あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

彼岸花供えし墓も苔の中  あきオジ

2011-10-01 20:52:46 | 日記
いまの雨が落としたもみじ踏んで行く  風天

冬めいてションベンの湯気ほっかりと  風天

青写真子に忘れられ闇ほのか  風天

秋の野犬ぽつんと日暮れて  風天

(この句などは、渥美清の生活の中からでは生まれてきませんね。)

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技巧的でないのに、ほのぼのが残っている。そして、「しみじみ」が感じられる句がいいですね。

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蕪村の句読み切れぬままに彼岸花  あきオジ

2011-10-01 20:45:02 | 日記
巾着田の彼岸花です。
葉はおしろい花の葉です。

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我泪古くはあれど泉かな  蕪村(27歳)

涼しさに麦を月夜の卯兵衛哉  蕪村(27歳)

柳散清水涸れ石ぶ処  蕪村(27歳)

古庭に鶯啼きぬ日もすがら  蕪村(27歳)

(この辺りの句は、江戸時代の常識が理解できないと、想像するのも難しいですね。そんな感想しか残りません。)

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柿一つ絵にして終わるそんなこと  あきオジ

2011-10-01 06:29:37 | 日記
絵を描くのも楽しいですね。
でも、絵を描くのには気力と粘り強い力が必要なのですね。
それと時間です。

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こうろげの飛ぶや木魚の声の下  夏目漱石(明治24年)

ますら男に染模様あるかたみかな  夏目漱石(明治24年)

聖人の生れ代りか桐の花  夏目漱石(明治24年)

(夏目漱石の句は平明で比喩が分かりやすくて最近、意識して取りあげています。)

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好みも変わっていきますね。戻ってくる作家もいれば、戻って来ない作家もいません。
それでいいのですね。

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