あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

受難曲眠りと重なる積乱雲    さきオジ

2010-07-28 17:44:38 | 日記
深大寺山門
急に雨が降り出しました。

そのとき、なぜかバッハの「マタイ受難曲」が流れてきました。
現実なのか夢なのか
いや、確かに聞こえているのです。

自動車から人が飛び出して
茶店に走っていく
その車から聞こえて来るのです。

聞いていたとすれば
意外な組み合わせです。
でも、確かに聞こえたのです。

聞いていたのか
偶然なのかいまでも分かりません。
でも、美しいアリアであったこをは間違いありません。

ちょうど「ショーシャンクの空に」で
流れるモーツアルトのアリアのようなものでした。

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やがてくるすべて紅葉が落ちるころ  あきオジ

2010-07-28 17:33:43 | 日記
このごろは、自分の終わりはいつごろかな
そんなことを思います。
西行のように自分の死期を言い当てるような
そんな贅沢はいいませんが
何もかも整理して
身の周りから思い出も整理して
そして、死期を迎えたいですね。

最後の美学かもしれません。

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死を意識した時
読みたいと思うのは遠藤周作の「深き河」ですね。
それ以上の事はまだ思いつきません。
そのうち、現実的な問題として考えるようになるでしょう。
それも楽しいことです。
考えないことにしたり
することはもったいないですね。

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柿の若葉のかがやく空を死なずにゐる  山頭火

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いっときの輝き放つ花浮かび   あきオジ

2010-07-28 17:28:32 | 日記
神代植物公園温室の球根ベコニア
行くたびに新しい。

最後の輝き
その潔さに感動する。

そのような演出をするスタッフの心遣いにも
感動する。

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けふのはじまりの汽笛長う鳴るかな  山頭火

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思い出の場所によって汽笛と言われて
舟の汽笛を連想する人もいれば
列車の汽笛を連想する人もいるでしょう。

でも山頭火のばあいは、船ですね。
船でなくちゃいけません。

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旧盆の古きならいの飾かな  あきオジ

2010-07-28 06:36:31 | 日記
深大寺には「なんじゃもんじゃ」の大木があったり
ときの鐘の「生つき」を見ることができたり
意外な楽しみがあります。

七夕飾もちょっと違った雰囲気です。

とき、場所によって雰囲気が違っているのも楽しいですね。
そう、仙台の七夕の季節ですね。
絢爛豪華です。

でも飾だけで、それでおしまい。
躍動感なある踊りなどをもっと表に出せば面白いのですがね。
期待とは違って静かな祭りです。

青森の「ねぶた」祭も楽しいですね。
市民参加型ですが
「からす」と称する若者が黒い衣裳でまぐれ込み
祭りの役員とトラブルを起こす。
そんなみえない祭りをみるのも
役員には申し訳ないのですが
楽しみの一つですね。

見えない祭りを楽しむ。
それも楽しいかもしれません。

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するが地や花橘も茶の匂い  芭蕉

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赤く咲くチリの国花はうつむいて  あきオジ

2010-07-28 06:21:00 | 日記
自分の俳句のできはどうか分からないのですが
写真を見ると、その当時
どこに出かけていたのか分かって楽しいですね。

年をとると昨日のことすら忘れてしまうものです。

写真と添え書きをみると
どこに興味を持っていたか分かります。

ただ、芭蕉とか一茶のような
生活をかけ、人生を重ねる
その迫力は見当たりません。

まあ、しかたないことです。

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須磨寺やふかぬ笛きく木下やみ  芭蕉

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このような故事を盛り込んだ芭蕉の句は多いですね。
そのような教養を盛り込むといのもは
当時も流行っていたことなのでしょうか。
「○○忌」という句が多いのは現代の特徴なのでしょうか。
よく分かりませんが
外国旅行を句にしたりすることはまだ流行っているのでしょうか。

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