用材伐りだしの仕事を終えたアレテスたちも浜に帰ってきた。今日の仕事を終えた者たち全員が舟艇建造の浜に顔をそろえた。互いにに交わす言葉で、宵の深まりゆく浜がにぎわった。
『アレテス、ギアス、アカテス、皆ご苦労であった。今日はこれで終わりだ。さあ~、皆、汗を流して休もう』
オロンテスが三人に言い渡した。続いて、パリヌルスがみんなに声をかけた。
『おうっ!諸君!今日は大変ご苦労であった。打ち合わせは、明朝早く、この場で行う、今日はこれで終わる。充分に身体を休めてくれ。以上だ』
『おうっ!』『ご苦労、ご苦労』『おうっ!』 互いに言葉を交わしながら、汗流しに海辺に歩を運んでいった。総勢250人余りの者たちが胸まで海水に浸し、海を泡立たせた。宵の夕色が濃紺の夜色に変わりつつあった。
朝の第一光が砦の浜にとどいた。太陽が秋色になりつつあった。軽い微風が陸から海に渡っていく。陽の出前から、朝の水浴びをやってきた者たち、その中に風景の一変した砦の浜に目を見張る者が少なからずいた。アエネアスもいれば、イリオネスもいた。プロジェクトチームの者たちは、今日はまだ、姿を見せてはいなかった。
縄張りされた風景、山と詰まれた舟艇建造の用材、その情景を朝の挨拶を交わしながら見つめていた。
『アレテス、ギアス、アカテス、皆ご苦労であった。今日はこれで終わりだ。さあ~、皆、汗を流して休もう』
オロンテスが三人に言い渡した。続いて、パリヌルスがみんなに声をかけた。
『おうっ!諸君!今日は大変ご苦労であった。打ち合わせは、明朝早く、この場で行う、今日はこれで終わる。充分に身体を休めてくれ。以上だ』
『おうっ!』『ご苦労、ご苦労』『おうっ!』 互いに言葉を交わしながら、汗流しに海辺に歩を運んでいった。総勢250人余りの者たちが胸まで海水に浸し、海を泡立たせた。宵の夕色が濃紺の夜色に変わりつつあった。
朝の第一光が砦の浜にとどいた。太陽が秋色になりつつあった。軽い微風が陸から海に渡っていく。陽の出前から、朝の水浴びをやってきた者たち、その中に風景の一変した砦の浜に目を見張る者が少なからずいた。アエネアスもいれば、イリオネスもいた。プロジェクトチームの者たちは、今日はまだ、姿を見せてはいなかった。
縄張りされた風景、山と詰まれた舟艇建造の用材、その情景を朝の挨拶を交わしながら見つめていた。