あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

今日からは秋とするか古時計  あきオジ

2011-10-30 19:07:22 | 日記
昭和の名残ですかね。

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戦後のいい時代を生きたと思いますが、いい俳句にであったという感じがありませんね。それほど熱心でもなければ関心が無くても困ることはありませんでしたからね。興味ない人には、どうよさを説明されても響かないものです。

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火も置かず独居の人と夜長かな  碧梧桐

一宿して雨晴るる山ひやひやと  碧梧桐

十日路の海渡り来ぬ梨の味  碧梧桐

(虚子と碧梧桐が子規の後継者とか、そうでないとか。いずれにしても、日本的な文化ですね。でも、俳句は芸事以外の何物でもない文芸になってしまったということなのでしょうか。それに便乗させていただいております。)

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老眼鏡かけて秋刀魚を探しけり  あきオジ

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甘酒を呑んでみるかと誘いあい  あきオジ

2011-10-30 18:59:41 | 日記
神田明神の甘酒屋です。

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それぞれの人生の順番に生きているのですね。不思議ですね。

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秋の雲ただむらむらと別れかな  夏目漱石

御立ちやるか御立ちやれ新酒菊の花  夏目漱石

この夕野分に向かいわかれけり  夏目漱石

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夕焼けに負けぬ二人の逞しき  あきオジ

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とき刻むそれだけしている古時計  あきオジ

2011-10-30 05:30:11 | 日記
神田明神したの甘酒屋です。
この甘酒屋で飲んだのですが
甘酒程度で帰りの電車で居眠りでした。

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児に草履をはかせ秋空に放つ  放哉

落葉拾うて棄てて別れたきり  放哉

水車まわつて山路にかかる  放哉

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思い出は買うものですね。
最近、そんなことを思います。

ストレス解消
いらいら
それも金で解決するなら安いもの

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輝ける紅葉にあってさようなら  あきオジ

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無一物語る禅師の緞子かな  あきオジ

2011-10-30 05:23:22 | 日記
神田明神で結婚式に遭遇しました。
明るい出来事でした。
もう白無垢とか角隠しの意味などどこかに飛んでしまっていますね。
それでいいのかもしれません。
こんなに新しいことが生まれているのですから。

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おし黙り風の音だけ夜なべかな  風天

新聞紙通して秋刀魚のうねりかな  風天

花道に降る春雨や音もなく  風天

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立ちされど香り残れる禅の寺  あきオジ

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地図読みもできずここまでたどり着き  あきオジ

2011-10-30 05:13:55 | 日記
新橋駅前です。
御寿司を食べにきました。
安くてうまい。
それだけのことを楽しむために新橋まできました。
思えば新橋は築地と至近距離なのですね。

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行き暮れてなんとこころの水のうまさは  山頭火

あるけばかつこういそげばかつこう  山頭火

草にすわり飯ばかり飯  山頭火

(説明を排除して俳句を作るのは難しいでしょうね。現代に生きてきた人は誰もが説明が身についているし、いいわけが先に来るような日々なのですね。)

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禅語る人の背にも秋の風  あきオジ