あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

がたがたと戸を引く音あり独りもの  あきオジ

2011-10-23 16:42:12 | 日記
お茶の水聖橋のトンネルです。

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野菜もそうだし花もそうですね。
人為的に季節を操作する時代
季語などにこだわるのもいかがなものかと思うけれど
それでは「たが」が外れた樽みたいのものだと言われればそうかとも思います。

深く考えないのがあきオジ流

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旅芝居土橋を渡り猫柳  風天

暗い土間から野焼見ている  風天

蓋あけたゆな天で九月かな  風天

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野菊活けて俳句思いつく  あきオジ

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窮屈に御尻寄せ合うのだてかな  あきオジ

2011-10-23 16:24:23 | 日記
浜離宮で大茶会が開催されていました。
何ともぎこちなく不細工な光景でした。
でも、全ては「ごっこ」だと思えばいいのです。
そのような素養がない私は何も言うことはありません。

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夕空見てから夜食の箸とる  放哉

ひそかに波よせ明けてゐる  放哉

冬木の窓があちこちあいてる  放哉

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どうやら放哉の周辺の句にまで関心が向くようになりました。
ありがたいことです。

でも学者でもありませんし、評論家でもありません。好事家にはなりません。
素人おやじの線を越えません。
もっとも、そんなに熱心でもありませんがね。

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もろこしをリスのごとく齧る子ら   あきオジ

2011-10-23 16:13:51 | 日記
浜離宮です。
松の手入れが十分で
日本庭園の独特のスタイルを作っていますね。

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時実新子の川柳をまとめて読むと、神経質で視点が定型的な現代俳句と比べても断然面白いですね。
目からうろこです。

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ごうごうと心の火事を抱き眠る  時実新子

夜の窓拭いて見えないものを見る  時実新子

男の肩をゆする哀しや愚かしや  時実新子

(鋭さとストレートな表現。火傷をしそうな気分です。)

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夕暮れの総菜屋のも列ができ  あきオジ

2011-10-23 05:59:37 | 日記
湯島聖堂です。
いつも人は疎らです。

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雪ふる食べるものはあつて雪ふる  山頭火

あつまつてお正月の焚火してゐる  山頭火

ぼろ着て着ぶくれておめでたい顔で  山頭火

(この「しみじみ」が溢れているところが好きです。俳句も好きか嫌いかそれだけの判断基準で十分だと思いました。自分の楽しみなのですから。)

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ビル街に枯葉散りたる日曜日  あきオジ

(新橋のビル街。人が見えず不気味でしたね。)

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秋色に染まる橋を人が過ぎ  あきオジ

2011-10-23 05:43:00 | 日記
お茶の水の駅を聖橋から眺めていました。
いい大人がすることではないような気がしますから
いい大人がするから楽しいのです。

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阿呆になれる薬はないか春の夜に  時実新子

心奪われ阿呆のような日が流れ  時実新子

困らせて泣かせてみたいそれも愛  時実新子

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呼びかける涙に負ける秋の風  あきオジ


響き合うさえずり遠き谷の秋  あきオジ

2011-10-23 05:30:59 | 日記
浜離宮の秋です。

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落ちてなほ月の光の一葉かな  今瀬剛一

秋風やひようひようと鳴る狐穴  今瀬剛一

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少し幅を広げようと思っています。
我流ですが、それはそれです。
でも、守備範囲を広げても、「どれも同じ」という宿命的な感想になってしまいそうです。
いけるところまで
そして戻ってきましょう。

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秋風が首筋とおる停留所  あきオジ

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