『アエネイスミッション』[Aeneas Mission ]

建国の使命を抱くアエネイスのフアストミッションは自軍団自民族引き連れて炎上壊滅するトロイからの脱出である。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <67>

2006-10-11 07:08:41 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(10)
この調査は、広域と長期にわたる共同研究です。フインランド、イタリア、オランダにおける、1990年~2000年の10年にわたる調査研究です。90歳~70歳の高齢者1149人、10年後(2000年)の生存者数384人、そのうちで、健康であった人は、295人だったのです。この295人の人たちの、10年におよぶあいだにしていた運動と知的能力に、どのような関連があるかをMMSEテストで調べた結果でも、高齢者の人たちが同等の健康状態でありながら、10年間、運動を続けていた人たちは、運動を途中でやめた人、運動量を減らした人たちより、MMSEテストの点数の減りかたが大変に少なかったということです。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <66>

2006-10-10 07:05:45 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(9)
アルツハイマー型認知症の発症をおさえるということは、脳の知的な働きを鈍化させないということになるわけです。オランダで行われた調査では、347人(平均年齢75歳)の老齢男性の人たちの日頃の運動量の多少がどのように影響して、その人たちの知的能力が変わるかをMMSEテストで調べたのです。調査のはじめにMMSEテストをするのですが、ほとんどの人が満点の30点を取っているのです。そして、3年後にまたMMSEテストをおこないます。そのテスト結果で、3点以上のマイナス点の人は、運動をしていなかった人たちのグループに多く、毎日1時間あまりの運動をしていた人たちのグループでは、テスト結果で3点以上のマイナス点の人がとても少ないという結果がでています。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <65>

2006-10-09 07:34:25 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(8)
この他にも、ロッテルダム、フランス、イギリス、アメリカ、中国と各国各地でおなじような追跡調査が行われています。その結果は、男女の区別無く発症率の数値は、少々違うものの、とにかく、運動を習慣にすることはアルツハイマー型認知症の発症をおさえることは確かのようです。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <64>

2006-10-08 07:53:39 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(7)
散歩といえば、軽い運動です。それでも認知症の防止に効果があります。しかし、高齢者にとって、3200メートルの散歩が軽いかどうか、早足で30分くらい、普通速で40分くらいではないかと思われますがいかがですか。私にとっては、ちょっとしたウオーカーズハイの距離に思います。これはアメリカのバージニア大学医学部の、71歳~93歳までの、高齢男性2257人についての調査結果です。1日3200メートル以上散歩をする人たちに、比べて、1日400メートルくらい散歩する人たちは、認知症の発症率が1.8倍という高率だったのです。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <63>

2006-10-07 06:51:55 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(6)
調査の結果をみてみると、調査のできた4615人の中で、285人に認知症の発症が認められたのです。アルツハイマー型認知症の発症率はというと、(4)の高レベルのグループが(1)全くしないのグループの約半分(50%くらい)なのです。(3)の中レベルのグループでも、そこそこに評価できるくらいに発症率が小さいという結果だったそうです。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <62>

2006-10-06 06:43:15 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(5)
調査は、まず、6434人全員の運動をしているか、いないか、から始め、30分のウオーキングを基準レベルとして、(1)全くしない。(2)低レベルでしている(週3回以下のウオーキング程度)(3)中レベルでしている(週3回以上の基準レベルのウオーキング程度)(4)高レベルでしている(週3回以上の基準レベルより少々ハードに運動)の4つのグループにわけて調査したのです。 明日につづきます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <61>

2006-10-05 08:24:19 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(4)
運動がアルツハイマー型認知症の発症に効果があると、追跡調査研究されたのです。カナダ全土から、65歳以上の健康な人たち、6434人、この人たちを1991年から1997年まで、5年間あまりの歳月にわたって調査したのです。調査できたのは、そのうちの4615人でした。明日につづきます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <60>

2006-10-04 06:53:34 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体もうごかす。(3)
アメリカでは、10年あまり前より、<健康寿命を延ばそう>ということで、1日に30分以上、軽く運動をしようと国民に呼びかけています。高血圧症、糖尿病、高脂血症、骨粗しょう症等に予防効果があると科学的根拠に基づいてのことのようです。国民の高齢化が急速に進んでいる諸国でも、加齢による知的レベルの低下、認知症の発症にも目が向けられ、運動の効用が認識されてきています。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <59>

2006-10-03 07:39:14 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体もうごかす。(2)
日本の代表的な追跡調査研究に福岡県の久山町研究があります。この久山町研究では、1961年より40年以上の歳月にわたって、40歳以上の住民の方たちを対象に三大死因といわれていた、脳卒中、心疾患、悪性腫瘍について研究されてきました。
その久山町研究が、アルツハイマー型と脳血管性認知症についても研究をおこなったのです。65歳以上の久山町住民の方たち828人を、7年間追跡調査研究をしたのです。その結果、アルツハイマー型認知症の発症の原因に、運動をしている、していないにあると言っています。運動しているとアルツハイマー型認知症にかかりにくいという結果を、1995年報告しています。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <58>

2006-10-02 09:48:15 | アルツハイマー型認知症と闘おう
アルツハイマー型認知症と知力も使う、身体も動かす。(1)
長寿は日頃、身体をこまめに動かすことだと、300年前に貝原益軒さんは、<養生訓>で言っています。<家に居て、わが体力の辛苦せざるほどの労働をすべし。わが起居(たちい)のいたつがわしき(注めんどうなこと)をくるしまず、室中のこと、みづからたちて、わが身を運用すべし。(中略)かくのごとくにして、常に身を労動すれば、気血めぐり、食気とどこうらず、是、養生の要術なり。>これをいまふうに言えば、身の回りのことは、よく動いて自分でやりましょうということになりますね。