あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

コスモスに息吹きかける日ぐれかな  あきオジ

2011-10-21 22:06:51 | 日記
昭和記念公園です。
コスモスも終わりますね。

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また一枚ぬぎすてる旅から旅  山頭火

ここにおちつき草萌ゆる  山頭火

秋風の石を拾う  山頭火

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木漏れ日を受けて丘の静かなり  あきオジ

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家族をば句にしていけない芒かな  あきオジ

2011-10-21 21:58:56 | 日記
分校は四方の山の笑ふ中  今瀬剛一

小さく膝とぢ試験場に吾子もゐる  今瀬剛一

十月の雲より薄し朝の月  今瀬剛一

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どうやら新しい俳人の句を取りあげる余裕ができていましたので、拾ってみます。とくに好きだと言うのではなく古書店で105円で売っていたから買って来た。それだけの理由です。でも、そんなことがいいのかもしれません。

コーヒーを御代わりしている土手の秋  あきオジ

2011-10-21 21:49:12 | 日記
昭和記念公園にも秋が来ました。

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私には私の道のまっくらがり  時実新子

こみあげるのも三十代後期  時実新子

みつめ合うこの確かさは何だろう 時実新子

(この鋭さは時代を感じますね。芸術かどうかなどどうでもいいけれど、時代を掬うスタイルになるのだろうか。でも、かなりお気に入りのスタイルです。)

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お出かけのぐうたらおやじに秋の雨   あきオジ

2011-10-21 05:48:07 | 日記
里山の風景です。

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秋風のお堂で顔が一つ  放哉

つめたい風の耳二つかたくついてる  放哉

蟻が出ぬようになつた蟻の穴  放哉

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役だたぬ鉢こそあわれ美しく  あきオジ

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「山上宗二」の記録書を読みました。
宗二の凄惨ではありますが、生き方も含めた美学は素敵ですね。
彼が利休の茶道の頂点にいたのかもしれませんね。

ご機嫌なおやじいづこへ秋の風  あきオジ

2011-10-21 05:38:35 | 日記
昭和記念公園のつわぶきです。
どうして、このような色なのでしょうか。

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しら露もこぼさぬ萩のうねり哉  芭蕉

(野暮ったいのが好きな私は、このような技巧的な句は苦手です。)

風色やしどろに植えし庭の萩 芭蕉

青くても有べき物を唐辛子  芭蕉

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利休が登場してから、色華やかな花が敬遠されてしまったようですね。
薔薇は「きれいすぎる」「いろが派手すぎる」「どこにも売っている」と言われます。
それぞれですね。
上品の美学もいいですが、振り回されていますね。

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コスモスをつき飛ばしゆく風になる  あきオジ

2011-10-21 05:19:23 | 日記
昭和記念公園のシュウメイギクです。
いい季節ですね。
気づかない
そんな陽気がいいですね。

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雲のゆく萩のこぼれて道祖神  風天

窓あけしままの春の雷  風天

マスクのガーゼずれた女(ひと)や酉の市  風天

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風天も句集をほぼ一巡しました。
楽しみはこれからです。

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新しくブックオフが開きました。
巨大とも言える規模です。
一般の古本屋に比べて、興味のある本が少なく
値段もいつも立ち寄る本屋に比べて高いのですが
眺めているだけで楽しいです。
食後の楽しみができました。