3/28(金)4℃


広島市内の桜は蕾が膨らみ始め、気の早いグループは週末にはお花見に出かけそうな、来週あたりが見頃なんでしょうが、湯来はまだまだこれから。4月第2週の土日に開催される予定の「第21回湯の山温泉桜まつり」でしだれ桜が満開になることを今から願っておきたいと思います。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」って諺(ことわざ)をご存知ですか。
知ってますよね、一般常識ですものね。でも、知らないという方のために、ちょっとだけ説明しておきたいと思います。
一説には、桜は切り口から腐りやすいので剪定(せんてい=枝切り)は避ける。梅は切り口の回復が早いので、かなり太い枝を切っても大丈夫、樹形を作るためには剪定が欠かせないことを言っているようです。
剪定とはそもそも、人間から見て都合良く、樹木の枝を切り払い、見栄えを良くするための物です。ですから、梅の木は剪定し見栄えを良くするのが容易ですが、桜の木は逆に剪定をすることで切り口が腐りやすく見栄えが悪くなってしまいます。
花見の季節、酔っぱらって桜の枝を折ってしまうと、折ったところが腐って、美しい外観を損ねてしまうので最もやってはいけない行為の一つなんです。
では、桜の剪定をしないようがいいのかと言うと、長期間管理をしないでいると「徒長枝」が生まれやすいので適宜剪定しないと樹形が乱れてしまいます。
桜が最も罹る「テングス病」は枝の込み合った所に発生しやすいですしカイガラムシも同様に風通しの悪い所に発生しやすいので剪定をし、風通しを良くしてあげる必要があります。この諺は、「素人が迂闊に桜を剪定していけないと戒める言葉」なんでしょう。「何人たりとも切ってはならぬ」という意味では無いようです。むしろ剪定をせずにほったらかすと病気が蔓延したりする原因のようです。自宅近くの桜の樹は大丈夫ですか。(?)
ちゃんとした知識でちゃんと剪定を!
ネットで調べた結果、剪定すべき枝のことがありましたので、お役に立てば幸いです。
○剪定すべき枝
枯れ枝・からみ枝(交差枝)・ふところ枝(こみ枝)・胴ぶきなど
※造園的呼び名
○テングス病は、枝がこみあった部分によく罹病することが知られています。また、風通
しの悪い部分(徒長枝)には、カイガラムシなどの虫害も発生することから、
他の病気も発生し、結果、枯れ枝が発生します。徒長枝は、早めに切除し、次世代の若い
枝を育てることが肝心です。
○剪定後の切り口の処理
ペースト状の殺菌剤を塗布するほか、殺菌剤だけでは数ヶ月すると効果がなくなるので、
木工ボンドなどを切り口に塗布すると効果的です。直径3センチ未満の枝だと、健康な桜
の場合は数年で切り口が塞がります。
また、切り口をビニールテープなどで覆うと、切り口の塞がるのが早くなります。
(※この処理を怠ると枝枯れの原因になるので要注意。)
こみ枝を長年放置すると、お互いの枝が殺しあいます。はさまった枝は枯損しています。
こうなるまえに剪定が必要です。
○テングス病の切り方
テングス病は、山間部などの霧が発生するところに多く発生します。テングス病は罹病部
の基が瘤状に膨らんでいるので、その直下から切り落としてください。それ以外の部位の切
除は効果が出ません。切除後、殺菌剤を塗布してください。
テングス病が発生した枝、これらを見たらすぐ除去です。
桜は、手をかけてあげればあげるほど成長します。施肥、適度の薬剤散布、そしておそれない剪定で桜の管理を心がけましょう。毎年美しい花を咲かせてくれることでしょう。人間も、可愛い子供や人間関係に適度な配慮するって事は、植物も人間も同じことなんでしょうね。でも、肥やしも欲しいです。


湯来温泉では、30日(日)に、桜の気の選定作業をされるように聞いています。無事作業終了されることを願ってやみません。



広島市内の桜は蕾が膨らみ始め、気の早いグループは週末にはお花見に出かけそうな、来週あたりが見頃なんでしょうが、湯来はまだまだこれから。4月第2週の土日に開催される予定の「第21回湯の山温泉桜まつり」でしだれ桜が満開になることを今から願っておきたいと思います。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」って諺(ことわざ)をご存知ですか。
知ってますよね、一般常識ですものね。でも、知らないという方のために、ちょっとだけ説明しておきたいと思います。
一説には、桜は切り口から腐りやすいので剪定(せんてい=枝切り)は避ける。梅は切り口の回復が早いので、かなり太い枝を切っても大丈夫、樹形を作るためには剪定が欠かせないことを言っているようです。
剪定とはそもそも、人間から見て都合良く、樹木の枝を切り払い、見栄えを良くするための物です。ですから、梅の木は剪定し見栄えを良くするのが容易ですが、桜の木は逆に剪定をすることで切り口が腐りやすく見栄えが悪くなってしまいます。
花見の季節、酔っぱらって桜の枝を折ってしまうと、折ったところが腐って、美しい外観を損ねてしまうので最もやってはいけない行為の一つなんです。
では、桜の剪定をしないようがいいのかと言うと、長期間管理をしないでいると「徒長枝」が生まれやすいので適宜剪定しないと樹形が乱れてしまいます。
桜が最も罹る「テングス病」は枝の込み合った所に発生しやすいですしカイガラムシも同様に風通しの悪い所に発生しやすいので剪定をし、風通しを良くしてあげる必要があります。この諺は、「素人が迂闊に桜を剪定していけないと戒める言葉」なんでしょう。「何人たりとも切ってはならぬ」という意味では無いようです。むしろ剪定をせずにほったらかすと病気が蔓延したりする原因のようです。自宅近くの桜の樹は大丈夫ですか。(?)
ちゃんとした知識でちゃんと剪定を!
ネットで調べた結果、剪定すべき枝のことがありましたので、お役に立てば幸いです。
○剪定すべき枝
枯れ枝・からみ枝(交差枝)・ふところ枝(こみ枝)・胴ぶきなど
※造園的呼び名
○テングス病は、枝がこみあった部分によく罹病することが知られています。また、風通
しの悪い部分(徒長枝)には、カイガラムシなどの虫害も発生することから、
他の病気も発生し、結果、枯れ枝が発生します。徒長枝は、早めに切除し、次世代の若い
枝を育てることが肝心です。
○剪定後の切り口の処理
ペースト状の殺菌剤を塗布するほか、殺菌剤だけでは数ヶ月すると効果がなくなるので、
木工ボンドなどを切り口に塗布すると効果的です。直径3センチ未満の枝だと、健康な桜
の場合は数年で切り口が塞がります。
また、切り口をビニールテープなどで覆うと、切り口の塞がるのが早くなります。
(※この処理を怠ると枝枯れの原因になるので要注意。)
こみ枝を長年放置すると、お互いの枝が殺しあいます。はさまった枝は枯損しています。
こうなるまえに剪定が必要です。
○テングス病の切り方
テングス病は、山間部などの霧が発生するところに多く発生します。テングス病は罹病部
の基が瘤状に膨らんでいるので、その直下から切り落としてください。それ以外の部位の切
除は効果が出ません。切除後、殺菌剤を塗布してください。
テングス病が発生した枝、これらを見たらすぐ除去です。
桜は、手をかけてあげればあげるほど成長します。施肥、適度の薬剤散布、そしておそれない剪定で桜の管理を心がけましょう。毎年美しい花を咲かせてくれることでしょう。人間も、可愛い子供や人間関係に適度な配慮するって事は、植物も人間も同じことなんでしょうね。でも、肥やしも欲しいです。



湯来温泉では、30日(日)に、桜の気の選定作業をされるように聞いています。無事作業終了されることを願ってやみません。
