3/17(月)0℃
今朝の湯来、放射冷却で久しぶりに0℃まで気温が下がっていました。
おはようございます。昨日、湯来冠山(1004m)へ登ってきました。湯来に数ある山で、私にとっては一番苦手な山、一人なら絶対に行かないであろうこの山へ久しぶりに行ってきました。
今回の登山、総勢44名の参加の元に実施したわけなんですが、もし一人だったら、途中で挫折していたかもしれないと一夜明けて筋肉痛を感じるたびに思う次第です。
なぜ、この山が嫌いかと言うと、まず、杉山を歩く区間が長く山頂に近づくまでは眺望が望めないこと。登山時間が長いこと、他の登山者と出会う確率よりも、猿や熊に遭遇する確率のほうが高いこと、そして、山頂からの眺めが樹木の葉っぱでさえぎられ眺望が利かないこと・・・・・・等など。しかも、以前に別ルートからチャレンジして隣の山に登ってしまったり、熊と遭遇したりというエピソードのある山で、”行こうか”と誘われても二の足を踏んでしまう、そんな気持ちから開放されない「苦手な山」のNO1の山なんです。
でも、今回は大勢の参加があり、半分イヤイヤで登山開始ということになったんですが、いきなり野生の猿の一群に遭遇。畑が網で囲ってあるにも係わらず、民家の近くであるにも係わらず、美味しそうに大根をかじってました。

山頂付近には残雪があり、熊の足跡も残ってました。まだ、足裏の形がしっかりと見て取れるし、近くの枯れた樹の幹には明らかに熊が登った後やヒノキの幹に爪とぎした痕がクッキリ。

参加者の皆さんに、こうしたことを伝えながら自分の気力に変えて山頂を目指した次第です。
せめてもの救いは、山頂が広葉樹林ですべての葉っぱが落ちていたことから、快晴にも恵まれ、西中国山地の眺望が素晴らしかったこと。吉和のスキー場や安芸太田町方面の山はまだ真っ白。風もなく、黄砂などで霞むこともなく、登った方でないとこの満足感・達成感は理解していただけないんじゃないかと感じました。気持ちよく登って降りてこられたので、当日の写真をアップしておきたいと思います。
もし、ご要望があっても再登山は少し先延ばしにさせていただきたいと思いますので、ご了承ください。
喉元過ぎれば何とやら、この痛みが消えれば「また登ろうか」と言う気持ちになるまで、しばらくは時間がかかりそうです。
今日は明らかに筋肉痛、足の裏がズキンズキンしています。今日は、そっとしていて欲しい、そんな朝になっています。
登山途中にあった花は「オウレン(黄連)キンポウゲ科」でした。
学名:Coptis japonica
花期:春
北海道,本州,四国の山地の樹林の下に生える多年草です。根茎を苦味健胃整腸,消炎,精神不安に用いられるようです。漢方で「三黄丸」とも言われています。
白い小さな花びらのように見えるのは本当は萼で,白い細い線状のものが「花」とのことでした。
もう一つの赤い実をつけていた植物は解りませんでした。参加者の方でお解かりの方がありましたらお教えいただければと思います。よろしくお願いします。