あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

金木犀化粧厚き女郎哉  あきオジ

2011-10-15 16:07:45 | 日記
昭和記念公園の金木犀です。

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秋日和千羽雀の羽音かな  良寛

(良寛というのも美化され、過剰に装飾されてしまった人の一人ですね。ですから、迂闊に冷ややかな評価をすることが難しい人なのかもしれません。素人の私には分かりません。)

手を振て泳いでゆきや鰯売り 良寛

(俳句の解説書を読んで思うことは、本文より解説文の方が分量が多いということです。解説がないと理解できないようなのは俳句としてはルール違反のようなきがしますし、読者を置き去りにしていると思います。どうなのでしょうかね。俳句は繰り返しぶつぶつ言いながら楽しむものだと思いますが、どうなのでしょうか。)

いく群れか泳いで行や鰯売り  良寛

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行商の売り声など俳句になりそうな風物が転がっていた時代の文化と同じルールで俳句を作ろうとするのが無茶な話のような気がします。時代を表現する形式が欲しいですが、それがないのですね。そんな気がします。短歌は歌謡曲あるはフォークソングに置き換えられたのだと思います。それでいいのです。短歌など形式そのものが時代を表現するのに適当なのか分かりませんね。

私は芸術を目指していませんから、とりあえず、形式を利用させてもらっているだけです。ですから、芸術短歌の基準であれこれいわれても困るのです。
まあ、いいか。好きなようにしましょう。

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秋雨でがきのようなふてくされ  あきオジ

2011-10-15 15:56:41 | 日記
昭和記念公園です。
今日も出かけるつもりでしたが雨降りなのでやめました。

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蜻蛉や取りつきかねし草の上  芭蕉

鳩の声身に入みわたる岩戸哉  芭蕉

身にしみて大根からし秋の風  芭蕉

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我慢するそれもならない女郎花  あきオジ

何故に女郎花という憐れなり  あきオジ

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海猿を涙している秋深し  あきオジ

2011-10-15 05:26:52 | 日記
昭和記念公園です。
今週でコスモスは終わりますね。
電波塔まで設置されたスカイツリーは成長は止まりましたね。
今はどのような状況でしょうか。
気になりますね。

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達磨忌や達磨に似たる顔は誰  夏目漱石(明治28年)

芭蕉忌や茶の花折つて奉る  夏目漱石(明治28年)

冬枯や夕陽多き黄檗寺  夏目漱石(明治28年)

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「海猿」を見て涙してました。
この映画のどこに感動するかなどどうでもいいことです。
でも、一人の男の仕事に対する一途さや使命感に圧倒されていることは確かです。

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散髪し古書店にいる秋ありて  あきオジ

2011-10-15 05:15:42 | 日記
昭和記念公園のコスモスです。
過剰なくらい繰り返してますが、それでいいのです。

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西瓜すてられハエ飛んで赤子泣く  風天

ステテコ女物サンダルのひとパチンコよう入る  風天

なんとなくこわい顔して夜食かな  風天

(同時代を生きてきたような気がします。どれも「あるある」とうなずきながら、読んでいます。)

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散髪しホームに立てり秋ならば  あきオジ

(俳句は、できればいい。そんなスタイルでやってます。推敲することもなければ、振り返ることもめったにありません。もちろん、廃棄したい気分しか残らないからです。まあいいか。)

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大雨の予報を聞きつ菊眺め  あきオジ

2011-10-15 05:05:23 | 日記
昭和記念公園です。
写真の素材をいつも与えてくれます。

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いざさらば暑さを忘れ盆踊  良寛

手ぬぐひで年をかくすやぼむおどり  良寛

萩すすき露のぼるまで眺めばや  良寛

(良寛の全句を取りあげました。これから二巡目になりますので、多少は味わう気分にもなれるでしょう。)

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