2023年2月26日〜28日、今年初めての旅行は福岡へ。ただし、今回は車中泊ではありません。なぜかと言うと、ふるさと納税をした大阪府泉佐野市のキャンペーンに当選してpeachポイントをいただいたのでpeachに乗っていくことにしました。とはいえ、二人だと往復分が取れなくて、帰りはJALのマイルで。それでは2泊3日の様子を紹介します。
まずは最寄り駅の始発電車に乗って関西空港へ向かいます。実はpeachに乗るのは今回が初めてで、関空第2ターミナルの利用も初体験です。出発ターミナルはでっかい倉庫のようで、あまりの簡素さにビックリしました。朝一番とはいえ保安検査場は大行列で、もちろん搭乗する便は満席。結局、20分ほど遅れての出発となりました。
福岡空港を出てすぐ近くのニッポンレンタカーの営業所に向かいます。旅の直前まで行程をいろいろと考えていてレンタカーの予約が遅くなり、前々日にネットで1件だけヒット、というラッキーな予約でした。
車に乗り込んでまずは志賀島へ。福岡には旅行や出張で何度も来たことがあるのだけど志賀島はなかなか機会がなかった。小学生の時に金印が出た場所と知って以来、一度は行ってみたいと思っていたものの、近くて遠い志賀島でした。
島内のどこかで美味しい海鮮を食べようと思っていくつかチェックしていたのですが、あまり深く考えずにとりあえず行ってみた「魚処わき」に決めて、開店まで時間があったので少し戻って金印公園でのんびりと過ごしました。
島の南側の斜面に作られた金印公園からは博多湾の向こうに福岡市内から糸島半島まで見渡すことができます。この日は天気が良かったので陽の光を受けた海面がキラキラしています。なんとも気持ちのいい眺め、心地よい場所でした。
それにしてもこんなところから金印が出たのはどうしてだろう、と考えざるを得ませんでした。出土した場所は現在は海岸沿いを走る道路になっているあたり、平地がほとんどないこの場所は古代にあっても建物があったとは思えないところです。福岡市博物館によるとこれまで「墳墓説」と「隠匿説」で論争があったそうですが、解説を読んでいるとどうやら「墳墓説」に軍配が上がりそうなのかな。そうだとしたら、奴国の王墓と言わざるを得ないけど、こんなところに王墓を造るかな。また別の機会に考えてみたいと思います。
お店に戻るとすぐに開店です。大将に勧められるままにヒラメの刺身をメインにした気まぐれ御膳を注文しました。下の写真は二人前ですが、見た目以上にボリュームがすごくて、ヒラメはもちろんのことマグロも鯛も何もかも新鮮で美味しかったです。値段は少し高い目ですが、それ以上に満足度の高いお料理でした。
食後は志賀島を一周して志賀海神社を参拝しました。古代史仲間の方に教えてもらった綿津見三神が祀られる安曇氏ゆかりの神社で、ここも機会があれば来たいと思っていた神社です。安曇氏も詳しく勉強してみたい氏族のひとつ。
このあとの行き先はいろいろ悩んだ結果、宮地嶽神社を目指すことにしました。事前の調べで、宮地嶽神社参道の階段からのびる光の道の先に太陽が沈む1年に2回しかないタイミングだというのわかっていたので、かなり並ぶ覚悟をしていきました。到着すると整理券をもらう人が並んでいます。係の人に聞くと300人限定で今250番目くらいというので、何とか光の道の夕陽を見れそうです。
境内を参拝したりして時間をつぶそうと思ったものの、結局、寒い中を2時間半くらい並んでいました。時間が来て並んだ順に見学場所(参道の階段)に行くと上の方のいい場所はすでに埋まっていましたが、見れるだけで十分と思っていたので、下の空いているところに座って日没を待ちます。この日の日没時刻は18時11分。20分くらい前から空がオレンジ色になっていき、18時前になると太陽がちょうど光の道の上に。きっと何かいいことがあるぞと思えるほどいいものが見れました。
1時間ほど走って市内に着くころには真っ暗になっていました。レンタカーを返却してホテルまで歩きます。この日のホテルは法華クラブ福岡。大浴場があるのと、以前に広島の法華クラブに泊まった時に地元の食材を使った美味しい朝ご飯がついていたので、今回もそれに期待して決めました。
チェックインを済ませて疲れた身体を奮い立たせて外に出ました。キャナルシティでは噴水ショーを最後の少しだけ見ることができてラッキー。川端通商店街の入口で見つけた「餃子のたっちゃん」という居酒屋で晩ご飯。餃子と焼売が絶品でした。
この日は朝早い始動だったこともあって少し疲れたものの、行きたかった志賀島を巡り、一度は見てみたかった宮地嶽神社の光の道に沈む夕陽を拝み、ランチも晩ご飯も大満足で充実の一日となりました。
(つづく)
まずは最寄り駅の始発電車に乗って関西空港へ向かいます。実はpeachに乗るのは今回が初めてで、関空第2ターミナルの利用も初体験です。出発ターミナルはでっかい倉庫のようで、あまりの簡素さにビックリしました。朝一番とはいえ保安検査場は大行列で、もちろん搭乗する便は満席。結局、20分ほど遅れての出発となりました。
福岡空港を出てすぐ近くのニッポンレンタカーの営業所に向かいます。旅の直前まで行程をいろいろと考えていてレンタカーの予約が遅くなり、前々日にネットで1件だけヒット、というラッキーな予約でした。
車に乗り込んでまずは志賀島へ。福岡には旅行や出張で何度も来たことがあるのだけど志賀島はなかなか機会がなかった。小学生の時に金印が出た場所と知って以来、一度は行ってみたいと思っていたものの、近くて遠い志賀島でした。
島内のどこかで美味しい海鮮を食べようと思っていくつかチェックしていたのですが、あまり深く考えずにとりあえず行ってみた「魚処わき」に決めて、開店まで時間があったので少し戻って金印公園でのんびりと過ごしました。
島の南側の斜面に作られた金印公園からは博多湾の向こうに福岡市内から糸島半島まで見渡すことができます。この日は天気が良かったので陽の光を受けた海面がキラキラしています。なんとも気持ちのいい眺め、心地よい場所でした。
それにしてもこんなところから金印が出たのはどうしてだろう、と考えざるを得ませんでした。出土した場所は現在は海岸沿いを走る道路になっているあたり、平地がほとんどないこの場所は古代にあっても建物があったとは思えないところです。福岡市博物館によるとこれまで「墳墓説」と「隠匿説」で論争があったそうですが、解説を読んでいるとどうやら「墳墓説」に軍配が上がりそうなのかな。そうだとしたら、奴国の王墓と言わざるを得ないけど、こんなところに王墓を造るかな。また別の機会に考えてみたいと思います。
お店に戻るとすぐに開店です。大将に勧められるままにヒラメの刺身をメインにした気まぐれ御膳を注文しました。下の写真は二人前ですが、見た目以上にボリュームがすごくて、ヒラメはもちろんのことマグロも鯛も何もかも新鮮で美味しかったです。値段は少し高い目ですが、それ以上に満足度の高いお料理でした。
食後は志賀島を一周して志賀海神社を参拝しました。古代史仲間の方に教えてもらった綿津見三神が祀られる安曇氏ゆかりの神社で、ここも機会があれば来たいと思っていた神社です。安曇氏も詳しく勉強してみたい氏族のひとつ。
このあとの行き先はいろいろ悩んだ結果、宮地嶽神社を目指すことにしました。事前の調べで、宮地嶽神社参道の階段からのびる光の道の先に太陽が沈む1年に2回しかないタイミングだというのわかっていたので、かなり並ぶ覚悟をしていきました。到着すると整理券をもらう人が並んでいます。係の人に聞くと300人限定で今250番目くらいというので、何とか光の道の夕陽を見れそうです。
境内を参拝したりして時間をつぶそうと思ったものの、結局、寒い中を2時間半くらい並んでいました。時間が来て並んだ順に見学場所(参道の階段)に行くと上の方のいい場所はすでに埋まっていましたが、見れるだけで十分と思っていたので、下の空いているところに座って日没を待ちます。この日の日没時刻は18時11分。20分くらい前から空がオレンジ色になっていき、18時前になると太陽がちょうど光の道の上に。きっと何かいいことがあるぞと思えるほどいいものが見れました。
1時間ほど走って市内に着くころには真っ暗になっていました。レンタカーを返却してホテルまで歩きます。この日のホテルは法華クラブ福岡。大浴場があるのと、以前に広島の法華クラブに泊まった時に地元の食材を使った美味しい朝ご飯がついていたので、今回もそれに期待して決めました。
チェックインを済ませて疲れた身体を奮い立たせて外に出ました。キャナルシティでは噴水ショーを最後の少しだけ見ることができてラッキー。川端通商店街の入口で見つけた「餃子のたっちゃん」という居酒屋で晩ご飯。餃子と焼売が絶品でした。
この日は朝早い始動だったこともあって少し疲れたものの、行きたかった志賀島を巡り、一度は見てみたかった宮地嶽神社の光の道に沈む夕陽を拝み、ランチも晩ご飯も大満足で充実の一日となりました。
(つづく)