三流読書人

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ドングリ小屋住人 

18歳で選挙権を

2005年12月02日 08時08分12秒 | 教育 

18歳で選挙権を
高校生や中学生の皆さんは、最近の日本の政治についてどう考えておられるのだろうか。
大阪市長選、西村真吾衆院議員の事件、先の総選挙などマスコミやネット上を賑わしています。
ずいぶんとひどい状況もあります。
まだ選挙権をもっていない若い人たちはどう見ているのでしょう。
日本の公職選挙法は、日本国民で年齢満二十年以上の者は選挙権を有する、としています。
しかし、これは大変な時代遅れの規定であって、国際的に見ればきわめて稀な例です。
ほとんどの国は、満十八歳になれば、選挙権を持つ。
G8サミットに参加するいわゆる「先進諸国」は日本をのぞきすべて「十八歳以上」です。
世界全体でも、179カ国のうち149カ国が「18歳選挙権」です
いままで日本の政権党たる自民党の、18歳選挙権を認めない理由は、「政治的未成熟」ということのようです。
が、基本的には「野党を利する」ことになるというのが本音です。党利党略です。
9月の総選挙では、自民党をのぞく民主、公明、共産、社民各党が政権公約に「18歳選挙権」を掲げています。
いまの若者は、将来、国と地方合わせると約770兆円の借金、世代間格差が問題となる公的年金制度など、大きなツケを背負い込んで生きていくことになるのです。
もちろん、働いて税金を払っている人もたくさんいます。
もういい加減に、よその国並みに、早く政治に参加できるようにすべきです。己の利権や目先の利害得失ばかり考える大人より高い識見を持っていると思うのですが。

民間で未成年の模擬選挙にとりくむNPO「Rights]が詳しい資料を公表しています。

http://www.rights.or.jp/html/documents/age.html