差すような感じで、清々しい気持ちになりました。










ここまで大阪からはるばるやってきましたが、帰路につきます。時刻はまだ10時前です。さて、どこへ行こうかと思案して出した結論が、以前に売り切れで食べ損ねた桑名の焼き蛤をリベンジしよう、でした。関市から桑名へはまっすぐに南下することになりますが、一般道優先に設定しているにもかかわらず、ナビが示すのは何故か名古屋市内を目指すルートです。でもこれを無視して、一度走ってみたかった長良川の堤防道を選択しました。国道256号線を南下して長良川にぶつかったところで堤防道に入ります。目指すのは桑名の「はまぐりプラザ」です。約50キロの道のりをほとんどノンストップ、方法指示器も数回だけの何とも快適なドライブでした。

そして桑名のはまぐりプラザに到着です。時刻は11時40分。前回同様に堤防にある駐車場に車を停めてお店に行ってみると、、、




目当ての焼きはまぐり定食はまたしても売り切れでした。ざーんねん。仕方なくセカンドチョイスしたのは蛤ラーメンのお店。でも行ってみると駐車場はいっぱいで、すごい行列。ということで、今回もハマグリをあきらめることにしました。代わりに伊勢しぐれというシジミの佃煮のおにぎりを買って車で食べました。

次の行き先は、三重県亀山市にある能褒野王塚古墳、日本武尊のお墓です。ここも一度行かねばと思っていたところです。桑名から四日市を抜けるまでの渋滞が結構きつかったのですが、能褒野へやって来て、のどかな風景に癒されました。









これはちょっと残念でした。


まずは能褒野神社を参拝。






そして御陵へ。


宮内庁が管理する御陵なので古墳の周囲には柵が巡っています。そして柵の内外に小さな盛り土のような古墳がたくさんあります。











いよいよ。








このあと、柵で囲まれた古墳をぐるりと一周して駐車場に戻りました。日本武尊のお墓はこの能褒野のほかに、奈良県御所市と大阪府羽曳野市の2カ所にあります。なんと自宅から一番近い羽曳野の白鳥陵(軽里大塚古墳)だけ行っていないのです。これは早いこと行ってコンプリートしなければ。古墳の詳細についてはまた別の機会に書きたいと思います。

まだまだ陽が高いところにあったのですが、このまま名阪国道に乗っていつものルートで帰宅の途につきました。大和高田で給油と洗車をしたのもいつも通り。下道優先の車中泊なので、名阪を天理ICで降りて、郡山南ICから橿原北ICまで無料の京奈和道を走り、大和高田を経由して竹内街道を走って帰宅。これがいつものルートです。

急きょ決めた車中泊。すべて行き当たりばったりだったけど、天気に恵まれて楽しい時間を過ごしました。


↓↓↓↓↓↓↓電子出版しました。ぜひご覧ください。




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群馬車中泊旅④

2021年05月23日 | 旅行・車中泊
2021年3月28日、4泊5日での群馬への車中泊旅の最終日です。道の駅おのこで迎えた朝は天気が今ひとつすぐれません。ワンコの散歩を済ませたあと、雨が降らないことを祈りながら道の駅を出発。そして、道の駅を出てすぐのところに八百屋さんを見つけていきなり立ち寄り、リンゴや清見オレンジを買い込みました。

この日は榛名山に登ったあとに伊香保温泉で過ごす予定にしていたのですが、その榛名山への道中、ついに雨が降り始め、さらに頂上に近くなると運転が危ないほどに霧が立ち込めて一面が真っ白になりました。榛名湖越しに榛名山を眺めるのを楽しみにしていたのですがあきらめざるを得ません。湖畔の駐車場に車を停めて霧に沈む榛名湖を恨めしく眺めました。



その後、ゆっくりと榛名湖を一周して見つけた湖畔のレストランに入って少し早いランチをとることにしました。「セゾンドはるな」というホテルのレストランです。ハンバーグランチとシーフードグラタンを注文しましたが、いずれも美味しかった。天気がよければすぐそこに榛名富士が見えるはずなのに、すそ野が見える程度で上は真っ白。まことに残念でした。









ランチの後、ぐるっと一周してまたしても駐車場に停めてしばらく待ったものの、真っ白な状況は変わらず、あきらめて下山して伊香保温泉に向かいました。





伊香保温泉では駐車場に車を停めて石段街を歩くことにしました。雨で足元が悪いのでワンコは車で留守番です。石段街は思っていた以上にたくさんの観光客がいて賑わっていました。









せっかく来たのだからと勝月堂で湯の花まんじゅうを買って食べました。2個で240円です。





石段街の一番上には伊香保神社があって若い人たちが並んで参拝していました。そうそう、最後の階段の横には火事で無残な姿になったホテルが建っていました。ここは急な斜面に建物が密集しているから、燃えたときには周辺の皆さんは気が気じゃなかっただろうな。





最後に石段街の下の方にある伊香保関所を見学して車に戻りました。



時刻は14時を少し回ったところ。さぁて、このあとどうしようかと車の中で作戦会議。雨でも楽しめるところ、ということであれこれ考えた結果の答えが工場見学。でも、いくつか検索してみたものの、この日は日曜日とあって残念ながらどこも休業日でした。それでも探し続けて、工場つながりで見つけたのが「旅がらす本舗清月堂 本社工場直売所」というところ。大阪人の私は旅がらす本舗清月堂というのを初めて知ったのですが、どうやら群馬では有名らしい。その工場直売所では和菓子や洋菓子のB級品がメチャメチャ安く買えるとあって地元では大人気、というのがネット情報。行ってみると確かに安い。閉店ギリギリに着いたのに、駐車場には車が入れ替わり立ち替わり入ってくる。これは来てよかった。何を買ったのか忘れてしまったのだけど、どれも安くて美味かったことだけは覚えております。

ここからは下道を3時間かけてひたすら走り続け、東京の単身宅に無事に戻ることができ、翌週からの東北周遊車中泊旅の前哨戦としてはなかなか満足度の高い旅となりました。


金銀名湯 伊香保温泉
小暮淳
上毛新聞社 出版部


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群馬車中泊旅③

2021年05月22日 | 旅行・車中泊
群馬車中泊旅、4日目の朝は少し冷え込みましたが、利根川の川面に朝陽が輝く気持ちのいい朝となりました。ワンコの散歩を済ませて準備をした後、いつものようにすぐに出発するのではなく、この日ばかりはあまりに気持ちいい朝だったので公園になっている道の駅周辺を散策することにしました。







この日はこの旅の一番の目的である四万温泉を目指すのですが、またしてもルート上に行ってみたかった遺跡があったので寄ることにしました。それは日本のポンペイともいわれる「金井東浦遺跡」です。古墳時代の6世紀に、すぐ西にある榛名山が噴火した際の火砕流に埋没した遺跡で、甲を着たまま亡くなった人が見つかって一躍脚光を浴びるようになった遺跡です。









写真に写る道路建設に際して見つかり、調査後に埋め戻されたあとはご覧の通り更地になっていて、遺跡であることを示す説明板がないとそこが遺跡とは全く分からない状況です。いずれは公園などに整備されることを望みます。

この遺跡は前日に訪ねた古墳とともに別の機会に紹介するとして、このあとは四万温泉を目指して走りました。途中、中之条ふるさと交流センターを通り過ぎるときに、車や人が溢れていたので何があるのだろうかとわざわざ引き返して行ってみると、地元の人限定の買い物券の引換所になっているとのことで私たち旅人には関係のない騒ぎでした。せっかく立ち寄ったので軽く朝ご飯をとることにしました。



少し走って中之条ダムに到着です。四万温泉の上流から流れてきた四万川をせき止めているダムです。上流の四万湖は水がきれいで、そよ風が湖面を駆け抜ける様子は眺めていて飽きない。でも、反対側に立ってダムの上から下をのぞくと足がすくみました。









帰れマンデーでサンドイッチマンが歩いた四万川沿いの国道353号線を上流に少し走ると四万甌穴群に到着です。サンドイッチマンはここの駐車場にあるカフェに入っていました。





川に降りると甌穴群もさることながら、きれいな水の流れに驚きました。川原の石に座ってその流れを眺めていると時間が経つのを忘れてしまいそうです。









そしてついに四万温泉にやってきました。町営の無料駐車場が満車で停めれず、空くのをしばらく待つことになりましたが、出入口が2カ所あるのに誘導する人がいないので到着順に停めれるわけではなくて運まかせです。

無事に車を停めてワンコと一緒に温泉街を散策しましたが、山の中の小さな温泉街なのであっという間に通り抜けてしまいます。その温泉街は昭和レトロ感が満載でした。千と千尋に登場した湯屋のモデルになったとされる積善館で夫婦二人とワンコでしっかりと自撮り写真を撮ってきました。

















ランチをどうしようかと考えながらの散策です。蕎麦屋さんがいくつかあって行列ができています。ラーメン屋さんもあります。でも選んだお店はこの温泉街に少し不釣り合いなイタリアンのお店「public LANGOLINO」。美味しかったなあ。なぜこの四万温泉でイタリアン? シェフの熱のこもった話は聴きごたえがありました。四万温泉に行かれる方には是非ともお勧めしたいお店です。(写真掲載のご了解をいただいておりません。NGの場合はご連絡をいただければと思います。)











ランチの後、四万川ダムの下にある日向見公園からダムまで上がって奥四万湖を一周、途中でしゃくなげの滝に寄って、温泉街を通り抜けて町営の四万清流の湯で温泉に浸かりました。お風呂の後は夜の温泉街を歩こうと再び戻りました。さっきのイタリアンのお店でコーヒーを飲もうと思って戻ってみたものの、閉店間際だったのでお店の外から挨拶だけして引き返しました。この夜は町営の駐車場で車中泊ということも考えたのですが、いかんせんトイレがないのであきらめて四万温泉を後にすることにしました。







朝から晩まで盛り沢山の一日で、写真もいっぱい撮りました。四万温泉は期待を裏切らないとても良い街でした。いつになるかわからないけど、もう一度戻ってきたいと思います。public LANGOLINOにも行ってシェフの夢がどうなったのかも確認したいです。

この日の宿泊地は中之条の街を通り過ぎて渋川市まで下りてきた「道の駅おのこ」にしました。数台の車が停まっていましたが、いい場所を確保して朝までぐっすりと眠ることができました。





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群馬車中泊旅②

2021年05月21日 | 旅行・車中泊
2021年4月26日、群馬車中泊旅の3日目です。この日のメインイベントは富岡製糸場ですが、その前に道の駅ららん藤岡から10分ほどのところにある七輿山古墳に寄ることにしました。



七輿山古墳は6世紀前半(古墳時代後期前半)につくられた全長150mの前方後円墳で、6世紀代の古墳としては東日本最大級のものです。墳丘に咲く満開の桜が青空に映えて見ごたえがありました。前日とはうって変わって穏やかな日差しの中、墳丘に登ったりワンコと周囲を散策したりして古墳を堪能です。









丘陵に続く坂道を登っていくと左手の公園にふたつの丸い小さな山が見え、あれは絶対に円墳だと思いました。案の定、毛野国白石丘陵公園内に保存された皇子塚古墳と平井地区1号古墳でした。いずれも七輿山古墳のあとの6世紀後半の築造で立派な副葬品が出ていることから、この古墳群は一帯を治めた首長一族の墓域だったと言えそうです。とくに東日本最大の七輿山古墳の存在から、古墳時代後期の関東一円で最も大きな勢力を持っていた一族の可能性があります。











この公園の東屋で休んでいたふたりの女性とお話をすることができ、すぐ近くに見えている白石稲荷山古墳も桜が見事なので是非行くようにと勧められたので、当初予定を変更して行ってみることにしました。



墳丘の斜面に立つ桜の大木から伸びる枝はまるで大きなしだれ桜のよう。流れ落ちる滝を裏から見るように、しだれた枝に咲く満開の桜を裏側から見るというのは初めの経験です。











墳丘に登るとお弁当を食べているご年配の女性がいました。自称「古墳女子」のこの女性は近くにお住まいで、桜を観にやって来たというので満開の桜をバックに写真を撮ってあげると、お返しにとこちらのも撮ってくれました。

七輿山と言い、ここ白石稲荷山と言い、古墳を見に来たのか桜を観に来たのかよくわからなくなりましたが、奥さんも桜に感動し、誰もいないところでリードを外してもらったワンコも喜んでいたので良かったです。

古墳と桜を堪能したあとは富岡製糸場に向かい13時頃に到着しました。世界遺産に登録されて以来、観光客が劇的に増えたことと思いますが、この日は平日ということもあって見学者はほんのわずかでした。

















中学の歴史で習った明治維新のときの殖産興業のシンボル、官営富岡製糸場について学ぶことができました。見学時間は1時間の予定でしたが、なんだかんだと興味を持って見学したので、結局1時間半ほどかかって14時半ころに富岡製糸場を出ました。今回の旅の最終目的地は翌日に到着予定の四万温泉。ここからはさらに北に向かって走ることになりますが、その途中にテレビで観て一度行ってみたいと思っていた保渡田古墳群があることがわかったので寄ることにしました。





保渡田古墳群は榛名山の南東にある二子山古墳・八幡塚古墳・薬師塚古墳の三基の大型前方後円墳からなる古墳群で、5世紀後半から6世紀前半代にかけて、二子山古墳・八幡塚古墳・薬師塚古墳の順に造営されたと推定されています。このうち全長102メートルの八幡塚古墳は築造当時の状況に、全長108メートルの二子山古墳は発掘調査前の状況に復元されています。テレビで八幡塚古墳の空撮映像を見てこれまでに見たことのない美しさだったので、機会があれば是非来てみたいと思っていた古墳です。









八幡塚古墳や二子山古墳は周濠内に後円部を囲むように中島と呼ばれる4つの小さな墳丘をもつ珍しい前方後円墳です。また八幡塚古墳は前方部の手前の周堤上に形象埴輪が並べられた区画があり、これは大阪の高槻にある継体天皇の真陵とされる今城塚古墳の埴輪祭祀区に似ています。後円部頂上の下には石室が再現されていて石棺も置かれていました。すぐ近くの二子山古墳にも登ってみました。











周囲は上毛野はにわの里公園としてきれいに整備されていて、この二つの古墳も復元整備されているのですが、個人的には八幡塚古墳の築造当時に戻す復元よりも二子山古墳の復元の方が好きです。時間の経過とともに朽ちていくのが歴史であり、そこにロマンを感じるんです。この日は古墳王国群馬を堪能する一日となりました。

この日のお風呂は県道15号線沿いにある「湯の道利休」で、晩ご飯もここで済ませました。車中泊地は少し北に走って利根川に面したところにある「道の駅よしおか温泉」です。到着時にはすでに多くの車が停まっていましたが、いい場所が空いていたのはラッキーでした。







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群馬車中泊旅①

2021年05月20日 | 旅行・車中泊
東北周遊車中泊旅に出る前の2021年3月24日夜~28日、2日間の休みをとって群馬県の四万温泉を目指した4泊5日の車中泊旅に出かけました。この温泉はサンドイッチマンの帰れマンデーを観て行きたくなったところです。往復の立ち寄りスポットも含めて順に紹介します。

初日の24日は仕事が終わってから北品川の単身赴任宅を出て西に向かい「道の駅八王子滝山」で車中泊。ここは都内で唯一の道の駅であり、都内では数少ない車中泊スポットして賑わうところ。この日も到着したときには数台のスペースしか空いておらず、寝る準備をしている最中に埋まってしまいました。危なかった。ほぼ全て車中泊の車だとわかっているので安心して眠ることができました。翌朝は道の駅で買い物をしてゆっくりめのスタートです。



この日の行き先は事前にネットでチケットを買っていたムーミンバレーパーク。道の駅からはまっすぐ北に30キロほどのところですが朝の渋滞で結構時間がかかってしまった。埼玉県飯能市にあるムーミンバレーパークはムーミンをテーマにした公園で、森や池のあるのどかな空気の中をワンコとともに楽しめる場所として選択しました。平日だったのでパーク内はあまり混雑することなく、のんびりゆったりと過ごすことができました。



























この日はずっと曇っていて少し肌寒い天気でしたが、ワンコと一緒に園内をくまなく散策して、15時頃にちょっと遅いランチを取ったあとパークを出てお風呂に行くことにしました。まっすぐ北に20キロのところ、「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」という日帰り天然温泉に到着したのが18時頃。見ての通り、昭和の時代でもまさに私の子供時代の様子を再現したようなところでした。











ご飯と入浴をセットにした1,280円の平日入館パックを利用して2時間ほど、ゆっくりとお湯に浸かったあと、晩ご飯も済ませました。温泉はとてもいいお湯でした。



翌日は富岡製糸場に行くことを決めていたので、この日の車中泊地はさらに1時間ほど北上して群馬県に入ったところの「道の駅ららん藤岡」にしました。ここは上信越自動車道の藤岡インターのすぐ近くにあって藤岡パーキングエリアとも接しているとても大きな道の駅でした。





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東北周遊の車中泊旅(最終日)

2021年05月07日 | 旅行・車中泊
4月7日夕方から始まった東北周遊車中泊旅もいよいよ最終日です。前夜の豪雨もすっかり上がって青空の見える朝を迎えました。ワンコと朝の散歩をしていると、道の駅東山道伊王野は水車の回る風情のあるところだとわかりました。ご近所のお年寄りがたくさん集まっているのは、どうやらフリーマーケットの準備中のようでした。





この日は那須でゆっくりしようと決め、まずは「ホテルエピナール那須」の朝食バイキングに向かいました。ここは宿泊しない外来客でも税込み2,200円で朝のバイキングを楽しめるホテルです。ワンコを車に残して優雅な朝食となりました。





食後は近くの森を散策です。森のチャペルの結婚式では何とアルパカが新郎新婦を祝福する演出が行われていました。






そのあと「那須ガーデンアウトレット」に向かいました。途中の並木道のなんと美しいこと。二人で声をあげながら緑のトンネルを通り抜けました。







那須ガーデンアウトレットはワンコを連れて買い物ができるアウトレットなのでワンコが車で留守番をする必要がなくて一緒に楽しめる場所です。夫婦二人とワンコ、それぞれに買い物をしたのですが、なんとワンコのリードとハーネスが一番高い買い物となりました。



買い物を済ませたあとに行ったのがネットで見つけた黒磯駅前のパン屋さん「KANEL BREAD」。夕方だったためにほとんど完売でしたが棚に並んでいるものをいくつか買いました。





帰宅するまで待ちきれずに帰りに車中で食べてみると、とんでもなく美味しい。我が屋はパンにこだわる家族ですが、その二人が人生で一番かもしれないというほど美味しいパンでした。この次はパンがたくさん並んでいる朝一番に必ず来ようと決めました。もうひとつネットで見つけたスイーツ屋さん「菓子工房シュクレ」にも行ってみたのですが、残念ながら休業となっていたので、ここも必ず再訪しようと決めました。

時刻は16時半。東北旅最後のこの日も温泉に入ってから帰ろうと「佐久山温泉きみのゆ」に立ち寄ることにしました。明るいうちに入る露天風呂はなかなかいいもんですね。出るときはすっかり暗くなっていましたが。



さて、12日間の旅も自宅への道のりを残すのみとなりました。ここまで何事もなく無事に過ごしてきたので、このあとも安全運転を心がけ、23時過ぎに北品川に戻ってきました。12日間の走行距離は2,600キロとなりました。

今回の旅は詳細な計画をたてずに進んでいったので、行ってみると休みだったり閉鎖だったりという残念なことが結構あった一方で、予期せぬ絶景やたまたま見つけた美味しいお店など、たくさんの行き当たりばったりを楽しむことができました。このあとも車中泊で日本全国を旅することを続けようと思っていますが、今回の旅はこれからの私たちの旅のモデルパターンとなりそうです。12日間のレポートを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次の旅をお楽しみに。

(終わり)






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