PENTIUM DUAL-CORE E2180 のクロックアップ（その２）

簡単に設定の手順を説明します。（実際は試行錯誤でやりましたが、結果を整理しました）
以下のＢＩＯＳ画面で、




①・[System Memory Multiplier (SPD)] を　「ＡＵＴＯ」にします。
　　注記）写真の画面でAUTOではなく、ＳＰＤを[3.33]に固定してます。
　この設定では[CPU Host Frequency(MHz)]の値に比例してメモリのクロックがアップしていきます。

　・[System Voltage Control]を「Ｍａｎｕａｌ」にします。Manualにしておけば、電圧は固定されます。

②　①の設定では、メモリクロックが上がり過ぎ、すぐにクラッシュします。
　　今回購入したメモリがノーブランドでかなり格安だったのでクロック耐性が低いのかも知れません。
　　※９００MHzでアウトでした。
　　更にクロックアップを続けるため、メモリクロックを下げます。具体的には
　　[System Memory Multiplier (SPD)] を　「３．３３」に設定します。

　　ちょうど上記写真がその状態で、FSBが250MHzでメモリクロックが 833MHzと下がっていることが分かります。

③　②の設定でもメモリクロックが850MHzを超えた辺りから怪しくなってきます。
　　その場合は更に[System Memory Multiplier (SPD)] を　「２．６６」に設定します。

　結果は以下の通りです。


＜考察＞
　最高値は、SPD=3.33　FSB=256MHz（CPU:2.3GHｚ）
　クロック倍率＝1.28（２８％）に対し、Superπのアップ率＝1.40（3355万桁）という結果です。
　CPUのクロックだけに着目すれば、
　SPD=2.66、FSB=275MHｚ（CPU:2.47GHｚ）クロック倍率＝1.375が最高ですが、Superπの値は劣ります。

　これまで我が家の最高値は、Core2Duo E6300で
　クロック倍率＝1.47（４７％）に対し、Superπのアップ率＝1.40(3355万桁）というこで、ほぼ同じレベル。
　非常に優れたクロックアップ結果となりました。
　絶対値でもCore2Duo E6300をFSB300MHzにクロックアップ（１２％）した時以上の性能と言えます。