あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

預かりし願いで開く蓮の花  あきオジ

2010-07-29 18:46:35 | 日記
ほうずきの実が隠れたる夜店かな

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少々気分はお疲れ
それはそれ
短歌にもちょっと興味を持ちました。
口数多く
説明や言いわけが多い自分には似会う形かも

やっと、その気になってきましたよ。

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絶壁の草動きけり秋の風  子規

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芭蕉がいて蕪村がいて
そして子規が登場して
俳句の世界はほどんど表現し尽くされた
そんな気がします。

その後のどのような句も
芭蕉ももどき
子規が表現している。
そんな句が多いですね。

素人の私が現代俳句を楽しむことが容易ではありません。

そのうち
そんなことを言っているうちに年ですかね。
それもしかたない。

子規でストップしたままです。

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いつまで生きる曼殊沙華咲きだした  山頭火

きっと、何度も取り上げるのはお気に入りの句なのですね。
山頭火は技巧的には十分に収斂されているようには見えませんが
それでも、境涯の面白さは嬉しくなるほど魅力的ですね。

過剰な教養人ではないところが好きです。

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j深大寺読経流れる桔梗哉  あきオジ

2010-07-29 18:13:43 | 日記
深大寺の燈明でしょうか。
不思議な飾がありました。

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何もかも雑炊としてはあたたかく  山頭火

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病みて一人朝がゆうべとなりゆく青葉  山頭火

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「ドラゴン危機一髪」を見ました。
このようなあまりに稚拙な脚本をじっと我慢して
忍耐強く
アクションだけ見続けるのは大変な苦行です。
「上手な嘘にして欲しい」
という願いとはほど遠い映画でした。
見通せる人はすごい。
真似できませんね。

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もういいや暑さに耐える気力なし  あきオジ

2010-07-29 05:39:44 | 日記
健康な状態のときには気にしないことが
体調が狂うと全く別の世界が広がる。
対人関係がスムーズにいかないときには
人の目線が気になる。
そしして、それだけが大きな世界になってしまいます。

人の思いとは分からないものです。
自分が観ている世界と
他人が見ている世界は大きく違っているし
見え方も違っているのですね。

きっと同じ世界を共有しているかのような女子高生も
実はまったく違っている二に
同じように見ているふりをしているのかもしれません。
そうだとすれば

人というのは「同じように見ている」ふりが
生活の中心なののですね。

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朝は涼しい茗荷の子  山頭火

雨降りの朝になればそれもよし   あきオジ

2010-07-29 05:17:26 | 日記
とにかく猛暑がないだけいいですね。
暑く、花もない時期は俳句も思いつかないですね。

暑いだけでは頭がボーとするだけで何も浮かばないし
思いつきません。
目線を変えることも難しいですね。

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夕がほや秋は色いろのふくべ哉  芭蕉

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これはこれでいいのです。
それにしても連日の暑さで気力も萎えてしまいました。

対人関係の知恵とかを書いた本を読んで
役に立ちますか。

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受難曲眠りと重なる積乱雲    さきオジ

2010-07-28 17:44:38 | 日記
深大寺山門
急に雨が降り出しました。

そのとき、なぜかバッハの「マタイ受難曲」が流れてきました。
現実なのか夢なのか
いや、確かに聞こえているのです。

自動車から人が飛び出して
茶店に走っていく
その車から聞こえて来るのです。

聞いていたとすれば
意外な組み合わせです。
でも、確かに聞こえたのです。

聞いていたのか
偶然なのかいまでも分かりません。
でも、美しいアリアであったこをは間違いありません。

ちょうど「ショーシャンクの空に」で
流れるモーツアルトのアリアのようなものでした。

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やがてくるすべて紅葉が落ちるころ  あきオジ

2010-07-28 17:33:43 | 日記
このごろは、自分の終わりはいつごろかな
そんなことを思います。
西行のように自分の死期を言い当てるような
そんな贅沢はいいませんが
何もかも整理して
身の周りから思い出も整理して
そして、死期を迎えたいですね。

最後の美学かもしれません。

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死を意識した時
読みたいと思うのは遠藤周作の「深き河」ですね。
それ以上の事はまだ思いつきません。
そのうち、現実的な問題として考えるようになるでしょう。
それも楽しいことです。
考えないことにしたり
することはもったいないですね。

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柿の若葉のかがやく空を死なずにゐる  山頭火

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いっときの輝き放つ花浮かび   あきオジ

2010-07-28 17:28:32 | 日記
神代植物公園温室の球根ベコニア
行くたびに新しい。

最後の輝き
その潔さに感動する。

そのような演出をするスタッフの心遣いにも
感動する。

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けふのはじまりの汽笛長う鳴るかな  山頭火

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思い出の場所によって汽笛と言われて
舟の汽笛を連想する人もいれば
列車の汽笛を連想する人もいるでしょう。

でも山頭火のばあいは、船ですね。
船でなくちゃいけません。

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