あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

鎌倉の地下道の壁画

2009-07-13 17:46:45 | 日記

江ノ電地下道

横山隆一の壁画が展示してありました。
温かい色彩の楽しい絵ですね。
このような絵が飾ってあるとほっとしますね。

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今日の山頭火

ゆっくり歩こう萩がこばれる

道はまっすぐである。あわてることはない。まっすぐにゆこう。ゆっくりと歩こう。
山中に入った。秋は海より山の方がいい。それも林の中がいい。秋はいっそう深まっている。
虫の声が聞こえる。かすかな風に秋の蝶が乗ってくる。その蝶が、萩の花にとまる。瞬間、萩の花が少しこぼれる。こぼれた萩の小さな紫の花片が、美しく風に吹かれ、たまってゆく。それを見ていると、妙に、わたしの心が静まる。(昭和五年)

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夕べの風

猛暑でした。
多摩湖渓流を歩きました。

歩くと下から知恵が湧きあがってくるような気がします。

病人の息たえだえに秋の蚊帳  子規

2009-07-13 06:39:46 | 日記
湘南の海岸

最近は、子どもが水浴びをしている風景はありませんね。
きっと危険もあるし衛生的なこともあるので
プールなのですね。
そういえば、沿線に公営プールがありましたね。
そんな景色を眺めながら電車に乗る。
バラ売りの「鳩サブレ」をぽりぽり食べながら
車窓を見ており
ときには「剣客商売」を読んでいる。
これって贅沢ですね。

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今日の子規

病人の息たえだえに秋の蚊帳  子規

最晩年の句ですね。痛々しい句ですね。
35年で一生を生きた人なのですね。
長さではなく質である。
子規の俳句は明快ですね。
それが若さなのでしょう。
そして、冷徹な目がありますね。
これが老成なのです。

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