平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1662 即位の礼を考える  

2019-10-21 10:26:37 | 日記

今月22日に予定されていた、天皇陛下即位の祝賀パレード、「祝賀御列の儀」を、来月10日に延期された。
台風19号で、広範囲に大きな被害が発生し、被災地の皆さまの酷状を思えば、やむを得ない判断だ。

18日の日経朝刊「即位の礼を考える」で、神奈川大の中島三千男先生の談話が報道されていた。
大いに、考えさせられました。
中島先生は、
今回の「即位の礼」は、平成の儀式を踏襲することになっているが、国民主権の憲法下では、ふさわしくない
のではないか。
天皇制は、戦後大きく変わったのだから、新憲法に沿って儀式を変えて行くべきではないか。
各時代でも、儀式の在り方は変わっていた。
江戸時代までは、中国風の服装で、仏教の秘儀である即位灌頂(そくいかんじょう)など行われていたが、
明治維新以降、それらを無くし、純神道的なものにし、新しく、儀式の伝統が作られた。

<<即位灌頂(そくいかんじょう)とは、古代インドで国王になる時の儀式が元で、仏教の真言密教の儀式に
に取り入れられ、更に皇位継承にも取り入れられた儀式>>
天皇は、戦後、戦前の「神」から「人間」になった。戦前とは違った儀式であるべきではないか。
例えば、国民主権下の即位であるから、即位の「お言葉(宣誓)」を国権の最高機関である国会で行う、こと
など、象徴天皇を決めている憲法に合った形にしたらどうか。

と、おっしゃっています。
以前、秋篠宮様が、天皇家の私的儀式と、象徴天皇としての国家的儀式とを明確にするべき、とのご深慮を
話されたことを思い出しました。
被災地の皆さまの酷状をご心配されている天皇家の皆さまが、憲法の象徴天皇の在り方をご深慮されている。
私達国民も、即位の礼を機会に、国民の象徴としての天皇と、個人としての天皇に思いを巡らし、公務と
プライバシー問題について、心しなければならない、と思いました。

ウォーキング中に出会った花。夕焼けの空も。

10月21日、「今日は何の日カレンダー」より
あかりの日(日本電球工業会など1981)、国際反戦デー
▲マゼラン海峡発見(1520)▲伊能忠敬全国地図の作成開始(1800)▲米総領事ハリス13代将軍家定に謁見(1857)
▲発明王エジソンが日本産の竹を焼いて作った炭素を用いた白熱電球を完成(1879)▲東京専門学校(早稲田大学
の前身)開校式(1882)▲野球の第1回早慶戦開催(1903)▲国家公務員法公布(1947)▲朝永振一郎ノーベル物理
学賞決定(1965)▲新宿駅でベトナム戦争反対を訴える学生等が暴徒化、700人以上が逮捕された「新宿騒乱」
事件(1968)▲銀座でウーマンリブ旗揚げ(1970)▲志賀直哉没(1971)▲巨人・長嶋監督が辞任(1980)
▲鈴木亜久里、日本人初F1で3位 表彰台に(1990)▲北朝鮮、米朝枠組み合意で、核開発放棄することに
合意(1994)▲ソウルの聖水大橋手抜き工事で崩壊、32人死亡(1994)福原愛ブログで引退表明(2018)

平和への希い1661 『有志連合』不参加に拍手

2019-10-20 09:26:21 | 日記

10月18日、菅官房長官は、緊迫化している中東に自衛隊を派遣することについて、『有志連合』に
加わらないとの声明を出した。

トラさんが、「ホルムズ海峡での安全航行確保のために、各国が応分の負担をすべきだと主張し、
『有志連合』を提唱していた。

友好国イランと米国の双方に配慮しなければならない日本、特にトラさんベッタリの安倍政権は、
苦しい立場だったが、イラン・米国双方に配慮した独自外交の道を選んだのである。

日本が、両国に話し合いで解決するように働きかけられる立場で、中東沈静化外交を続けることに
なったこと、久しぶりに、安倍政権の快挙だと、拍手を送りたい。

そもそも、ホルムズ海峡を不穏にしたのは、トラさんが一方的に、イラン核合意からの離脱したこと
からなのだ。火をつけて、『有志連合』を使って、力で火を消そうと、怪しからんガキ大将なのだ。

そして、トラさんは、アメリカファースト・大統領選ファーストのためには、親友晋さんのハシゴを
はずすことなんて、屁の河童。
「トラの威を借る晋」から脱却し、対話に徹して、世界平和に貢献する外交を続けて欲しい。
ウォーキングちゅうに出会った花々と秋の空。

10月20日、「今日は何の日カレンダー」より
皇后誕生日、新聞広告の日(日本新聞協会)、リサイクルの日(日本リサイクルネットワーク会議)
◆土用(雑節の一つ。立冬の前十八日。冬の土用)
▲富士川の合戦で、源頼朝、平家軍に大勝(1180)▲鎌倉幕府が問注所(裁判所)を設置(1184)
▲文永の役(1274)▲二宮尊徳、没。70歳(1856)▲日本初の新聞と言われる海外新聞発行(1864)
▲メートル法条約に加入(1885)▲明治政府、元老院廃止(1890)▲日比谷公会堂開場(1929)
▲「きけ、わだつみのこえ」刊行(1949)▲日生劇場開場(1963)▲吉田茂元首相、没。89歳(1967)
▲北海道愛国駅で幸福行きの乗車券発売が300万枚を突破(1974) ▲初の小選挙区選挙(1996)▲伊調馨、
レスリング五輪4連覇で国民栄誉賞(2016)

平和への希い1660 イジメ、54万件

2019-10-19 10:27:03 | 日記

10月18日の新聞報道で、文部科学省の「イジメ」に関する調査結果が報道されていた。
文科省の問題行動・不登校調査によると、「イジメ」と認定された件数は、
全体では、前年比31.3%増で、約13万件増の54万件。

増加幅は、中学21.5%増、高校19.7%増、小学校34.3%増。
小学校は、特に多く、約11万件増えた。
17年度から、「けんか」や「ふざけ合い」も状況によって「イジメ」とするようになったため、増加
幅を大きくしているらしい。
「命の危険につながった疑い」や「不登校につながった疑い」がある「重大なイジメ」は、前年度を
128件上回る602件。

「重大イジメ」は、小学校が188件、中学校が288件、高校が122件、特別支援学校が4件。
「重大イジメ」を受けた7割が不登校になり、自殺した児童生徒は9人。

最近は、インターネットやSNS(交流サイト)による誹謗・中傷が、高校生で増えているらしい。
神戸では、先生が、同僚の先生をいじめ、大問題になっている。
各種スポーツ団体の指導者や政治家・高級官僚のパワハラ、セクハラ、モラハラなどの問題もイジメ。
イジメの深刻さは、増すばかり。
子は親の背中を見て成長する。
大人達が、変な見本を見せてい過ぎる。まず、大人の世界から、「イジメ」を無くすことなのだが・・・
ウォーキング中に出会った花。

10月19日「今日は何の日カレンダー」より
トークの日(毎月)
▲アメリカ独立戦争終結(1781)▲ナポレオンの仏軍、モスクワを撤退(1812)▲早稲田大学開校(1902)
▲魯迅、没。55歳(1936)▲海軍が神風特攻隊を編成(1944)▲日本共産党が合法化される(1945)
▲駅名表示が左書きに統一(1945)▲土井晩翠、没。81歳(1952)▲日旧ソ連国交回復に関する共同宣言(1956)
▲福井謙一、ノーベル化学賞受賞(1981) ▲ニューヨーク株式大暴落(ブラックマンディ)(1987)

平和への希い1659 貧困の緩和へ貢献

2019-10-18 10:11:59 | 日記

今年のノーベル経済学賞は、貧困の具体的な解決手段を、実験によって効果を確かめ、提唱した、3人の
米大学教授に決まった。
受賞理由は、「世界的な貧困の緩和への貢献」???
3氏は、発展途上国への支援は財源が限られるので、有効な支援手法を実験で見つけ出そうとした。
貧困に直面する生徒たちに、「教科書」か「無料の食事」のどちらを与える方が、学習への効果が大きいか
を条件を揃えて実験、結果、弱い立場の生徒に支援を絞ると、効果が表れた、という。

一橋大の黒崎卓教授によると、
「発展途上国の現場で社会実験を繰り返し、貧困を解消するための最適な政策を導入する基礎を築いた」
とコメントされています。
実験結果と、「貧困を解消するための最適な政策を導入する基礎を築いた」とのつながりは、どうなのか?
と、モヤモヤしていましたが、
「医学で薬の効果を試す厳密な実験手法を、貧困問題に導入した功績」が大きいと言う黒崎教授のコメントで、
貧困生徒への学習効果を上げる支援方法を、地道な実験を積みあげて、見つけ出した、という、「実験手法」
が、貧困の具体的な解決手段の一つになる、ということで、ノーベル経済学賞受賞だった、と理解した。

インドでは、受賞者の皆さんが築いた教育プログラムで、500万人以上が恩恵を受けているとのこと。
貧困が世界から消えれば、戦争は無くなる。
世界の全ての国が、軍備を止め、その費用を「貧困対策」に回したら、貧困解消にどのくらい効果が上がる
のか、経済学者の皆さま、是非ご検討ください。

ウォーキング中に出会った花。

10月18日、「今日は何の日カレンダー」より
統計の日(1973)、冷凍食品の日(日本冷凍食品協会1986)、フラフープ記念日、頭髪の日(毎月)
▲初の全国的政党・自由党結成(1881)▲大隈重信、条約改正実現ならず(1889)▲発明王エジソン没84歳(1931)
▲東条英機内閣成立(1941)▲フラフープ発売、大ブームに(1958)▲旧ソ連、金星4号の軟着陸に成功(1967)
▲ミニの女王、ツィッギー来日(1967)▲アメリカの木星探査機「ガリレオ」発射成功(1989) ▲パキスタン
元首相遊説中に自爆テロによる暗殺未遂(2007)

平和への希い1658 ハロウィン 

2019-10-17 11:33:55 | 日記

傾聴ボランティアで訪問した施設で、ハロウィンのかぼちゃお面を、皆さんで作っていました。
スタッフが、季節ごとに、施設利用者の皆さんが、参加できるイベントを考えてのこと。
「あら、こんなところでもハロウィンだ」と、折り紙で一生懸命お面を作っている皆さんの笑顔が
輝いていました。

毎年、10月末は、ハロウィンで、渋谷の交差点は、いろいろな仮装の人々で賑わう。
15日の日経夕刊「明日への話題」で、芸術文明史家の鶴岡真弓さんがハロウィンについて解説して
下さっていました。
ハロウィン(万聖節)は、古代ヨーロッパ「ケルト文化」の「万霊節」に由来しているとのこと。
なぜ10月末なのか。

「北ヨーロッパの冬は厳しく、10月末頃は、木枯らしが吹き始め、家畜や作物が育たない「冬=死」
の季節が始まる時期。古代中世では、来年5月の太陽の復活まで無事に生きられるかどうかという厳しい
状況だった。
だから、人々は、太陽の復活まで、生き延びるために、祖先の霊を敬い、祖先の霊とともに行きぬこう
という、厳かな「供養の夜」であり、全てが生まれ変わる「新年への大晦日」として、身も心も清め、
祖先を思い、供養のための「魂のケーキ」を焼いて祈った。静かで厳かな夜だった」とのこと。

クリスマス同様、ハロウィンもお祭り騒ぎにしてしまったのは、
「生きている人間だけが、地球の主人公だ、と、思い込んでいる現代人」が、祖先の霊を敬うというより
「今」を楽しむ気持ちが強くなったから?
あまりはしゃ過ぎないようにしないと祖先の霊に叱られそう
ハロウィンは、日本のお盆と同じで、祖先の霊が戻ってくると信じられているとのこと
ウォーキング中に出会った花。

10月17日、「今日は何の日カレンダー」より
貯蓄の日(貯蓄増強中央委員会)
▲「吾妻鏡」完成(1775)▲ショパン没(1849)▲学習院開設(1877)▲横浜で水道(1887)▲スエズ戦争勃発(1951)
▲「ラストエンペラー」愛新覚羅溥儀死去61歳(1967)▲川端康成ノーベル文学賞受賞(1968) ▲アラブ石油国
機構が原油生産削減を決定、第一次オイルショックの発端(1973)▲サンフランシスコで大地震(1989)
▲ハロウィンで訪問した米国留学中の留学生が、射殺される(1992)▲栃木5億円強奪事件(2004)▲ロッテ
マリーンズ31年振りリーグ優勝(2005)