あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

精一杯虚勢をはりし秋刀魚かな  あきオジ

2011-10-19 18:42:00 | 日記
けふはここに来て枯草いちめん  山頭火

麦の穂のおもひでがないでもない  山頭火

鎌倉はよい松の木の月が出た。  山頭火

(「だから何だ」と問い返したい句もけっこうありますね。山頭火に限らず一茶も同じです。全てが完成品のようなものであったら退屈ですね。)

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秋刀魚焼く季節の窓はあいたまま  あきオジ

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コスモスの丘に流れる風長し  あきオジ

2011-10-19 18:34:23 | 日記
昭和記念公園の紅葉です。
今年も楽しむことができました。
ありがたいことです。

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こがらしや覗いて逃る淵のいろ  蕪村(53歳)

こがらしや何に世わたる家五軒  蕪村(53年9

凩や広野にどうと吹起る  蕪村(53歳)

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熱のある顔に涼しきすすき哉  あきオジ

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泣いてみせ苛立つ女に秋の雨  あきオジ

2011-10-19 06:38:51 | 日記
隅田川の名物ビルです。
醜いとか、馴染めないなどという評論は
逆説的にいえば、肯定であり讃美なのですね。
美しいと評価されたものは飽きるのです。
時代のカスのようなものですね。

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暁の夢かとぞ思ふ朧かな  夏目漱石

うかうかと我門過る月夜かな  夏目漱石

干網に立つ陽炎の睲(なまぐさ)き  夏目漱石

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ゆがみある鏡に似てる冬近し  あきオジ

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それなりに蔦色づきて暦買う  あきオジ

2011-10-19 05:59:20 | 日記
浅草寺とスカイツリーです。

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そばあっけなく食って扇風機  風天

はえたたき握った馬鹿のひとりごと  風天

(いかにも渥美清という雰囲気ですし、無理やりいえば寅さんの風景ですね。いいですね。)

芋虫のポトリと落ちて庭しずか  風天

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御舟描く「炎舞」に見せる闇ふかし  あきオジ

もう一つ流れて悲し笹の舟  あきオジ

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