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多津美旅館
写真は、玄関。
江戸時代、街道沿いの橋本は遊郭街として非常に栄えました。
戊辰戦争で一旦焼失しますが、明治中期から昭和の戦前まで遊郭は再び繁盛しました。
戦後の売春防止法制定以降は衰退し、旅館業に転向して今も建物が残っているのが多津美旅館(たつみりょかん)です。
アクセス
京阪電車の橋本駅で下車します。
出町柳方面の改札を出て、前の道を右手に進みます。
すぐ角に矢尾力という定食屋があるので、その角を左折します。
約80mでT字路に突き当るので、そこを右へ。
曲がってすぐ、約15mの左手に多津美旅館があります。
通常は旅館として営業されているいます。
当日お客さんがいるか判明する直前(2日ほど前)にTELして、都合が合えば内部を見学させて下さいます。
玄関を入ると、足元には泰山タイルが敷き詰められられ、正面には男女が踊っているステンドグラス、右手には泰山タイルとステンドグラスで出来たアーチ型の扉があります。
このアーチ型の扉をくぐって、奥のダンスホールに入ったそうです。
玄関から上がり、右手へ。
2階への階段があり、その脇の廊下を進んで奥の食堂へ。
廊下の床の赤いカーペットと、側壁の緑色の対比が非常に当時の雰囲気を伝えてくれます。
奥の食堂が当時のダンスホール。
窓には女性を描いたステンドグラスや、照明も当時のものですね。
このダンスホールで女性を選んで2階に連れ込むといった方式だったそうです。
階段から2階へ。
2階は純和風で、狭い廊下の左右に細かな小部屋が10部屋以上あります。
各部屋にはそれぞれに異なった仕様の床の間がありました。
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