あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

明日は晴れますかね。

2009-07-02 20:08:20 | 日記
奥多摩のホリデー快速

名前とはなじまない駅で停車しました。
でも、それがいい。

・・・・・・・・

今日の万葉集

世間を 常なきものと 今ぞ知る 奈良の都の うつろう見れば

このような冷やかな見方をしていた人がいたのですね。このような無常観があったとすれば、仏教的な発想法や仏教の教えは、かなり広まっていたのかもしれませんね。それにしても、このような内容の歌を入選させた選者もすごいですね。歌も、淡々としていて表現がいいですね。こえだかにするよりずっと伝わってくるものがあります。

・・・・・・・・・・・・・・

今週の山頭火

朝は涼しい茗荷の子

ころころ、ころころ茗荷の子。茗荷の子はかわいい。そしていとおしい。また、食べてもおいしい。きょうは、朝から涼しい風が吹いている。風が、茗荷の子を吹きぬけてゆく。
行乞に出かける。あてのない空は、涼しい時も、暑い時もある。
今日は、朝から、涼しい風が吹いている。気分が言い日は行乞もすすむ。
行乞はいやだ。いやだからよけい気がめいってしまう。でも、今朝はちがう、茗荷の子のせいかもしれない。
(昭和7年)

屈折のない文章のように思えます。小学生のような柔らかな感性で言葉が進んでいるような気がします。
このような文章に出会うと山頭火いいかも・・・・
そんな気持ちになります。
山頭火を評論したりする本がずいぶん出ていますが
選者の好みで選ばれた山頭火は印象がずいぶん違いますね。
大山澄太編「定本 種田山頭火句集」だけで山頭火を読もうとしたのが
間違いでした。

決めつけない。
断定すると間違いは大きい。

・・・・・・・・・・

夕べの風

私はあまり嘘をつかないようにしています。
嘘をつかないのは正しさを守るためではありません。
嘘をつくと後あと
自分の嘘に説明がつかなくなるから
そして、なんとも面倒なことになるからなのです。
本当のところを言えば
横着なのです。
楽な気持でいたい。
そこから始まるのです。
恥ずかしい話ですね。
まあ、いいか。

あかあかと日は難面(つれなく)もあきの風  芭蕉

2009-07-02 06:06:29 | 日記


多摩川の鉄橋

橋は線で結ぶ面白さがありますね。
それまで孤立していたが
橋によって一気に近づいてしまうとか
交流ができるとか

それと絵柄としてもいいですね。
鉄橋ならなおさらですね・
列車が通り橋
想像しただけでも楽しいですね。

・・・・・・・・・・・

あかあかと日は難面(つれなく)もあきの風  芭蕉

赤々と夕日は秋になったのも知らぬふりで変わりなく照りかかるが、さすがに吹く風には秋のけはいが感じられる。

そんな解説がありました。
秋風は寂しいですね。

難面を「つれなく」と読むのですね。
漢字で意味が理解できました。

・・・・・・・・・・・・

朝の風

どのような風も吹き抜け戻って来ない。
寒さも一瞬
強さもいっとき
風の日は頭を低くしているの限る。