古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

北海道一周 車中泊の旅 ⑧

2020年10月21日 | 旅行・車中泊
2020年10月2日、北海道8日目は「道の駅ピア21しほろ」からスタート。心配していた雨はほとんど上がっていたので7時過ぎに出発して予定通り北へ向かいました。目指すはナイタイ高原牧場。十勝に来たからには広大な牧場を見たいと思って見つけたのがここでした。写真を見ているだけでも開放感に浸れる場所で、ここもまた一番乗りです。朝露に濡れた鮮やかな緑が一面に広がって美しい。朝の冷たい空気も美味しい。遠くに見えるのは雌阿寒岳や阿寒富士かな。開陽台の眺めに負けず劣らずで、心が洗われました。








雄大な景色を堪能した後は少し南に戻って、十勝を紹介する写真でよく見十勝牧場の白樺並木です。なかなかいい場所だったので、ついでに地図で見つけた展望台まで走りました。でも、ナイタイ牧場を見た後だったこともあり、わざわざやってきたことを少し後悔しました。



時刻は9時を過ぎています。朝ご飯を食べようと探したパン屋さんが「麦音」というお店。店内でパンを買ってテラス席でワンコと一緒に食べました。このお店は帯広でたいへん人気があるようで、平日の朝からお客さんがどんどんやってきてました。





朝ご飯のあと、ガソリンスタンドで給油をして、北海道に渡ってからの度重なる雨でとんでもなく汚くなっていた車を洗いました。大阪でいつもやっているように洗車機の手前でメニューを選んでお金を入れようとしていると、隣の洗車機にやってきた車がいきなりジェットホースで車を洗い出しました。もしかしてと思ってこちら側も確認するとジェットホースが備えてあって、無料でいわゆる予洗いができるシステムになっている。さすが雪の多い北海道だと思いました。ありがたいシステムです。しっかり汚れを落としてから洗車機に入りました。

スッキリして南に向かって走りだしてから「そうや、六花亭本店に行くんやった」と思い出した。ナビをセットしなおして六花亭に到着。広くて天井の高い店内には六花亭のあらゆる商品が並んでいます。箱に入っていないものはどれも安いので、いろいろチョイスして買いました。そして、驚いたのはショートケーキがあまりに安かったこと。今どきのスイーツはどんどん高くなって500円以上も当たり前なのに、ここではほとんどが200円代です。苺のカーディナル、モンブラン、プリンアラモードを買って店内でいただきました。






パン屋さんの麦音に六花亭。お腹だけでなくて心も満たしてくれました。楽しい時間を過ごした帯広とも別れを告げて南に向けて走り、20分ほどで愛国駅に到着。30年以上前に廃線となった旧国鉄広尾線の愛国駅跡です。私たち世代には懐かしいフレーズ「愛国から幸福へ」の愛国駅です。このあと、幸福駅にも行く予定です。







愛国駅のつぎは大正駅で、幸福駅はその次になります。もともと幸震(さつない)という地名だったそうですが、福井県からの入植者が多かったことから「福」の字を取って幸福となったそうです。こちらは観光客が結構たくさんいました。駅舎前のお店では店主のおばさんに黒豆のお茶をご馳走していただき、このあたりの畑でよく見る作物がビートといって砂糖の原料になるということや、このあたりはメークイン発祥の地であるということなど、いろいろと教えてもらいました。








ここからはさらに南下して目指すは襟裳岬。海岸に出てから襟裳岬までは通称「黄金道路」を走ります。Wikipediaによると「日高山脈が海岸までせまり交通難所となっていた場所で、黄金を敷き詰められるほど、建設に莫大な費用(総工費945 503円、1 mあたり28円20銭)を投じ、1927年(昭和2年)の着工から8年もの歳月を要して断崖を切り開く難工事の末に開通したことが名称の由来」とのこと。でもその道路も今ではほとんどが新しく作られたトンネルに置き換わっていて愛想ナシ。ちょっとだけ旧道を走ってみたけどスリルがありました。



途中でコンブ漁をしている大勢の漁師さんたちを見つけ、車を停めてしばらく眺めていました。浜に積みあげたコンブを軽トラックの荷台のウインチで引き上げるというのをネットで見ていたので、それが確認できました。




日高山脈に沈む夕陽を見ながら襟裳岬に到着したときはすでに16時40分。間もなく水平線に陽が沈みます。待ちに待った夕陽の絶景のチャンス。駐車場からワンコとともに歩きます。襟裳岬は風が強いことで有名な岬ですが、このときはほとんど風を感じませんでした。どんどん陽が沈んでいきます。岬の先端へ行けば水平線に沈む夕陽が見れそうだったのでワンコと一緒に長い階段を下りて上って、また下って。残念ながら岩陰に隠れて太陽が見えなかったので、また階段を上って下りて上って灯台まで戻りました。あー、しんど。ここは思っていた通り、森進一の襟裳岬が口をついて出てきました。










灯台越しのきれいな夕陽を見ることができましたが、水平線には雲があって海に沈む夕陽は見れませんでした。じっと眺めているといつの間にか灯台に灯が入っていました。

時刻は17時半を過ぎました。このあたりは日が暮れるとご飯を食べるところがないのはわかっていたので、Googleで検索しながら走りました。良さそうなレストランがあったのでそこに決めて40分ほど走って到着。なんとなくやっていない雰囲気だったので奥さんが見に行くと、なんと「本日、貸し切り」とのこと。仕方なく次を検索。15分ほど走った浦河町にいくつかお店があったので、ゆるりと走りながらどこにするかを考えて決めたお店が「やなぎ」というレストラン。選んだメニューは、奥さんが海老ラーメンで私が生姜焼き定食。海鮮が続いていたので少し肉系が食べたくなりました。安くて美味しいレストランでした。



お風呂は「道の駅みついし」に併設する「みついし昆布温泉蔵三」です。この道の駅で寝るつもりだったのでお風呂はゆっくり入ることができました。



この日の走行距離は306キロ。帯広のパン屋さんや六花亭に入ってこれまでと違った楽しい一日でした。 (続きは次回)








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