あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

言葉さえ掌にのせる紅葉かな  あきオジ

2011-10-12 15:35:42 | 日記
神代植物園の花です。

・・・・・・

どこからともなく雲が出て来て秋の雲  山頭火

その土蔵はそのままに青木の実  山頭火

ひつそり蕗のとうここで休もう 山頭火

・・・・・

もうここらでいいか茄子の花  あきオジ

厭な奴切り刻んで南瓜食う  あきオジ

・・・・・

下駄履いてバスに乗り込む女郎花  あきオジ

2011-10-12 15:17:12 | 日記
神代植物公園です。
薔薇の展示会で撮った写真ですが
薔薇がありませんね。
まあ、いいか

・・・・・・

そこらひろびろ雪囲を解いた山の線  松田一男

ゆさゆさ竹を荷にしてくるトラックが朝 松田一男

種牛のたくましさ小立に夏雲の出てゐる  松田一男

(「自由律俳句作品史」から選らびました。最近はどのような動きなのでしょうかね。)

・・・・・

野次馬の噂に交る秋の雲  あきオジ


流れゆく蝶は波間をくぐり抜け  あきオジ

2011-10-12 15:01:59 | 日記
神代植物公園です。
薔薇の同好会の展示会が開かれていました。
どこにも同好の人が集まっているのですね。

・・・・・・

四里あまり野分に吹かれ参りたり 夏目漱石(明治27年)

雲来り雲去る瀑の紅葉かな  夏目漱石(明治27年)

秋風や眞北へ瀑を吹き落す  夏目漱石(明治27年)

唐黍を干すや谷ま野一軒家  夏目漱石(明治27年)

・・・・・・

薔薇離れ蝶は波まを流れゆき  あきオジ

・・・・・・

五重の塔見上げる秋の不動尊  あきオジ

2011-10-12 07:04:07 | 日記
昭和記念公園です。

・・・・・

写真と本文と関係しない。
関連する写真にすれば面白いのでしょうが
素人にはそうはいきません。
とりあえず、間にあわせ
そんな感じですが
全体としては、季節があっている。
それでいいかな。
そんな感じですね。

・・・・・

秋空にただよう雲の一人となる  山頭火

山里はひたむきに柿の赤くて  山頭火

塔をめあてにまつすぐまゐる  山頭火

(この句は善通寺の塔です。懐かしいですね。もう一度訪ねたいですね。)

・・・・・


一気書き五穀豊穣風にゆれ  あきオジ

2011-10-12 06:57:14 | 日記
昭和記念公園のコスモスです。
人がいっぱいで嬉しいですね。

・・・・・

やや寒く田端の駅の操車場  風天

芋虫のポトリと落ちて庭しずか  風天

雲のゆく萩のこぼれて道祖神  風天

・・・・・・

知人が「露草」が好きと言ったのを覚えていました。
日本庭園の片隅で咲いていました。
小さく淡い色合いなので写真にできませんでしたが
このような花だったのだなと確かめました。

・・・・



コスモスが浮かぶ空の高さかな  あきオジ

2011-10-12 06:46:59 | 日記
昭和記念公園のコスモスです。

・・・・・

知人から、取りあげる俳人の句の基準は何ですかと聞かれました。
すべては「好きなように食べたいように」です。
約束事などあるはずがありません。
そのときの気分です。

・・・・・・

小狐の何にむせけむ小萩はら  蕪村(53歳)

錦する秋の野末の案山子哉  蕪村(53歳)

小鳥来る音うれしさよ板庇  蕪村(53歳)

(この時期の蕪村の句はいいですね。どの句も俳画を観ているような空の青さを感じます。)

・・・・・

曲がり角振り返りみる秋桜  あきオジ

・・・・・・