あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

劣等感不思議の響きも霧の中   あきオジ

2011-10-05 20:27:23 | 日記
横浜美術館前の工事現場の
障壁です。
なかなかのものですが、これが当たり前になるのも
あっと言うまですね。

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静もれる森の中をののける此の一葉  放哉

雨に降りつめられて暮るる外なし御堂  放哉

夕べひよいと出た一本足の雀よ  放哉

うそをついたような昼の月がある  放哉

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山頭火だけでなく、放哉にも日記等が残っています。最近は、俳句周辺のことは切り落としています。解釈づきの日本人の血がたっぷり流れているわたしは「しったかぶり」になることは目に見えているからです。知識多さは金がある自慢より上品に見えるからです。でも根っこは同じなのですがね。

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石一列水打ちしにわに蜻蛉浮き  あきオジ

2011-10-05 20:11:07 | 日記
横浜美術館前の彫刻
かわいいと言う人もいるけれど
わたしには単なるグロテスク

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生死の中の雪ふりしきる  山頭火

踏みわける萩よすすきよ  山頭火

食べるだけいただいた雨となり  山頭火

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秋深くハナミズキ恋色それもあり  あきオジ

(擬音語、擬態語が日本文化そのものだとすれば、大いに使ってみよう。使ったところで、誰もも迷惑かけることもないでしょう。)

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コスモスが風にゆれる空の色  あきオジ

2011-10-05 20:00:22 | 日記
横浜美術館
間抜けな顔がいいですね。

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竹馬のへいの向こうの猫の恋  風天

炎天のボート屋の旗うなだれて  風天

さくらシアワセニナッテオクレヨ寅次郎  風天

(やらせのような作品ですが、それはそれ、御愛嬌ということで、「御あとがよろしいようで・・・」)

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なぜかしら轟音重なる秋の河  あきオジ

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頼みごとする人来れば柿をむく  あきオジ

2011-10-05 05:35:23 | 日記
みなとみらい
桜木町大岡川の風景です。

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餓ゑて泣きよる猫に与へるものがない 山頭火

剃りたての頭にぞんぶんの日の光り  山頭火

しぐるるや道は一すぢ  山頭火

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山頭火の俳句を繰り返し読んでいると断片から透かし見えるものがあって面白いですね。無理をしないでも毎日付き合っているといろいろ見えてきます。素人はそれがいいですね。解釈本を漁ったり、高等な研究書を読むこともなく、ただ、繰り返している。それがいい。このごろは山頭火の人がらの一面がみえてしまう日記を読まなくなりました。

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階段を駆けあがれば秋の海   あきオジ

2011-10-05 05:25:55 | 日記
殺生石(那須温泉)

野を横に馬引き向けよほととぎす 芭蕉

(その時代、旅に利用した馬は目的地で離すと、自分で引き返してきたそうです。そんな時代の様子がわかりますね。奥のほそみちでも、そんなエピソードが記載がありますね。そんな時代の気配を感じて楽しいですね。)

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眺めてる自分だけがいる秋  あきオジ

わかってる言ってもらい秋の雨  あきオジ

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吾亦紅言葉浮かばぬ霧の中  あきオジ 

2011-10-05 05:11:49 | 日記
ランドマークタワーの風景です。
大きな空間に人が点々として不思議な気分にさせます。

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そろそろ手抜きしたいのですが、あれこれ漁ってみたいという思いが混じり合います。
そのときがきたら、そうしましょう。
自分からあれこれすることはありませんね。

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春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな  蕪村(48歳)

きぬきせぬ家中ゆゆしき衣更  蕪村(48歳)

半日の閑を榎や蝉の声 蕪村(51歳)

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ハナミズキ秋色の葉になる不思議  あきオジ

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