あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

クシャミして写真を撮りし菊人形  あきオジ

2011-10-27 20:00:11 | 日記
深大寺前の茶店です。

・・・・・・・

初句会今年もやるぞ!ヤケッパチ  風天

はつ電話笑顔のままで受話器置き  風天

金魚屋生まれた時から煙草くわえたよう  風天

(季語だとか形式など関係ないような句が新鮮ですね。本来、俳句はこのような素朴な芸事だったのでしょうね。いつのまにか芸術に棚上げされて
句を作る人もその気になって。そんな言い方は失礼でしょうね。)

・・・・・・・

若い歌人が結局は新古今スタイルに戻ってしまい。俳句も若い有望な人が、芭蕉に戻ってしまう。私が思うに形式を解体して再編成しなければ、どうにもならないでしょうね。

・・・・・・

蜜柑売るおやじの短き煙草かな  あきオジ

不可解な夫婦なれど紅葉狩り  あきオジ

2011-10-27 05:47:15 | 日記
浜離宮です。
秋の気配ですね。

・・・・・・

「ブックオフ」に毎日出かけます。
買うたびに300円のサービス券をいただけるので、105円の本がたまります。
でも、ご機嫌な気分です。

・・・・・・

レジスタンス心は誰のものでもない  時実新子

帰るところ月と定めてから微笑  時実新子

別々の心どこまで夫婦線  時実新子

・・・・・・


西行が歩いていそうなススキ原  あきオジ

2011-10-27 05:38:55 | 日記
浜離宮です。

・・・・・・

元気出すのもいいけれど
淡々といつもと同じ
それでいいのかもしれませんね。

・・・・・・

お祭りで朝から太鼓で下駄新しく  風天

名月に雨戸とざして凶作の村  風天

とり鳴き沈没の船赤さびて  風天

(同じ年代を生きた者に響いてくる景色であり、記憶なのですね。運動会になると新しい靴を買ってもらい。祭りの朝、新調の下駄をはかせてもらった。そんなことを共有できる年代なのですね。)

・・・・・・


色づきし柿葉のごとき寒さかな  あきオジ

2011-10-26 18:00:02 | 日記
昭和記念公園で見つけた柿です。
大好きな色合いです。

・・・・・

足袋はいて寝る夜物うき夢見哉  蕪村

子を寝かせ出行闇やはちたたき  蕪村

(名句だと思います。)

極楽のちか道いくつ寒念仏  蕪村

・・・・・

芭蕉の句にしても蕪村の句にしても、その多くは時代の気配だけでなく、生活や習慣が理解されなければ内容を読みとることができませんね。

・・・・・


積乱雲コスモス畑を渡りきり  あきオジ

2011-10-26 17:49:03 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。

・・・・・

団扇にてかるく袖打つ仲となり  風天

いわせれば文句ありそうなせんぼい蒲団  風天

背伸びして大声あげて虹を呼ぶ  風天

・・・・・

陽が落ちて軍艦マーチはいずこかな  あきオジ

お元気で挨拶軽し文化の日  あきオジ

・・・・・




ツワブキが開き直りの色をみせ  あきオジ

2011-10-26 17:38:33 | 日記
昭和記念公園です・

・・・・・・

一つもいで御飯にしよう  山頭火

酔へなくなつたみじめさはこほろぎがなく  山頭火

やつと郵便が来てそれから熟柿がおちるだけ  山頭火

・・・・・

コスモスで行き先決める日曜日  あきオジ

青空に掴みかかるか秋桜  あきオジ

・・・・・



一人身の唇噛みて門に座す

2011-10-26 06:00:53 | 日記
湯島聖堂です。

・・・・・

秋祭りはなおきつく空高く  風天

案山子ふるえて風吹き抜ける  風天

チューリップ風にふるえて家は留守  風天

・・・・・・

金あればそれなりの秋そんなこと  あきオジ

愚痴になるあやうさ支える芒かな  あきオジ

(俳句の形式をかりながら、俳句であることを拒む。どうでもいいことなのですが、それが自分のスタイルです。あいまい、意味不明な心情表現を大いに使いたいですね。写生など誰が言い出して、それを墨守しているのでしょうかね。でも、それもいいかもしれません。それぞれの人のそれぞれのスタイルですから。)

・・・・・

老松が昭和を語る浜離宮  あきオジ

2011-10-26 05:34:06 | 日記
浜離宮です。

・・・・・・

焚くだけの枯木はひろへた山が晴れてゐる 山頭火

枯れてしまうて萩もすすきも濡れてゐる  山頭火

誰か来そうな雪がちらほら  山頭火

・・・・・

淡々と山頭火の句を並べる時期なのでしょう。
いつか、脱皮の時期がくるかもしれません。

・・・・・

山頭火あれば耐えている雪の山  あきオジ

・・・・