私はマーチン・スコセッシが大好き。
といっても、彼の作品が好きなわけではないです。「Taxi Driver」はもちろん名作ですが、近年の「Gang of New York」や「Aviator」などちょっと硬派というか男くさい感じが私には合わないようです。白状しちゃうとコッポラとの区別もいまいちついていなかったり・・・でも何だかんだとほとんどの作品は観ているの。
好きな作品は一つ、マイナーでカーキーなのですが、「After Hours」というものです。とにかく主人公が何をしたいのか最後までさっぱりわからないところが、ものすごーく可笑しかったので。
監督の何が好きなのかというと、キャラです。なんていうか真っ直ぐというか、素直なところ。
例えばアカデミー賞など、大物にもかかわらず、もう見るからに「欲しくてしょうがない」という感じ。獲れなかったら素直にがっかりしているし、自分の制作チームに賞が与えられた時には震えながら泣いています。みんなはもっとスカシテいるでしょ?
あー、早く彼に監督賞か作品賞を獲って欲しい・・・長年思い続けた私。でも作品を観る度「どうかなぁ」って。良い悪い以前に好みじゃないから。
「そんなに欲しいなら、ディカプリオを切っちゃえばいいのに」
決してディカプリオを悪いと言っているのではなく(結構好きなんで)、ハリウッドは彼に賞はあげないでしょ?第二のトム・クルーズに仕立てあげようとしてるでしょ?可哀想になと思う反面、「Blood Diamond」で撃たれたか刺されたかして苦しんでいる時の「はぁ、はぁ、はぁ」でちょっと無理だなーと思った。
とはいえ「Departed」で作品賞と監督賞を獲ったのはちょっと解せなかったですけどね。香港のオリジナル版の方が断然面白かった。
あとはマーチンについては、シャーク・テイルで声の出演をしたり、チョロチョロ表舞台にも出てくる茶目っ気も素敵
さて、前置きばかりが長くなりましたが、私の心配をよそに、監督は本当にディカプリオに惚れ込んでいて、また一緒に作品を作ったとのこと。その心意気にも惚れますよ。しかも前評判は上々。私にとってはmustな一品。
この映画は日本の宣伝の仕方が悪かったのかな?謎解きだとか、意外な結末が待っている、とかそういう売り出し方だった?
公開後は、展開が見え見えだったとか、結末に驚きがない、とか「最後にがっかり」という評価が大半だったと記憶していますが、私は普通に楽しめましたよ。その宣伝コピーなんかを知らないからでしょうか。
確かに展開もだいたい読めるし、結末も正直ありきたり。
だけどそれの何が悪い?
原作を読んではいないけれど、台詞や場面に無駄がなかったし、上手く抜粋された脚本を作っていたのではないかな。
それとキャスティングがなんといっても成功(?)の鍵だったのでは。ベン・キングスレーの最後まで善玉か悪玉かわからないような演技は圧巻だし、エミリー・モーティマーやパトリシア・クラークソンなどちょっとクセのある女優さんを起用したことも演出効果大だったと思うし。
一番の収穫はマーク・ラファロ。私、どうしてでしょうね、あの人どうしても好きになれず、不当に毛嫌いしていたので・・・・今回は目の優しさがあの役の人物としての心遣いを上手く表現していて良かったです。
ディカプリオの演技に関しては特にコメントなし(笑)でも悪くはないんじゃないの?
といっても、彼の作品が好きなわけではないです。「Taxi Driver」はもちろん名作ですが、近年の「Gang of New York」や「Aviator」などちょっと硬派というか男くさい感じが私には合わないようです。白状しちゃうとコッポラとの区別もいまいちついていなかったり・・・でも何だかんだとほとんどの作品は観ているの。
好きな作品は一つ、マイナーでカーキーなのですが、「After Hours」というものです。とにかく主人公が何をしたいのか最後までさっぱりわからないところが、ものすごーく可笑しかったので。
監督の何が好きなのかというと、キャラです。なんていうか真っ直ぐというか、素直なところ。
例えばアカデミー賞など、大物にもかかわらず、もう見るからに「欲しくてしょうがない」という感じ。獲れなかったら素直にがっかりしているし、自分の制作チームに賞が与えられた時には震えながら泣いています。みんなはもっとスカシテいるでしょ?
あー、早く彼に監督賞か作品賞を獲って欲しい・・・長年思い続けた私。でも作品を観る度「どうかなぁ」って。良い悪い以前に好みじゃないから。
「そんなに欲しいなら、ディカプリオを切っちゃえばいいのに」
決してディカプリオを悪いと言っているのではなく(結構好きなんで)、ハリウッドは彼に賞はあげないでしょ?第二のトム・クルーズに仕立てあげようとしてるでしょ?可哀想になと思う反面、「Blood Diamond」で撃たれたか刺されたかして苦しんでいる時の「はぁ、はぁ、はぁ」でちょっと無理だなーと思った。
とはいえ「Departed」で作品賞と監督賞を獲ったのはちょっと解せなかったですけどね。香港のオリジナル版の方が断然面白かった。
あとはマーチンについては、シャーク・テイルで声の出演をしたり、チョロチョロ表舞台にも出てくる茶目っ気も素敵
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さて、前置きばかりが長くなりましたが、私の心配をよそに、監督は本当にディカプリオに惚れ込んでいて、また一緒に作品を作ったとのこと。その心意気にも惚れますよ。しかも前評判は上々。私にとってはmustな一品。
この映画は日本の宣伝の仕方が悪かったのかな?謎解きだとか、意外な結末が待っている、とかそういう売り出し方だった?
公開後は、展開が見え見えだったとか、結末に驚きがない、とか「最後にがっかり」という評価が大半だったと記憶していますが、私は普通に楽しめましたよ。その宣伝コピーなんかを知らないからでしょうか。
確かに展開もだいたい読めるし、結末も正直ありきたり。
だけどそれの何が悪い?
原作を読んではいないけれど、台詞や場面に無駄がなかったし、上手く抜粋された脚本を作っていたのではないかな。
それとキャスティングがなんといっても成功(?)の鍵だったのでは。ベン・キングスレーの最後まで善玉か悪玉かわからないような演技は圧巻だし、エミリー・モーティマーやパトリシア・クラークソンなどちょっとクセのある女優さんを起用したことも演出効果大だったと思うし。
一番の収穫はマーク・ラファロ。私、どうしてでしょうね、あの人どうしても好きになれず、不当に毛嫌いしていたので・・・・今回は目の優しさがあの役の人物としての心遣いを上手く表現していて良かったです。
ディカプリオの演技に関しては特にコメントなし(笑)でも悪くはないんじゃないの?