ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

和歌山冬旅③田辺/有田

2025-02-10 20:26:00 | お出かけ&旅


2025/1/28~29
1/29 紀伊田辺亀の井ホテルの朝

4階大浴場前の窓から

やっぱり海は青くてナンボ

朝食バイキング取るものはいつもほぼおんなじ
卵類、サラダ、ヨーグルト

近くの元島海中鳥居まで散歩

大きくないけど雰囲気は宮島?

田辺市内の観光へ
昨日は休館だった南方熊楠顕彰館へ

10時開館なので、まだ開いてません


熊楠邸玄関

南方熊楠(慶応3年生まれ昭和16年没)
在野の博物者で天神崎自然保存運動など今にいうエコロジスト

記念館は木組のさわやかな建物

館内の展示等は牧野植物園によく似ている
昔の人は博識筆まめ、絵も上手
裕福な家の出の熊楠も度々外国に留学して研究を続け
英国ネイチャー誌に掲載された論文は日本人で一番多いんだって
牧野富太郎もそうだけど生家の遺産を使いきってるのよね

大正5年から死ぬまでここに住んでいた
400坪の熊楠邸が残されている


母屋、書斎、土蔵書庫など


庭の大きなセンダンの木
薄紫色の花を咲かす栴檀
昭和天皇にご進講したあとの歌や
亡くなるときの夢の中にも出てくる


書斎
奥の机は書き物がしやすいように
手前の脚を短く自分で切ってしまった

有名な粘菌の研究もここで


土蔵


水汲みポンプも2ヶ所

母屋座敷


この踏み台はわたしの生家にもあった
床几と呼んでて、中にはぼろきれなど入れてたなぁ

田辺から有田へ
途中、湯浅醤油九曜蔵を見学します

九つ並んでいる木製大樽(九曜蔵)

↑1階 ↓2階

醬油が出来上がってる?


工場では醬油を絞っていました
売店で醤油小瓶や甘酒、金山寺味噌を購入

最後に2つ目のビュースポット
「あらぎ島」
ウイキペディア棚田百選の写真に掲載されてます

ときおり雪が舞う厳しい寒さ

少し手前に駐車場もあり
もっと手前には道の駅もあるが、冬は休館
カメラマンのメッカなのに
私ら以外に来ていたのは1人だけ

水入れのときの水鏡と実りの秋がよいけど
冬場の田んぼもひこばえが育ったあとが稲穂色になって美しい

四季ごとの景観図 ↓

農作業のブルトーザーや軽トラも見える

江戸時代に開墾された田んぼ
有田川が丸くU字型に取り囲んでいる

夫は早々と車に戻ったけれど、私は日が差すまで粘って明るめの写真も撮れた

あらぎ島から東方面へ山中に行くと、串柿の里のかつらぎ町や高野山に通じるが、高速道路のある有田まで戻って、2か所の道の駅で酵母パンやミカンいろいろ買って、早めに帰宅しました。
昼食は車の中で、ポットのコーヒーにパンをかじって、自宅で鯵の一夜干しを焼いて夕食。

こちらの半額くらいで甘くておいしいミカン、以来、スーパーで買えなくなってしまった。

ほとんど無計画でもあちこち行けて(例によって、これ行こう、あそこ行きたいと指示しての)楽しい近場の冬場の1泊旅行でした。

渚百選の海岸と棚田百選の田んぼも撮れ、甘いみかんやお土産もたくさん。

カーナビのおかげで好きなとこに行けて、車旅はやはり便利で楽ちん、

夫の安全運転で、あと2、3年は連れてもらえるかいなぁ。