あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

青芥子に生を語る老夫人  あきオジ

2011-10-04 17:34:36 | 日記
みなとみらいです。
写真にしたいものがいっぱいありますね。

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一雨の一升泣やほととぎす  蕪村(45歳)

蝉も寝る頃や衣の袖畳  蕪村(45歳)

夏河を越すうれしさよ手に草履  蕪村(45歳)

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井上ひさしの「たいこどんどん」を見ました。
膨大な台詞をまくしたてる。
役者は肉体労働者ですね。
言葉の氾濫という言い方もありますが
展開が豪快でテンポがあり気になりませんでした。

夜は「父と暮らせば」を見ます。





コスモスが頬に触れる土手ながき  あきオジ

2011-10-04 17:26:31 | 日記
みなとみらいの風景です。
潮風がいいですね。

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泊りがけで出かけることもなく、ボランティア活動もなく、ただ、ぼんやりと暮らしています。
このような横着な生活しているとそれが当たり前になってしまうのですね。
それもいいかな。

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凩に裸でおわす仁王哉  夏目漱石(明治28年)

冬の山人通ふとも見えありき  夏目漱石(明治28年)

凩に鯨潮吹く平戸かな  夏目漱石(明治28年)

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看板に風船蔓たどり着き  あきオジ

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撫子を飾す少女の髪ながき  あきオジ

2011-10-04 17:16:19 | 日記
みなとみらいです。

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雲巌寺

木啄(くつつき)も庵は破らず夏木立  芭蕉

(芭蕉の句には、あれこれの物語が背景にあるので、この句をどうのこうのと言えないのが面白いですね。と同時に、知らないと何も理解することできない頼りなさがあります。)

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雲巌寺は黒羽の奥まった鬱蒼として木々の間に建っている品格のある堂々とした寺です。栃木で暮らしていたとき、何度も出かけました。今はどうなっているのでしょうかね。

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蕎麦の花ひとごとになる富士の山 あきオジ

2011-10-04 05:48:02 | 日記
桜木町を出る電車です。

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落ちかかる月を観てゐるに一人 山頭火

山の奥から繭負うて来た  山頭火

けふは蕗をつみ蕗をたべ  山頭火

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嘘もあり言い訳も見えおはぎ喰う あきオジ

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写真家杉本博司を「たけしアートびーと」で取りあげていました。
明快で個性がすっきりしていていいですね。
こんな日本人がいるのだ。

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梵鐘の音に揺ぬ萩のつゆ  あきオジ

2011-10-04 05:30:52 | 日記
大岡川の風景です。
日曜画家が好む素材ですね。

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猫背の男(ひと)の飲む、ぬるきビールよ  風天

病む母の声たよりシャボン玉  風天

おふくろ見にきているビリになりたくない白い靴 風天

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解放区赤レンガ街と吾亦紅  あきオジ

突き抜ける空の暗さよ深海魚  あきオジ

(とりあえず、常識で季節を説明しないようにしよう)

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なぜかしら子ども泣きし秋の夜  あきオジ

2011-10-04 05:17:02 | 日記
根岸線です。
鉄橋と電車
そして、運河
どれも申し分なく絵になりますね。
「聖橋」「隅田川」そして「桜木町」
これが電車シリーズの三点セットですね。

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柳ちる紺屋の門の小川かな  夏目漱石(明治28年)

見上ぐれば城屹(きつ)として秋の空  夏目漱石(明治28年)

秋の山南を向いて寺二つ  夏目漱石(明治28年)

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旅を駅老婆差し出すみかんかな  あきオジ

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