hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Charlie Bone and the Red Knight

2010年03月13日 | Captain R 13 読書
 待ちに待ったCharlie Bone の最終巻をようやく手にすることができました。
 私が読んでいるわけではないので、いつものように裏表紙から抜粋を。

 The evil Bloors are collecting ever more powerful magical allies. Their cronies are taking over the city and driving everyone away.
Charlie is determined to stop them. But with the Pet's Cafe closed down, Billy trapped in Badlock and another friend in league with the Bloors, it looks like Charlie's only hope is the mysterious Red Knight.

The final book in a series cracking with magic!

 続けて読んでいないと何の事だかさっぱりわからないですね。
 とにかく Captain R を始め多くのファンに惜しまれながらの最終巻も、みなさん大満足の読後感だったようですよ。



 
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The Show at Rickety Barn

2010年03月12日 | 絵本・児童書
 農場に住む猫が、変わり映えのない毎日に何か変化を、とショーをすることを思いつきました。ポスターを貼って、歌の練習を始めます。
 それを聞いた豚がパーカッションとして参加することに。
 それを聞いたヘンたちがコーラスとして参加することに。
 その後も次々と動物たちが自分たちの芸もショーを盛り上げる助けになれば、と参加協力してきます。
 そして、ショーの当日・・・・・あれ?お客さんは?

 みんなで何かをする時の楽しい気持ちが、テキストとイラストの動物たちの表情からたっぷり伝わってきます。
 おもしろいですよ!



 ちょこっと日記:

 Captain R のギターの試験がようやく終了した。はぁ~~~疲れたぁ~~~
 本人はリラックスしているし、終わった後も自信満々。うらやましい自信過剰。
 私は毎日なんか切羽詰まっていたし、夕べも眠れず、今朝も大緊張。
 この「のみの心臓」なんとかしないと、この先たまらんなぁ・・・・
 次は Nancy の Choreographic Competition だ。
 図らずもステージ・ママのような生活じゃない?
 曲はハナ・モンタナから、ナンシーの考えたダンスのタイトルは「 Lots of Me」!
 こっちもまたすごい性格をしている様な・・・・  
 
 
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Percy Jackson #5 The Last Olympian

2010年03月11日 | Captain R 13 読書
 パーシー・ジャクソン第5巻、そして最終巻になります。

 Most People get presents on their sixteenth Birthday. I get a prophecy that could save or destroy the world.
That's how it is when you're the son of Poseidon, God of the Sea. According to an ancient prophecy, bad things will happen when I turn sexteen - because I'm the one who gets to decide the fate of the entire world. But no pressure.

 なんだかハードな運命をささげられて、大変な使命が与えられているようです、パーシー君。それで、タイタンやモンスターが、ニューヨークの街を、オリンポスの山(エンパイヤーステイトビルディングの屋上ですね)を襲ってきているそうです。
 
 So it's me and forty of my demigod friends versus untold evil......

Can Percy stop the rampage of the Titans, to save Olympus and himself?


 図書館が入手するのを待ち切れず、買わされました。
 最終巻の割には、付録もおまけのページもついていず、あっさりした本でした。
 Captain R は名残惜しそうな感じでしたが、もうすでに5月に出る新作の方にも興味が向かっているようです。今度はファラオが絡んできそうですよー
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The Gardener

2010年03月10日 | 絵本・児童書
 なるほど、そういうことだったのか・・・・

 たくさんの方が紹介しているこの絵本が気になって、図書館にオーダーをかけました。

 あー・・・最後が・・・・グッとくるというか、じわ~んとくるというか。
 静かに、シンプルに語られているけれど、力強く響いてくる、そういう作品です。

 なんだか、かなわないなぁと思いました。絵本って素晴らしい・・・
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Lovely Bones 読後感想 その2

2010年03月09日 | 洋書
 引き続き熱く語ります。
 まずは14歳の女の子が語っていく構成について。14歳の心の声を represent するという作者の試みは上手くいっているであろうか。
 殺害されるまでの彼女の環境からいって、14歳の少女がこれくらい冷静で大人びた語りができるものだろうか。両親が揃っていて家族仲にも何の問題もない。学校ではそれほど人気者とはいえないものの、いじめられていることもなく、好意をもってくれている男の子だっている。そんな14歳の少女とはこのようなものだろうか。母親の心ここにあらずな様子を察知できるくらいだから、通常より精神的に mature だったのか。最近児童書を読んでいたせいか、作家の立ち位置について少し疑問に思った。
 例えば、大昔に読んだ「アルジャーノンに花束を」のように、殺害された14歳と後半の22歳以降の精神面の違いを文章でもっとクリアに表現していれば、より面白かったのでは。

 全体的には私がしっかり読み取れていないのだとは思うが、テーマが散りすぎていてパンチが感じられなかった。セッティングは興味深いし素晴らしいのだけれど、なんとなくぼんやりする点がありすぎた。静かながらも力強さを感じる作品を期待していただけに残念。
 悪くはなけれど、私にはそれほど響いてこない作品ということで、6 out of 10
 
 最後に映画化されたからこそ、頭の中で完全映像化したからこそ読めた作品だったのだが、大失敗した点が・・・・
 読み始めの記事に書いたのだが、レイの役に身近な人間(息子の友達の兄ザック)を配役してしまったこと。危害の加わる役でなかったからいいものの、よく考えると浅はか。
 それに14歳の淡い恋。キスだけで終わったはずだったのに、後半にはなんともっと先に進展してしまった!このままではMrハーベイじゃなく、私の方が変態では・・・・
 というわけで、最後の最後でザックは降板。
 もう二度と身近な人間をキャスティングするのは止めようと思う。
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Lovely Bones 読後感想 その1

2010年03月08日 | 洋書
 読み終わっての第一声は、想像していたストーリーと全然違った、ということ。映画のトレイラーなどからは、家族の再生をメインのテーマとしながら、殺人事件の真相を明らかにし、解決に向かっていくサスペンスもののイメージがあったからだ。
 今日は全体を通しての感想ではなく、気になった点のみについて書いていこうと思う。
 
 こういった内容の本を読むとき、主人公または登場人物に共感できるような本を好むか。それとも登場人物とは距離を置いて、あくまで客観的に読み進めるか。
 作家はどの読者層を対象にこの作品を書いたのだろうか。
 母親が娘の死にcopeできず、13歳の娘と3歳の息子を残し家を出て行く。
 「Changeling」のアンジェリーナ・ジョリーのセリフではないが「My child is my life」、所属先は School playground な私を含む層にはこの作品の中の母親の行動には共感できないのではないか。それとも「私にはできないけれど」と潜在的な願望を実行できる彼女に好意的になるだろうか。子供と一緒に過ごす時間がもっと欲しいと願っている働く女性はどうだろうか。父親の立場だったら。
 もし私だったら・・・・私だったら・・・・
 子供を失うことを想像しようとすると、自動的に頭と心の動きがストップして考えられないことに気づいた。自分の立場に置き換えることを避けながら、一般的なパターンを想像してみる。
 その場に留まったとして、異常なくらい生きている子に執着してしまうかもしれない。一分一秒たりとて目を離したくない。すべてに干渉し過保護になる。そうして子供を潰してしまうかもしれない。または、その場にいながら殺されてしまった子をその子に重ねてしまう、思い出してしまうことがイヤで、生きている子供から目を逸らしてしまうかもしれない。子供にとってそれほどの仕打ちもないだろう。そう考えるとこの作品中の母親の行動を否定することもできない。この子供たちは外の人間の協力も得ながらも何とか自分の足で立ち続けているから。
 共感できないといいつつ、ここまで考えている私のような者がいる限り、作者の狙いどころ(読者対象)は「この辺」で、成功しているのかもしれない。
 

 二つ目に興味をそそられたのは、残された子供たちが「父親寄り」の立場に徹しているところだ。8年間も置き去りにされたら、当たり前、という気もするが、実際のところ、現実社会でもフィクションの世界でも「母親にはかなわない」的な考えが一般的ではないだろうか。
 「My sister's Keeper」の作者 Jodi Picoult のいくつかの作品でより顕著だったと思うのだが、「子供のことを一番に考えているのはほかの誰でもない母親の私よ!」という態度。自分と夫である父親の間に優劣をつけている感じ。または、日本人の男性作家の作品では、何度も子宮まで持ち出して「母親絶対主義」(私にしてみれば女性に対する激しい妄想)を唱えているものもある。
 子供たちの父親を気遣う態度が静かながらよく書かれていると思うが、できれば父親の心情をもっと丁寧に描写してあれば良かったかと思う。

 明日に続く。
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Follow that bear if you dare

2010年03月05日 | 絵本・児童書
 くまが大好きなうさぎ。いつもくまの本を眺めています。
 ある日、本を参考にして、Bear Hunt に行こうと決意します。
 いまいち乗り気じゃない友達も誘って、道具も揃えて意気揚々と出かけます。
 この Bear Hunt の参考書がとにかくユニークでおもしろいですよ。
 最後の展開とうさぎたちの姿に笑っちゃいます。


 今日の日記:

 英語が不自由なのに、ネイティブの人が親しげに話してくれると、いっぱい話さなくてはと焦って、余計なことを話したり、失言をしたりしませんか?私はしょっちゅうです。今日はこんなことがありました。
 Year 6 の子供たちの中学の合格発表がありました。気になるけれど、現状は厳しいし、その学年には特に親しくしている人もいないので、結果を訊くのはちょっと。
 そこで、「ここの家の子は固いだろう」と踏んだ息子の同級生のお母さんに声をかけてみた。「Have you got a good news?」
 「Yes, Alex's got a first choice.」よし、相手を間違えなかったぞ。
 「That's fantastic! Great!」
 とても評判のいいグラマースクールですが、この学校はその区に住んでいる子だけに受験資格があるので、この家族はそのために引っ越しをしました。
 そして相手のお母さんの話に相槌を打ちながら、次何しゃべっていいかわからない私。どうしよう、と思いついたのが、「倍率はどれくらいなの?」
 「4,5倍かな」
 「あら、案外低いのね」うちの地元の学校は誰にでも受験資格があるので40倍!
 「男子校だからね、共学に比べるとやっぱり受験者は多くはないよね。でも、ここの区は第3希望までしか書けなくて、全部駄目だった子も結構いてね・・・・」
 と話は進み、私はここで何の気なしに「引っ越しした甲斐があったわねー」という感じのことを言いました。すると、
 「・・・・・・you could say so・・・・」
 まずい!失礼だったよね?引っ越したからじゃなくて、息子が優秀だから入ったんだよ。頑張ったから入ったんだもんね!うわ、どうしよう・・・
 すると、さすがイギリス人、「本当に良い学校だと思うし、校風がアレックスに合っていると思うのよね」とカチンときたのを抑えて、流してくれました。ほっ 
 「お宅の Captain R にも向いている学校だと思うよー」
 「そっかー、でもうちには受験資格ないしね」
 「だから、ひっこし、すればいいんじゃない?」やっぱりムッときたんだなぁ・・・
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メリルストリープなら何でもあり?Mamma Mia!

2010年03月04日 | 映画
 この記事、ずいぶん前に書いたのですが、読書記録を優先してきたため保存したままだったのですが、アカデミー賞でメリル・ストリープが賞を獲った後では記事の意味合いも、読む側のとり方も変わって来て厭なので、今のうちにアップしておこうと思いました(笑)


 この映画ずい分話題になりましたよね?
 メリルストリープを筆頭に豪華キャスト。Colin Firth と Piece Brosnan を一緒に使うんですよ!
 いやー、なんか、コメントは避けた方がいいくらい、きっつかったです。
 A級スターをふんだんに使った恐るべしB級映画。観終えるのに4か月かかりました。色々な意味で笑えたけど、どっちかというと顔がひきつった・・・
 メリル・ストリープ、やりたい放題って感じ。
 エンディングとかおかしいでしょ?あれ。あそこまでやる?
 コリン・ファース(歳とって太った彼がちょっと好きかも)もピアス・ブロスナンもそこまで無茶しなくても・・・
 それに、必要もないのに英国人俳優をたくさん起用しているところに、いやらしい商業的なものが臭う・・・

 ヘレン・ミレンには絶対メリル・ストリープのとった道を歩んで欲しくない、と心から思うのでした(彼女は地がかなり面白い系だとは思うけれど)。あと、パーシー・ジャクソンを見た時に、ユマ・サーマンのことも心配になりました。

 それにしても、メリルストリープなら何でもありなのかー!!!
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ORT stage 13 Pet Squad

2010年03月03日 | Nancy 10 読書
Have you ever wondered who looks after your pets when humans aren't around? The answer might just be the Pet Squad - and their fearless leader, Bubbles the goldfish.

 金魚をリーダーとし、近所のペットたちがチームを作って、近所の意地悪な犬から仲間を守る話。

 うちの娘の学校では Stage 7 くらいから、個人の音読の能力よりもグループで一緒に読み、その本について話し合うことを中心に学習しています。
 まずは家庭で音読をし、reading record というノートにある課題に取り組みます。その際にできるだけ、あらすじや感想ついて話すことを促します。

Forcus of the week;
 
 To understand when a sentence is written in the past tense, present tense, or future tense.

 短い一冊の本に時制の違う文がはいっていることは、なかなかないのではないかと思うのですが、この作品には確かにどの時制の文も含んでいます。よく考えられて選ばれていると感心しました。

Child's response:

Can you write one sentence in;
 
 1) the past tense
 
2) the present tense

3) the future tense

 学校では能力別のテーブルに分かれて、順番に音読をし、取り組んできた課題を発表したり、内容や感じたことについて話し合います。
 週のターゲットはクラス全員同じなので、Stage 9、 Stage 7 の本を読んだ子どもたちも同じように、それぞれの本から時制の違う文章を抜き出して書いてくることになります。そういう意味でもORTの本は優れた構成をしていると思います。
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Atticus the storyteller's 100 Greek Myths

2010年03月02日 | Captain R 13 読書
 「今年の Year 3 はたくさんグリークについて習っていてずるいんだよ。もっと習いたかったのに・・・いいなぁ」なんて、めずらしく学習意欲を表したので、早速買い与えましたよ、ギリシャ神話の本。そして届いたその瞬間から読んでいます。
 これも「パーシー・ジャクソン」の相乗効果ですか。ちなみに去年夢中になっていた「Artemis Fowl」のArtemis という名前も God of hunting にちなんでついているそうです。神話や宗教などは文学作品(文学といっていいかどうかわからない作品も含む)から、絵画など色々な文化面への知識の広がりになるから良いですよね。
 たくさんある中からこの本を選んだのは、イラストが全ページに入っていることが一番のポイントです。興味があって読む Captain R には重要なことではないでしょうが、神話や聖書のお話が苦手な私には大切。来年 Nancy が習うときにはきっと援助が必要でしょうし。
 今パラパラ開いていると、ちょうどパーシージャクソンで見た Lighting Bolt の絵が出てきて、映画とそっくりな形なので「ほ~」っと感心しました。息子が興奮して語るには、読み比べてみると「パーシージャクソン(原作本)」の話はだいたいにおいて、神話に忠実なのだそうです。まんざらただのファンタジーに終わっていないらしいですよ。
 この本の特徴は、それぞれの神話がチャプターに分かれているだけではなく、Atticus がStorytelling Festival に参加するためギリシャ内を旅しながら、道中出会った人々にストーリーを語っていく構成になっていることです。(息子に聞いたら、旅をしながら馬に話している、と言っていた。嘘ばっかり!しかもロバなのに馬とか言っちゃって、彼の英語力本当に大丈夫なのか?)
 このAtticus の旅とギリシャ神話がリンクした形になっているので、順番に読んだほうがよさそうに思うのですが、うちの子のように興味のある話だけを選んで読んでも構わないみたいです。
 ただいまかなり夢中です。
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The-Hundred-Mile-an-Hour Dog シリーズ

2010年03月01日 | 我が家のお気に入りの本
 2階からケタケタ笑う声が聞こえてきたら、我が家ではそれはJeremy Strong の本を読んでいるということ。一体何回繰り返して読んでいるのでしょうねー。
 その一つがこちら The Hundred-Mile-An-Hour Dog シリーズ。5巻まで出ています。

 世界一足の速い犬ストリーカー。なぜか次から次へとトラブルを引き起こしてしまう。そんな彼女と、飼い主?ペット?の2本足で歩くトレバー少年との物語。
 我が家にあるのは④のLost!で、ストリーカーの一人称で語られていますが、その他はトレバー君のがストーリーテラーのようです。

 ①The Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ②Return of the Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ③Wanted!The Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ④Lost!The Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ⑤Chiristmas Chaos for the Hundred-Mile-An-Hour Dog

 5巻は未読。昨年冬にハードカバーでの発売だったので、今年のクリスマスシーズンに買おうね、と話して楽しみにしています。
 だいたい150ページ前後で、文字は少なくはないけれど、イラストも結構入っています。対象年齢は7+となっています。
 アマゾンでは、「息子を乗せようと1つのチャプターだけのつもりで読み始めたところ、面白くて結局最後まで読み聞かせてしまった」というレビューもありましたよ。

 その他今週借りてきたジェレミーの本は、

 「The Beak Speak」

 マークの母親が家を出て行ってから、獣医の父親は仕事と家庭の両立にてんてこまい。そんな父親を見かねて、マイクは新しい母を探そうと広告を出す。そのことが後々、動物たちまで巻き込む大変なこと!
 あらすじを読んだ限りなかなか面白そうな感じですが、残念ながら息子の評価もアマゾンのレビューもそれほど高くはありませんでした。

 ジェレミー好きを公言している Hinajiro一家ですが、好きなのは特にニコラス少年と家族についての作品(シリーズ名がない)と、このHMHDシリーズ。単品ものも面白いものがたくさんありますが、私個人としてはPirates Schoolシリーズは楽しめませんでした。
 Jeremy ご本人のお気に入りは Krazy Cow Saves the World; Well Almost だそうですよ。
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