私のPC自作部屋

これまで作ったPCの苦労や失敗談、今取り組んでいるアイテム等を綴っていく予定です。

30数年前に購入した自転車(今どきのロードレーサー?)の復元/フロントハブ

2016-05-28 01:37:53 | 自転車整備
ハブに刻印されたシマノの型番です。「VIA EF」と読めますが、シマノのホームページにはこの型番は見当たりません。





分解は簡単、必要な工具は13ミリの薄型レンチと、モンキーレンチだけです。 
13ミリの薄型レンチは、自転車屋さんでも売っていると思いますが、これは以前デスクチェアを購入したときに、組立用の専用工具として付属してきたものです。




ロックナットを外すと、かなり錆が見えます。





この下にある、2枚のワッシャーとインナーレースナット(自転車用語では、玉押しナット、と呼ぶようです)を外すと、シャフトが抜けます。


但し、キャリヤのないベアリングなので、球がバラバラと落下するので、新聞紙の上で球が飛び散らないように、静かにシャフトを抜きます。





真っ黒です。。。

球は全部で 20ケ ありました。 片側10ケづつです。




各パーツの汚れがかなりひどいので、今回は市販の CRC パーツクリーナーを使いました。





球は容器にいれ、クリーナー液に浸し、密閉状態で1時間ほど置きました。





錆び、ひどい傷なども見当たらず、使えそうです。


その他のパーツもクリーナで洗浄し、頑固な錆び、汚れは不織布で磨きました。




特にハブ本体の汚れがひどく、磨くのにかなりの時間がかかりました。

<Before>




<After>






全てのパーツのクリーニングが完了、シャフト・インナーレースナット等、心配していた大きな傷や破損などもなく、そのまま使えそうです。





早速、組立開始。

組立てに当たり、グリスにはCRC のモリブデングリスを使ってみました。




グリスを容器に取り出し、球にまぶしたものを、ハブ本体に取り付けます。(中央に穴があるので、何度か球を落としてしまいました。)






片側から、インナーレースナットをシャフトに組み付けた状態でこれらの球の中央に差し込みます。




反対側は、シャフトが挿入されているので球の落下もなく、取付は簡単でした。



最後に、インナーレースナットをガタがなくなるまで締め込み、ロックナットを締め付けて完了。。。

最初、ロックナットを締め付けると、インナーレースナットも若干軸方向に押されるようで、プリロードが過大となり、ゴリゴリしてしまいました。

何度かやり直すことで、ガタもなく、ゴリゴリもしない状態で締め付けできました。



今回の懸念は、グリスにモリブデングリスを使ったことです。粘度が低いので、外に漏れ出てしまうかもしれません。

実際に使ってみて、様子を見ていきたいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オンボードグラフィックをグ... | トップ | Windows10 Insider Preview 1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自転車整備」カテゴリの最新記事