戦火で燃え上がっているトロイ城市を見つめて、『ここを去ろう』 と決めた瞬間から、今日までの4ヶ月をなつかしむ表情で話した。オロンテスは目頭が熱くなるのを覚えた。
『オロンテス、お前うまく言うな、俺は同感だ。オキテス、お前はどうだ』
『俺か、俺もそのように感じている。俺は、大きな流れの中を俺は、俺の分を守って生きているという感じだな。うまくはいえない』
そこへアンテウスが姿を見せた。彼はオロンテスに報告した。
『棟梁、用材を所定の場所におろし終えました。皆さん、おそろいで』
『おう、アンテウスか、ご苦労、ご苦労!お前たちは、明日の朝は、早く森へ向かうのか』
『はい、その予定です。時間的に余裕を持って仕事をはこびたい、そのように思っています。2回目の運搬に森へ向かうとき、道に不具合の箇所に気づいたら、手直ししながら森に向かいたいと思っています。修復の必要がなければ、それに越したことがないのですが』
『おっ!そうか、判った。とにかく、充分な気配りで仕事を終えろ、安全第一を忘れるでないぞ』
『判りました。私たちは、今日はこれであがります』
彼らのやりとりを周囲で見聞きしていた者たちは、彼らに今日の労をねぎらう言葉をかけた。
『アンテウス、ご苦労であった。明日から、仕事は新しい局面に入る、申し伝えておく、いいな』
『オロンテス、お前うまく言うな、俺は同感だ。オキテス、お前はどうだ』
『俺か、俺もそのように感じている。俺は、大きな流れの中を俺は、俺の分を守って生きているという感じだな。うまくはいえない』
そこへアンテウスが姿を見せた。彼はオロンテスに報告した。
『棟梁、用材を所定の場所におろし終えました。皆さん、おそろいで』
『おう、アンテウスか、ご苦労、ご苦労!お前たちは、明日の朝は、早く森へ向かうのか』
『はい、その予定です。時間的に余裕を持って仕事をはこびたい、そのように思っています。2回目の運搬に森へ向かうとき、道に不具合の箇所に気づいたら、手直ししながら森に向かいたいと思っています。修復の必要がなければ、それに越したことがないのですが』
『おっ!そうか、判った。とにかく、充分な気配りで仕事を終えろ、安全第一を忘れるでないぞ』
『判りました。私たちは、今日はこれであがります』
彼らのやりとりを周囲で見聞きしていた者たちは、彼らに今日の労をねぎらう言葉をかけた。
『アンテウス、ご苦労であった。明日から、仕事は新しい局面に入る、申し伝えておく、いいな』
