『お~お、トリタス、ありがとう。統領も元気そのものだ、よう訊ねてくれた。オキテス、オロンテスたちから聞いていた、魚の干物つくりの件。この者たちが、教えると言っては、少々おこがましいが、そのコツは充分に説明できると思う。まあ~、砦へ行こう』
『ありがとうございます。ご一緒します。おいっ、テバン、みんなで荷物を持って砦へ行く。お前たちイリオネスどのと一緒に先に行ってくれ』
彼らは肩に荷をかついだ。
『イリオネスどの、オキテスさまにちょっと挨拶してきます』 と言って、オキテスの仕事場に歩を向けた。
『おう、では行こうか。トリタス、俺たちは、ひと足先に行って待っている。広間の方に来てくれ』
オキテスは、トリタスの話を聞いて、事の成り行きに滞りのないことを知った。
『では、オキテスさま。これで私たちは砦の方にまいります』 と声をかけて、トリタスは砦に向かった。
広間には、アエネアスも姿を見せていた。
『おう、トリタスではないか。元気であったか。俺は見ての通りだ、すこぶる元気だ。イリオネスから聞いている。魚の干物のつくり方について、いろいろと話し合いをするそうだな。それはいい、大いにやってくれ。お~お、オロンテスも来たではないか』
オロンテスも座に着いた。
『おうっ、トリタスどの、よう見えられた。元気でしたか』
『え~え、この通り元気そのものです』
彼らは、挨拶を交わし、一同、席に着いた。
『ありがとうございます。ご一緒します。おいっ、テバン、みんなで荷物を持って砦へ行く。お前たちイリオネスどのと一緒に先に行ってくれ』
彼らは肩に荷をかついだ。
『イリオネスどの、オキテスさまにちょっと挨拶してきます』 と言って、オキテスの仕事場に歩を向けた。
『おう、では行こうか。トリタス、俺たちは、ひと足先に行って待っている。広間の方に来てくれ』
オキテスは、トリタスの話を聞いて、事の成り行きに滞りのないことを知った。
『では、オキテスさま。これで私たちは砦の方にまいります』 と声をかけて、トリタスは砦に向かった。
広間には、アエネアスも姿を見せていた。
『おう、トリタスではないか。元気であったか。俺は見ての通りだ、すこぶる元気だ。イリオネスから聞いている。魚の干物のつくり方について、いろいろと話し合いをするそうだな。それはいい、大いにやってくれ。お~お、オロンテスも来たではないか』
オロンテスも座に着いた。
『おうっ、トリタスどの、よう見えられた。元気でしたか』
『え~え、この通り元気そのものです』
彼らは、挨拶を交わし、一同、席に着いた。