2046

　私はあまり外国映画を得意としていません。
　はぁ？いつも洋画について熱く語っているじゃない？と思われましたよね。
　苦手なのは、米英以外の外国映画です。いわいるカンヌで評価される作品（私と友人の間では「カンヌもの」と呼んでいます）などが苦手ジャンルです。
　なので、中国ものもほとんど進んで観ることはないのですが・・・・・

　こちらの映画は思っていた以上に楽しめました。
　映像がキレイ・・・・・
　退屈なジゴロの話を、独特な発想と演出でカバーしていて、quite interesting でした。
　それに何より、チャン・ツィーの演技を素晴らしく思いました。キャラクターはあまり共感できるタイプではないけれど、彼女のたたずまい、表情、一つ一つがなんと多くのことを語っているでしょう。
　これまで何作か観てきましたけれど、毎作観るごとに「なかなかやるな」「なるほど」などと印象づけられてきました。可愛いだけじゃなかったのね。
　キムタクはキー・パーソンではありましたが、特に演技力を求められているものでもありませんでした。だからこそ、存在感がある必要がある役だと思いました。あれはキムタクで良かったんだなーと考えます。


「Bhaji on the Beach」

　私の好きなMeera Syalの映画です。イギリスで暮らすインド人女性たちが小旅行に出かけ、自分自身と向き合い、今後の生き方を考える作品。
　一人のおばさんが空想好きで、ちょっとアリー・マクビールみたいな面もあって面白くもあるのですが、ちょっと大衆受けしそうもない映画でした。


「Genova」

　Colin Firth 主演、交通事故で妻を失った男性と、母を失った娘たちのやるせない日々をつづった物語。物語は大きくは動かないものの、多分、なんとなく、持ち直した感じで終わったの、かな・・・・・


「The Hurt Locker」

　実は賞レース後すぐに観たのですが、どういう感想を書いていいかわからず放置。
　タイトルの意味を全く考えてもいなかったのですが、よくよく見ると素晴らしいタイトルだということに気がつきました。
　内容については、もうあんまり覚えていないのですが、ガイ・ピアスとレイフ・ファインズがあっという間に死んでしまうことが一番印象的でした。誰でもよかったんじゃ？と思って・・・
　それくらい、かな。