あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

紫陽花に水玉残し雨過ぎる  あきオジ

2009-07-04 17:15:37 | 日記

昭和記念公園

カサブランカ、紫陽花、蓮が見事でした。
ちょっと感動しました。
それとカルガモの親子が散歩していました。

・・・・・・・・

今日の万葉集

雨晴れて 清く照りたる この月夜(つくよ)またさらにして 雲なたなびき 

雨がすっかり晴れて、清らかに照っている月、この月に、さらにまた雲よたなびくな。

解説の方が分かりにくい。
そんな失礼な言葉が出るくらい明瞭な歌ですね。
いい情景ですね。万葉の人の方が月を見る時間がずっと長かったのですね。電気がない時代でしたら、生活のリズムや就寝時間などが現代と違っていたのでしょうね。まさか、電気がわりにはならなかったでしょうが、テレビもなく、照明がなかったのですから、月を見るのは生活そのものだったかもしれませんね。

・・・・・・・・・・

夕の風

迷った時は口に出さない。
出した分だけ後悔することになる。

嶋じまや千々にくだけて夏の海   芭蕉

2009-07-04 07:07:20 | 日記

奥多摩の紫陽花

渓流に沿って遊歩道があります。
その遊歩道に沿って紫陽花が育てられています。
今の時期紫陽花のトンネルになっていますね。
ピンクの紫陽花が素敵ですね。
それぞれの場所で色合いが変わる
紫陽花の面白いところですね。

・・・・・・・・

今日の芭蕉

嶋じまや千々にくだけて夏の海  

芭蕉の表現法に基づいた句ですね。
作句法が見えてくると
いくらでも作れそうですね。
勿論、素人の根拠のない思いつきですが
スケールの大きな天然を準備し
点滅するもの
それは自然であったり人間的なもの
そこに時間の推移を織り込む
そんな基本形があるように思えるのです。
そこに土地にまつわる故事を伏線にするとして利用するのです。
因能法師、西行法師もいますね。

そんなことで小さな発見でした。

・・・・・・・・・・・・

朝の風

葉が青々と茂るときは
木の実をはぐくむ
そして、実が次の世代を育てきった時
子の葉は仕事を終える。
そして散るしかない。
来年芽を出す葉は
今年のそれではない。

それでいいのだと思いながら
感情や、体がついていかない。
でも、徐々に受け入れなければいけないのだろうな。

最後の一葉