ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「俺たちの箱根駅伝」「パラソルでパラシュート」

2024-12-14 17:03:00 | Book&Art&TV


関西からみるとお正月の箱根駅伝って何がそんなに面白いのん?(個人的見解です)と、大学名もあまり馴染みがないし。
池井戸潤のハヤブサ消防団はつまらなかったけど、「俺たちの箱根駅伝」は上下巻一気読みできた。
前年10位までのシード校と、予選を勝ち抜いた10校に、更に1チーム関東学生連合が加わって21チームが箱根まで往復を熾烈な戦いを繰り広げる。
連合チームは予選敗退の大学から成績優秀者が1人ずつ選ばれた寄せ集めの混合チーム。いかにして本番を走り抜くか、生放送担当のテレビ局の様相を織り交ぜた小説である。
学生連合チームはオープン参加なので、正式な記録には残らず、順位も参考程度の扱いで、たいていは毎年最下位辺りの成績でしかない。
ところが、抜擢された甲斐監督と部員は、短期合宿の末…
学生たちの名前が覚えられなくて、読み進むのに行きつ戻りつ、名アナウンサーの実況に思わずホロっとしてしまう。
ドキュメンタリー風に展開していくストーリーにドキドキワクワク。
ドラマになったら面白そう。
お正月は箱根駅伝をチラ見してみようか。

契約社員で淀屋橋の会社の受付嬢をする美雨、もうすぐ30歳
たまたま行ったライブで知り合った芸人の亨が住むシェアハウスに転がり込むことになり、お笑いの世界を見ることになった。

「幻やから夢を見放題で、その俺の勝手な夢を壊さんように、あいつは十年もコントを作り続けてくれてん」

美雨が惹かれている亨と相方の弓彦が呟く言葉↑

幻や夢があれば、それだけで人生が華やぎます。

馴染みの大阪の地名がたくさん出てくるので、一穂ミチ、好きです。