あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

人作るビルに人なき日曜日  あきオジ

2011-10-29 20:09:01 | 日記
新橋駅前のシオドメ
人がいないビルの不気味さ
そして、居たとしても人口の巣穴の居心地の悪さ

ストレスを自己増殖しているような風景ですね。

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三十歳満つるいのちが湯をはじく  時実新子

野良犬の目となり愛を乞う日あり  時実新子

雄であるだけの男と見ている沖  時実新子

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発情期忘れてしまうか秋のビル  あきオジ

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花嫁は笑い止まらぬ秋模様   あきオジ

2011-10-29 19:58:20 | 日記
神田明神での結婚式
それもありかな?

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神田の古書市に出かけました。
ゆっくり確かめる余裕がありませんでした。
やはり、探しものはばたばたしないほうがいいですね。
先日の八王子の古書店で欲しい本が手に入ったし
家の前のブックオフが便利なので当分は間に合いそうです。

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水温む土工のひげの白さかな  風天

背高き芒水泳ぎ行く  風天

流れ星ひとり指差さし静かなり  風天

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古書市に群れる人にも芒あり  あきオジ

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柿熟れて土蔵に影を落としけり  あきオジ

2011-10-29 05:47:26 | 日記
神代植物公園です。
水生植物園もあります。
めったに立ち寄りませんが
今日は寄ってみました。

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夕かぜのお地蔵さまのおててに子の葉  山頭火

秋も終り日だまりのてふてふとわたくし  山頭火

ねむり薬もねさせてくれない月かげ  山頭火

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電車待つセーターを着込む無人駅

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俳句作りも飽きますが、惰性で作るのがよいようです。惰性で感動もなく作り続ける。自分が意識しないところで成熟しているのですね。最近、そんなことを思うようになりました。

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諦めて改札入る深い秋  あきオジ

2011-10-29 05:30:21 | 日記
神代植物公園の薔薇です。

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新しい棚を心に吊る日あり  時実新子

伏す畳匂て野性戻りくる  時実新子

紅引くと生きてゆく気がする不思議  時実新子

(このような新鮮な言葉が並ぶと古典的な俳句もいいのかなと思ったりします。ほどほど意味不明で解説聞いて「ああ、そういうことか」そんな感想が出る程度の鑑賞法に慣れてしまうと、ストレートすぎるのはドキッとしますね。まあまあ、流れのままに楽しみましょう。)

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忙しくしている安心柿の里  あきオジ

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2011-10-29 05:14:55 | 日記
神代植物公園です。
菊の展示会が始まりました。

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船出るとののしる声す深き霧  夏目漱石

山里や一升の粟に貧ならず  夏目漱石

砂山に芒ばかりの野分哉  夏目漱石

(何でも上手に扱い、表現してしまうのが子規であり夏目漱石なのですね。そんな気がします。あらゆる素材を上手に処理する。初心者には、及ばない世界ですね。)


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芒野を黒猫横切り幟見ゆ  あきオジ

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