長谷寺入り口の「がちゃがちゃ」
今日の朝、熱中人を紹介するNHKの番組がありました。
その中で「がちゃがちゃ」30年という人が登場しました。
「がちゃがちゃ」にも歴史があり
現役の装置を探し求める
それが楽しみだという人を紹介しています。
その取材の徹底ぶりを思い出しました。
そんなことで長谷寺入り口の店で見つけました。
「これだな」
その写真を撮っていたら、同好の人がいて
写真を撮っていました。
思わず挨拶してしまいました。
どこにも似たような人がいる。
まあ、そんなことです。
長谷寺でカメラの充電池が不良になってしまいましたが
数枚ですが電車の写真を撮ったのであきらめがつきました。
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今日の山頭火
朝は涼しい茗荷の子
ころころ、ころころ茗荷の子。茗荷の子はかわいい。そしていとしい。まや、食べてもおいしい。経は、朝から涼しい風が吹いている。風が茗荷の子を吹き抜けてゆく。行乞に出かける。あてのない空は、涼しい時も、暑いときもある。
きょうは、朝から、涼しい風が吹いている。気分のいい日は行乞もすすむ。
行乞はいやだ、いやだからよけい気がめいってしまう。でも、今朝はちがう。茗荷の子のせいかもしれない。(昭和7年)
若い透明な気配を感じる軽快な文章ですね。
ちょっと意外な気もしますが、これも山頭火なのですね。
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今日の万葉集
一昨日も昨日も今日も 見つれども 明日さえ見まく 欲しき君かも
一昨日も昨日も今日もお目にかかりましたけれども、さらに明日もまたお目にかかりたいと思うほどに、何ともお慕わしいあなた様です。
この歌、以前もとりあげたような気もしますが、それはそれ、この作者の「熱」に圧倒されてしまいます。このような一途な思いが言葉になると、このようになるのですね。それにしても、人生で恋愛の情熱は特別のものがありますね。まいりました。
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夕べの風
人生の最高の評価は
あの人は一人で死んでいきました。
誰にも迷惑をかけず苦しみもせず
安心して死んでいきました。
ちょっとくそまじめな言い様ですが
それが実感ですね。