
毎年、8月は、太平洋戦争にまつわるいろいろが、マスコミを賑やかす。
8月20日の朝刊(日経)によると、戦後、宮内庁の初代長官の田島道治氏が、昭和天皇とやり取りした会話
を、手書きで記録した18冊のノートと手帳の「拝謁記」が出て来たらしい。
学者先生方は、歴史資料としての価値など、論議されています。
私は、昭和天皇が、抱いていらっしゃった「太平洋戦争」に対する「反省」と悔恨のお気持ちの深さを伺い知
ることが出来、戦争に巻き込まれることがなかった平和な74年間を、ありがたく思っています。
昭和天皇は、1952年5月3日、サンフランシスコ平和条約が発効した記念式典で、戦争に対する「反省」を
入れたお言葉を強く望まれていらっしゃいましたが、「天皇の戦争責任」を問われる懸念から、当時の首相・
吉田茂が削除したとのこと。第二次世界大戦の戦争犯罪人を裁く、東京裁判結果が生々しかった頃のことだけに、
仕方なかったのかも知れません。
いずれにしても、昭和天皇の戦争に対する「反省」のお気持ちは、天皇家の皆さまに引き継がれました。
昨年の終戦の日に、全国戦没者追悼式で上皇様がお言葉の中で、
「・・・ここに過去を顧み、深い反省とともに、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い・・・」と。
そして、今年、初めてお迎えになられた終戦の日に、今上天皇は、全国戦没者追悼式で、
「・・・ここに過去を顧み、深い反省に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い・・・」と
お言葉を述べられました。「太平洋戦争」に対する「反省」は、全日本人がしなければならないこと。
特に、戦争を起こしたのは政治家なのだから、政治家は、「太平洋戦争」に対する「反省」に立って、
憲法9条を守って、「武力によらない紛争解決」を世界に訴え続け、世界平和のために努力を積み重ねる義務が
ある。
ウォーキング中に出会った花々です。



8月21日「今日は何の日カレンダー」より
献血記念日、噴水の日、漬物の日
▲秀吉、転職を禁止。武士・町人・百姓の間にそれぞれ一線を(1591)▲大地震により猪苗代湖出現(1611)
▲島津久光の行列護衛の薩摩藩士、生麦村で英人を斬る(生麦事件)(1862)▲第一回内国勧業博覧会、東京上野
公園で開催(~11月30日)(1877)▲上野公園に日本初の噴水ができる(1877)▲モナ・リザ、盗まれる。2年後無
事返還(1911)▲新聞に、天気図登場(1924)▲アキノ元上院議員、米国亡命から帰国。マニラ空港で国軍兵士に連行
された直後に射殺される(1983) ▲ラトビアがソ連から独立(1991) ▲歌手藤山一郎没(1993)▲北京五輪で
ソフトボール女子が金メダル(2008)▲第92回高校野球大会で沖縄興南高校が沖縄県勢初全国優勝(2010)
▲イチロー選手、日米通算4千本安打達成(2013)