これは『しんぶん赤旗』12月16日付の一面に載った写真と記事です。
すごいと思いませんか。
写真は、スキャナで取り込んだのですが、新聞のシワまででてしまいました。
加工をするのは失礼だと思ってそのままです。
牛海綿状脳症の発生以来輸入禁止にしてきたアメリカ・カナダ産の牛肉の輸入の再開を厚生労働省と、農水省はアメリカなどに通知した。明らかにアメリカの圧力に屈したということは国民はみんな知っている。ある調査によれば輸入再開反対は61.1%、賛成は38.4%。反対理由の70%が「アメリカの政治的圧力によって決めたこと」。
輸入再開の条件は、危険部位を除去していること、生後20ヶ月齢以下であることだという。
危険部位の除去と言っても専門家の間ではその正当性は証明されていない。また、アメリカは日本と違い、どの牛が何時生まれたかという調査はしておらず、目で検査するだけで、どの牛が20ヶ月以下かどうかは定かではないのだそうだ。危険部位はいまだに肉骨粉として飼料にしている。
スーパーなど生肉の小売りの店頭では生鮮肉の原産地表示が義務づけられ、罰則規定もあるが、調理済みのハンバーグなどは対象外、外食産業には表示義務は全くない。
この国の政府は国民の命を守ろうという気がない。そのくせ、憲法を改悪して愛国心という言葉を入れたいなどといいだす。
日本人を馬鹿にしているのだ。国民を馬鹿にしているのである。
私は絶対食わない。少しは値段が高くとも国産のものを食べる。たまに食えればいい。
日本の農家のつくった、日本の漁師がとった食材を食べたい。第一次産業を捨てて、日本の国が成り立つものか。
18歳で選挙権を
高校生や中学生の皆さんは、最近の日本の政治についてどう考えておられるのだろうか。
大阪市長選、西村真吾衆院議員の事件、先の総選挙などマスコミやネット上を賑わしています。
ずいぶんとひどい状況もあります。
まだ選挙権をもっていない若い人たちはどう見ているのでしょう。
日本の公職選挙法は、日本国民で年齢満二十年以上の者は選挙権を有する、としています。
しかし、これは大変な時代遅れの規定であって、国際的に見ればきわめて稀な例です。
ほとんどの国は、満十八歳になれば、選挙権を持つ。
G8サミットに参加するいわゆる「先進諸国」は日本をのぞきすべて「十八歳以上」です。
世界全体でも、179カ国のうち149カ国が「18歳選挙権」です
いままで日本の政権党たる自民党の、18歳選挙権を認めない理由は、「政治的未成熟」ということのようです。
が、基本的には「野党を利する」ことになるというのが本音です。党利党略です。
9月の総選挙では、自民党をのぞく民主、公明、共産、社民各党が政権公約に「18歳選挙権」を掲げています。
いまの若者は、将来、国と地方合わせると約770兆円の借金、世代間格差が問題となる公的年金制度など、大きなツケを背負い込んで生きていくことになるのです。
もちろん、働いて税金を払っている人もたくさんいます。
もういい加減に、よその国並みに、早く政治に参加できるようにすべきです。己の利権や目先の利害得失ばかり考える大人より高い識見を持っていると思うのですが。
民間で未成年の模擬選挙にとりくむNPO「Rights]が詳しい資料を公表しています。